第2話。まずは把握だ。(独り言パート2)
俺は、事故死したみたいだ。そして…はいはい、転生したのか!。美少女か?。魔物か?。はたまた勇者か?。
俺は…どうやら…鎧に転生したらしい…。
落ち着け、事故死までは覚えてる。転生物でよく見る事だ…。俺は。よく会社の社員たちと一緒に、アニメの事で話してたな…。
いや、そこまで仲間良しでもないが…。
転生物は、事故死、多いよなーとか、いきなり転生されたりー。そして問題はここからだ。
どんな転生をするのかっで盛り上がった事を覚えてる…。アニオタ野郎の社員が言ってたな…。
「やはり、美少女でしょう、いえ!勇者も良い事でしょうね!」っと…。
それが…どうした事だろうか…。まさか!。この俺が鎧だと!。
せめて魔物か!。勇者だろ!。いや…美少女だな。
アニオタ君が見たら、笑うに違いない…。
そもそも鎧に意思が宿るのか!?。
まて宿ってるよな…。現に俺が『錆びた鎧』だもんな…。
確か、鎧に魂が宿ってる、アニメも観たな…。
あの兄弟みたい…もう一人居ても良いだろ!。
まぁ、愚痴ても仕方がない。本当に転生があった事は、あのアニオタ君に謝ろう…。
そもそも、戻れるのか?。ひとまずアニオタ君の情報によると…。
転生したなら、スキルが備わってるっと聞いたな。
アニオタ君曰く。勇者なら最強のスキルが備わる!。っと…言ってたかなぁー。
あと、天の声も聞こえて、色々な情報を…。何だっけかなー。クソー!。しっかりと聞いておくべきだな!。
おっ?店長か?。声はー…。聞こえる訳ないよな…。
店長の声は聞こえるだよなー。店員もなぁ。
店長が店員と何か話してるのか?。
店長!。このチェンメイルはどこに置きますかっ!。
「馬鹿野郎!あの錆びた鎧の所に置いておけ!」
あいよ、店長、分かりました!。よっこらせ!。
ん?。俺の横に置くのか?。…俺より、立派な鎧じゃねえか!。
しかも!よくRPGとかで見る!。あの『チェンメイル』だろ!。まて…。俺はこのチェンメイルよりも下って事なのか!。
誰かー!。このチェンメイルをどこしてくれ!。
腹立たしいわぁー!。こっちはな!錆びついた鎧なんだぞ!。
よし、やってみるか…身体を動かすみたいに…。
……………。無理だよなぁー。鎧だもんなぁー。
ここは防具屋か。よくゲームっで訪れる。防具屋って事だろうな。
問題はどの位置にあるからだ。ここは異世界だとして…。エルフ、ドワーフ、獣人は居るのか…?。
それにRPGなら、必ず初心者が訪れる、街があるよな…。ここは、そう言う、初期のお店なのか?。
あー分かんねぇ…。でも、待てよ?。周りが視えてるって事は…。目が付いてるのか!?。
目を見開く感じで…。何かを感じる…。
『錆びた鎧』から一つ眼が誕生した瞬間であった…。鎧の中央にまるで紋章みたいに現れる。
俺は前に置いてある、鏡を見つめる…。
おぉー出来たぞ!。意思を集中か!。それじゃ…。
手をだしてみるか………。無理か…。
だが、いいぞ!良い進展だ!。
こうして俺は、鎧として転生してしまった…。
次へ続く。ヨロイ。