9話.クレシャルとバランとミイサ
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次話は明々後日更新予定です。
「貴方がクレシャルさんと別れたら話は別。
でもクレシャルさんが悲しむのも事実。
結局、私達が一緒になれる日なんて来ないのよ」
ミイサは去ろうとするバランに伝える。
「クレシャルが悲しまなければ、なんでも良いのか?」
「なんでも良いってわけじゃない」
ミイサは否定する。
「まぁ良い。俺はお前が一番だ。」
ミイサの頬にキスをする。
そしてバランはミイサに背中を向ける。
「なんで?バラン?」
クレシャルは果物を摘みにきた時、その現場を見てしまった。決してバランについてきたわけではないが、その現場を見てしまっては、バランの浮気というものを、疑う必要があ
りすぎた。
「クレシャルっ!??!」
バランは目を見開く。クレシャルがこんなところにまで果物を摘みに来るとは思ってなかったからだ。
「クレシャルさん!あの、ミイサです。
その、私はバランのことを好きではないです。
だから、私は貴方の敵ではないです」
ミイサはクレシャルに面識は無いけど、バランの反応から、その存在がクレシャルだとはすぐわかった。
「敵とかじゃ無いです。バランの事、、、
愛していたのにぃ!!」
クレシャルは泣きながら、憎悪に満ちた顔で
そう言う。
「違う。クレシャル。俺はただ!」
バランは何かを言いかける。
「言い訳はいらないっ!!!」
クレシャルは叫ぶ。
ミイサはその光景を見てこう思った。
私はバランを愛していた―と。
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