第8話。いざ!冒険者ギルドへ!。
お金♪お菓子♪お金♪可愛い服♪。
先に泊まる事を考えような…。
お金♪新しい武器♪お金♪新しい防具♪。
おぃー!。俺を見捨てるのかー!。
だって…良い性能のがいいもん…。
畜生…!。何も…言えねぇぇぇ!。
エルルとヨロちゃんは冒険者ギルドへと向かう事になりました。今宵はどんな物語が待ち受けるのか。
エルルは冒険者ギルドへと向かっていた。
エルル、この街の人口はどのくらいだ?。
「んーとにかく沢山!」
まぁ、そうなるよなぁー。お城はあるのか?。
「お城?あるよ〜でも中央都市のがデカいって聞いたよ!」
中央都市か。そうなると、ここは中央都市ではないって事か…。中央って言うぐらいだからな。
各国の都市はその東、西、南、北に分かれてる可能が高いな。
エルルは魔法は使えるのか?。
「つ、使えるヨ…本気を出せば…!」
おぃ、目が泳いでるぞ…こりゃー。使えないな…。
ん?。待てよ。何故だ…エルルの目が泳いでるって分かった…。
感覚か…?。いや、俺には感覚は無いはず…。
「ねぇ?独り言が増えてるよ…?」
エルル…お前も「同胞」だからな…。周りの人たちから見ればな…。
とにかくだっ!冒険者ギルドへと向かうぞ!。エルル。
「冒険者ギルドへ…ゴ――!」
エルル、住人とは話して、この街の名前を聞いたか?。
「んー街の名前は〜確か!ルーキー街だよ!」
よし、分かった、もうツッコミ入れないからな?。
「ツーコーミ?よく分からないけど、分かった!」
待て、エルル!あの石版は街の石版ではないのか?。
「そうだよ?もう見飽きたから〜先に進むね」
マテマテ!。見てみたい!。寄ってくれ。
「えー面倒くさいなぁ、今日だけだよ」
石版にはこう書かれていた。
『この街は『ルーキー街』。始めて冒険者が冒険へと駆け出せるように偉大な賢者が創立なされた遥か北にある街である。創立時の人口はわずか500人程度である。こうしてルーキー街は誕生したのである』
賢者が居るのか…。少し興味深いな。
「そろそろ、行こうよ〜冒険者ギルドに」
あぁ、そうだな、行こう、冒険者ギルドへ。
エルルは道中、美味しそうな匂いで釣られて市場へと向かうが。銀貨が無い事に現実に戻る。
「そうだ…この…鎧を売れば…」
よせー!。タダっで貰った物を売るな!!。
寄り道をしながら、そしてエルルは冒険者ギルドの建物前へと到着した。中へとはいる。
冒険者ギルド。建物は立派な建物である。城の建物はすべて鉄製であり。鉄骨構造が使われていた。
エルルは受け付けへと向かう。周りの冒険者たちは。エルルを見て笑う者もいた。
冒険者ギルドか…エルルのが一番若そうだな、同じ歳はいないか…。
「失礼しますっ!冒険者ギルドのカニュウきました!」
受付娘は微笑みながらエルルを見つめていた。
初めまして、小さな冒険者さん。お歳はいくつかしら?。
「えーっと…15歳です!」
んー。本当かしら?。嘘を言うっと加入が出来なくなるわよ?。
「10歳です…」
10歳ですか…少し説明させてもらうわね。
冒険者ギルドの加入には条件があるのよ。
先にランクの事を説明させてもらうわね。
ランクにはGランク、Fランク、Eランク、Dランク、Cランク、Bランク、Aランクがあるの。
そして、その上が特級Sランクがあるの。これは勇者パーティーかしら。
冒険者ギルドに必要なのはFランクなんだけど…歳が決められてるの…。15歳で受けられるわ。
そうなるのか、よし、エルル、こう伝えてみろ。
『腕をみせたら認められるのか?』とな。
「わかった!腕を見せる…フン!」
おぃ…エルル…本当に腕を見せて…どうする…。
そう言う意味じゃねえょ!。魔物を倒すって意味な!。
「あっ…!えっとね…魔物を倒して腕を見せる!」
そ、そうねぇ、その事例もあるわね、でも倒せる自信あるの?。
「ある…私一人じゃないから大丈夫…!」
そうねぇ…。うん、分かりました、ではゴブリン20体を倒してきてください。それなら認めます。
ゴブリンか…。初心冒険者の定番だな!。
「頑張る…!あの武器を貸してください!」
分かりました、ここに貸し出しされる方の名前を書いてください。
「字書けない…書いて」
は、はい…分かりました…。お名前は?。
「エルル、私の名前はエルルですっ!」
エルルさん…っと、はい!大丈夫ですよ、この剣をお使いください。
受付娘はエルルに剣を渡した!。エルルは剣を手に入れた!。
では、ご武運をお祈り致してます。エルル様。
「うむ…!行ってくる…!」
受付娘は「クスッ」と笑う。手を振る。
エルル。俺が護ってやるよ!。
こうしてエルルは初めての「ゴブリン」退治へと向かうのでした。
次へ続くヨロイ。