5話.皇宮での生活。
五話目です。
六話目明日公開します。
ミイサに連れられてやってきたのは皇宮の一番広い部屋。なぜかこの部屋しか空いてないらしく、しばらくはミイサと
同じ部屋だそうだ。正直めちゃめちゃ嬉しい。
美少女と同棲生活的なのをする日がやってくるとは
思ってなかったからだ。
「カナタ?夕飯は時間結構くらいあるよ。
お腹減ってない?大丈夫?」
完全に母さんと似たような事を言っている。
あー、今母さんどうしてっかなーふとそう思った。
「カナタ…??」
「いや、腹は減ってないかな。まだ。」
「そう。それならいいわ。」
そう言って紅茶のようなものを持ってきた、ミイサ。
「この紅茶美味いな!」
「でしょ〜これ私が淹れたんだ〜!」
「ミイサは料理が得意なのか??」
「それほどでもないと思う。」
〝コンコン”
扉の向こうから音が鳴る。
メイドのような服を着ている。まぁまぁ美人だ。
ミイサと比べたら酷だが。いや最低じゃね?!俺。
自分もかなり顔は良くないのに。
「ミイサ様。お召し物を着替えて、お待ちください。」
「クレシャル。わかったわ。ありがとう。」
ミイサは可憐なお姫様のような感じだ。
先ほどまでの戦闘が嘘みたいに…
「ミイサ様。さぁこちらへ…って誰だお前。」
クレシャルと呼ばれるメイドが短剣を俺の首に当てる。
「クレシャル、やめなさい。貴方が相手でも、
手加減は無しよ。私はこの人を認めた。
だからこの人に手を出すのをやめなさい。」
ミイサがキリッとした顔でクレシャルを睨んだ。
「ミイサ様すみません。こいつ…この方の名前は?」
このメイド明らかに俺のこと嫌ってるとわかりやすい。
「俺は、カナタだ。地球と呼ばれるところから来た
転生者。よろしくな!」
メイドにそう自己紹介すると凄く嫌そうな顔で
「えーはい。わかりました。」
と言われた。傷つくよ。流石に
「ミイサ様、お着替えしましょ?」
「クレシャル…わかったわ。」
ーー着替え室にてーー
「あの男信用できるんですか?」
クレシャルは暗い顔でそう言う。
「クレシャル…信用できるよ。悪い人じゃないって、
わかるから。」
「ミイサ様って案外お人好しなんですね。」
「そんなことないと思うよ?」
「私はミイサ様と皇帝と皇妃様以外誰も信用しません。」
「クレシャル、あの時のこと忘れろなんてさ、
言わないけど…誰も彼も信用しないってのは…」
「そうですね。心の底から信用したいって思えたら、
カナタって人信用しますよ。」
「クレシャル…ありがと。」
クレシャルの過去それは……
「ミイサ様、そんなこと言ってる間に、
お着替え終わりましたよ。」
「クレシャルっ!流石にこれは大胆すぎ…!」
「これくらいがちょうど良いですよ。」
「そう言うもんなの?!」
「さっミイサ様、部屋へ戻りましょ。」
「そうだね。」
〝コンコン“
「何でしょうか…ってミイサ…達か。」
カナタは扉を開く。
「どう?カナタ。似合う?変?変だよね。」
「っ!変じゃない…に、似合ってるよ。」
カナタは顔を赤らめる。ミイサがそんな大胆なドレスを着るとは思ってなかったからだ。
白色のワンピースのようなもの。だが、背中はガッポリ開いていて、長スカートから覗く、細すぎず、太すぎない足は、美少女そのものだった。とてもえっちぃ。
「カナタありがとっ!」
ミイサは笑顔で俺にそう言った。
「カナタ…様。様ってつけた方がいいのかな?
まぁいっか。このスーツに着替えて下さい。」
クレシャルが真顔でそう言った。
「クレシャルさん。様つけなくていいですよ?
着替え室ってどこですか?」
俺は一応、スーツに着替えなきゃいけないみたいだ。
「カナタさん、右隣です。」
「わかりました。」
一応俺はクレシャルさんに敬語を使っておいた。
ーカナタ着替え室にてー
「はぁ?!!」
俺は驚きを隠せない。転生前の元の世界では
覇気のない顔、目つきの悪い目、髪はいつもボザボサ、
少し小太りした、鼻の低いブスだったのに比べて…
今のカナタの顔はと言うと、
金髪がよく似合う、青宝石の瞳に、鼻が整っていて、太り過ぎず、細すぎずの
イケメンの部類に入る顔をしていたからだ。
「これは異世界ハーレムも夢じゃないのでは?!」
カナタは興奮しまくる。
スーツは少し大きめだったが、裾をあれば何とか形になった。鏡を見て俺は、
「スーツ姿もイケてるって、やばすぎる
俺イケメン。」
意外とナルシストなカナタだったのだ。
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今日ほんとは二本投稿しようと思ったら
急用で出来なかったです。
かろうじて五話目投稿できました