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魔王様の溜息  作者: 黒筆猫
第3章 人間返還計画
12/26

 人間達の事も、後は魔晶石の一部を現金にしてから渡せば終ります。


 あっ、換金するのは、何人かが、現金で欲しがったからです。人間達の世界では、銅貨、銀貨、金貨、水晶貨と言うのがあって、銅貨100枚で銀貨、銀貨100枚で金貨、金貨100枚で水晶貨になるそうです。そして、ちょっといい宿屋の1人部屋の朝と夜の食事付きで銀貨1枚くらいだそうで、まあ月に銀貨40枚で1人が生活するのに苦労しないそうです。


 つまり魔晶石は大体で、銀貨40枚くらいの価値があるそうで、そんな価値の有る物を沢山持っていたら盗賊に襲われそうで怖いと言うことらしいです。


 現金だって襲われるのは一緒じゃないと思ったんですが、魔晶石と言うのは特殊な探知魔法で探すことが出来るそうで、20個も持っていたら危ないんだそうです。


 なので、不審に思われない程度の数を、あちこちで換金して回っている所です。


 魔晶石のままでいい人には、20個を、現金がいい人には金貨5枚と銀貨200枚を渡すことになりました。魔晶石は1個で銀貨40枚くらいなので、現金の人の方がちょっと少なくなるけど、換金の手間と思ってもらいます。


 あと、少数の男の人と結構な数の子供と女の人は、普通に生活できるなら帰りたくないと言い出しました。合計で50人くらいです。


 男の人は、1人でも戻って生活できるけど、やっぱり女子供と言うのは、一人で生きていくのが大変だそうで、特に女の人は誘拐されて帰っても、純潔じゃないと言われて結婚も難しくなるそうです。


 そこで考えました、人間なら魔族より料理が上手いんじゃないかと!!


 試しに料理が上手いと言う人達に、作ってもらった物を試食しました。素朴な家庭料理ばかりでしたが、今までとは比べ物になりません!!


 おいしかったぁ~~


 とはいっても50人も料理人は要りません。残りの人達をどうするかです。どんな事が出来るのかを聞いてみました。


 殆どの人は、農村出身でした。やっぱり田舎と言うのはどこの世界でも閉鎖的なんですね。


 とにかく農家出身者が多いということです。さすがに何もさせないと言うのはいけません。働かざるもの食うべからずです。どうしますか、う~ん・・・


 農村出身・・・


 つまりは農民・・・


 農民と言えば、田畑・・・




 あっ!


 そうです、そのまま農業をしてもらえばいいんじゃないですか!


 そうすれば美味しい食べ物が沢山食べられます。いいですねいいですね、んっふっふっ


 そうです、牛みたいな動物がいれば、牛乳が取れて、生クリームやバターだって手に入るかもしれません!


 そうすれば、美味しいお菓子だって食べられるかもしれません!


 夢が膨らみますね。


 そう言えばこの世界には、砂糖ってあるのかな?


 時間は掛かるかも知れないけど、どうせ私は長生きするんです。じっくりのんびりと食の充実に励みますよ。








 ちなみに、エダさんの時みたいな事があと2回ありました。


 幼女あいてに、あれやこれな話はしないで欲しいです。


「はぁ」

少し長くなってしまいました。次章は1週間以内を目処に投稿したいと思います。


指摘がありましたので、誤字修正をしました。

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