二つ名
2時間後。
俺はレベルが50になりスキルが物理攻撃上昇と物理防御上昇が統合され物理上昇に魔法も法も同じく統合され魔法上昇に鷹の目は発見と統合され慧眼に。剣を大剣に短剣を双剣にしてそれを統合させ双大剣に。無胴繰り返し最終的には
双大剣・双剣・大剣・回避・物理上昇・豪力・魔法上昇・慧眼・付加術・回復と控えに幾つかのスキルがある。
「にしても早いな。ただの寄生じゃあこんな速く育たないから充分だろ。後はアーツの練習か?」
「それは良い。俺はアーツがあんまり得意ではないからな。双剣と砲撃戦どちらも出来るようにしたし後はスキルの精製だろ。」
「でもさっき道場破り君双大剣で終わらせたよね。あれ普通は三回は蘇生する必要があるし推称レベルを大幅に下回った上に単一装備では切りねけれないはずだから。十二分に規格外だよ。それとコレ。」
そう言いトーレド機能で幾つかの武器を送って来る。
光闇の双剣
光と闇の力が宿る一対の大剣
疾風の紺碧
風と水の精霊が宿りし剣
土の焔とのセットで更なる力を発揮する
土の焔
土と火の精霊が宿りし剣
紺碧の疾風とのセットで更なる力を発揮する
支援者の双剣
支援魔法に特化した双剣
などなど一部ネタ枠だろうが俺にとっては必要なモノばかりだ。
特に最後のは。一応ステータスを変化させる事が出来る支援魔法も手の内の一つであるので有難い。又双剣は最後の切り札扱いで予選は
槍・棒・長槍・長棒・回避・物理上昇・豪力・慧眼・付加術・回復
で行くつもりだ。またこの大会はスキル構成は3個登録が必須である。後ひとつは使わない可能性が高い。
で槍も貸して貰えた。こちらは面倒なので割愛する。そもそも残り一週間では当日開催のバトルロイヤル以外での決勝トーナメント出場は出来ないからね。
「砲撃戦はどう攻略するんだ?」
「このゲームにはプレイヤーメイド魔法があるだろ。あれで大量に造っておいた。」
勿論それらは異世界の魔法である。プレイヤーメイド魔法はスキルの枠にセットする必要が無い。そして全て自身の魔力を使う訳ではなく周囲に呼び掛けて発動するタイプなので魔力を上昇させる必要はない。便利。
「では俺はこれから一週間はちょっとした用事があるからログイン出来ないのである程度のアイテムを送っておくよ。」
武器や装備・消耗品が送られてきた。
「有難いが良いのか?俺は助かるが。」
「人の厚意は素直に受け取れ。それに君は面白い。磨かれる前の原石のようなものだ。削り方次第では無限の可能性を持つ稀有な存在だからな。」
(用心深くなるのはテンスの件以来だし、あの中では最年長だったからな。)
「それは有難い表現だな。でも何故にそこまで俺を評価する?」
「それは上の判断なんだよ。あの三人はβからで高校もあるからあんまり攻略は進んでいなかったけど三人とも二つ名持ちだから。」
二つ名とはプレイヤースタイルが上手い者やある種の活躍をした人がプレイあー間で囁かれる異名の事。そう言えばミィーナは混沌の聖女、ティアは基本魔法最強別名エレメントマスター。となるとアイは槍の巫女か薙刀の巫女かな?
「ちなみにミィーナとティアは知っているだろうけどアイは槍巫女だから。」
「微妙に外れた。」
「まぁ薙刀の巫女などいろいろあるけど。」
「そうですか。・・・あれ俺寄生したと間違われている?」
寄生とは高レベルのプレイヤーが低レベルのプレイヤーを引き連れてレべリングをする行為であまり褒められて行為ではない。何故なら純粋にプレイヤースキルが育たないなどいろいろあるからだ。ただ俺の場合は異世界での戦闘経験があり立ち回り方は分かるしスキルなしでも十二分にダメージを与えられる。(間違えなく雑魚相手ではオーバーキル。第二のボス ホォレルトオキーパ (木の守り妖精)戦では俺一人だが3分たらずで終わった。って何処の光の戦士だよ)
「そうだね。実際君を引き込む理由として他のプレイヤーからそんな事が上がった事もあるらしい。」
それ多分一番の理由だろ
「でも蓋を開けるととんでもない逸材であったから唾をつけておこうって。女の人が好みやすいスタイルだから。」
「別に唾ならあの三人が居るだけでつけているもんだろ。」
「はは~辛辣だね。おっとそろそろ時間が危ないから落ちるね。次は君のクラウン入会歓迎の時かな。」
「あぁ負けるつもりはない。」
「健闘を祈る」
「在り難き幸せ。」
と馬鹿なやり取りを済ませてエドがログアウトする。俺はその後その町の周辺で適当にモンスターを狩りまくりレべリングやスキル構成を念入りにした。




