第1話。俺?。んぁぁ!。鎧だとー!。(独り言パート1)
現代で日本の何処かに日々、転生する者がいる。
そして、とある東京にて一人の冴えない男性が不運にも、事故死する…。どこでも見かける転生野郎だろう。その転生先は…。魔物かー?。人外かー?。
はたまた美少女かー?。それとも勇者かー?。
彼が目を覚ました先は……。
ここはー?。何処だ…。あれ…?。体が動かない…。
そうか、俺はトラックに引かれて…。これは世に言う…転生か!。まてまて!。
落ち着け、美少女か!美少女に転生したのか!。
おかしいだろ。普通、転生は異世界の神様に会うよな?。それに、暗い…なぜ暗い…。
真っ暗で何も見えんぞ!。おぃおぃ!赤ちゃんか!。 ははー!。女の子の赤ちゃんかっ!。
将来は美少……。ん?。いや…違うか…。体が動かないだと…。いくら、まだ目が見開く事が出来ないからって…。
すると、声が聞こえてくるー。
店長!。この『錆びた鎧』はどうしますか?。
「置いておけ!そんな物!」
は…?。えっ…?。よ、鎧?。
この錆びた鎧、誰が持ってきたんだよ!。店員らしいき者が舌打ちする。
「まぁな!これも、商売だ、箱から出せ」
あいよー。店員は面倒くさそうに箱を開ける。
そして棚に置く。目の前にたまたま…。鏡が置いてあった…。
あーね、俺、鎧なのか…。鎧…?。鎧だとー!!。
しかも、本当に錆びた鎧だ…と…。
マテマテ!。人外、美少女、はたまた魔物なら分かる!。防具だぞ!。防具!。
だ、誰か…助けてくれー!!。
こうして名の無き…錆び鎧の物語が始まろうとしていた!。
次へ続くヨロイ。