第7話。インテリジェンスって何〜?。
私が主!。主の命令は絶対!。反抗したら鍛冶屋に持って行って…。えっと…あれに投げ込むから…!。
おぃ…お前…店長より…怖いぞ…。
今?何か、言った?。鍛冶屋に行こうかな…。
あ…はいっ!。スミマセン!。
こうして俺はエルフの少女に飼われ…。飼われ?。
俺…鎧だよな!!。
「私の名前は『エルル』って呼んで」
エルルか…エルフだからか…。
「鎧さんのお名前はなんて言うの…?」
俺か!?。俺の名前は…何故か思いだせない…。
「分かった…私が決める、『ヨロちゃん』に決定!」
うぉーい!。ペットかっ!。俺は!。
「宜しくね、ヨロちゃん、よしよし」
エルルはヨロちゃんを撫で撫でするのでした。
なんだろ…全然…うん…なんでもないです…。
「ねぇ?インテリジェンスって何?」
おぃおぃ、インテリジェンスも知らないのかよ!。
RPGとかでは、当たり前のウェポンとアーマーなんだぞ!。
「あーるーぴー?よく、分からない…」
インテリジェンスってのはな、『知性、知識』を持った道具って意味だな。しばしば、古代人の「秘密」兵器な物だ。
「よく、分からないけど…分かった!」
よし!このお話しは終わりな!。家に戻るぞ!。
「家?誰の…?」
えっ!?。エルルの家に決まってるだろ…。
「私に家なんてないよ…外で寝てるから…」
ごめんな…なんか…その…うん。よし!魔物を倒して稼ぐか!。
「うん!魔物を…倒すぞー!おー!」
ちょっと…待て…。エルル?。武器はどうした?。
「武器なんて無い、ヨロちゃんがいるから」
マテマテ!。違う違う!。俺は『鎧』だからな!。
鎧に攻撃方法も無いからな!。ただの「防具」だぞ!。
「むぅ〜でも今、言った!、古代の〜…ヘイキ?」
そう意味っで言ったわけじゃねぇ!。
「なら、武器屋に行こう…」
お金はあるのか?。エルルは?。
「ううん、ないよ、でも今ままで助けてくれた」
エルル、もしかして恵んでもらってたのか?。
「うん、眼差しを向けると…食べ物くれた」
やだ…この子…将来が心配だわ…。
こうして2人…ではなく、エルルは武器屋に向かうのでした。
そして武器屋に到着したエルルは…。
待てぃー!。防具屋の、すぐ隣じゃねえかっ!。
「誰も、遠いよって言ってないよ?」
あの防具屋の店員は一時間も何をしていたんだ!?。サボりか!。
「とにかく、入ろう〜お〜」
エルルは店員に挨拶をし、武器を見て喜ぶのです。
店員が近寄ってきました。
いらっしゃいませ〜ご自由にどうぞ。
数人の客も居るんだな、まぁ、当たり前か。
「わぁー、全部が高い…」
安い武器無いか聞いてみろ。エルル。
「うん、分かった、店員さん、安い武器見せて」
や、安い武器ですか!?。こちらになります…。
沢山の武器が並んでいた。そして値段を見たエルルは。
「安くて、銀貨10枚…買えない…」
銀貨か…そいえば、ここの異世界での、お金事情が分からないが。金貨はあるのか?。
「うん、あるよ、銀貨…えっと、100枚で金貨1枚かな」
店員は少し引いてました。この子は誰と話してるのか…。独り言かしら?。っと…。
あの〜いかがいたしましょう…。買いますか?。
「お金がないの…私、初めての冒険者だから…」
エルルは店員にキラキラの眼差しを向けるのでした。店員は言いました…。
なら、出直してきなさい。世間は甘くないのよ。
まぁ、そうなるか…。出直し来よう、エルル。
「うん…分かった…ごめんなさい…」
まぁ…なんて…素直な子なの…。そうだわ!。
冒険者ギルドには行ったのかしら?お嬢さん。
「冒険者ギルド?ううん、まだ」
冒険者ギルドに行ってみなさい、きっと武器の貸し出しがあるわよ。
「分かった。行ってみる…!お姉さん、ありがとー」
エルルは冒険者ギルドへと向かう事になりました。
こうして「エルル」と「ヨロちゃん」の冒険者への道へと進むのです。
次へ続くヨロイ。