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3話.ニストレッサ

3話目です。

何が起こってるんだ…??


「ミイサ!私達はね、ミイサと家族になりたいの!

 本当の家族は元の世界にいたとしても、ここで

 仮の家族として!」


リアリー王妃と言われる、女性が慌てて言う。


「うるせぇな。」


ミイサはリアリー王妃の手を強く殴った。

俺はどうすればいいのかわからない。


「私が嫌だ。と言ってもてめぇらは無視して、

 魔物への改造を始めただろうが。てめぇらが産む

 子供は5年で毎回死ぬ。だから、半不死身として、

 自分たちと長く居れるために。私はそんな5年とかで

 死なねぇのに。念の為とか訳わかんねぇこと言って。」


ミイサは怒鳴りながら、リアリー王妃を威圧する。


「でも!…」


リアリー王妃は何かを言おうとしたが、ミイサによって

遮られる。


「この機に及んでまでいい訳をするとはいい度胸だ。」


「ふ〜ん。君は気づいてたんだ。もとの王や王妃は

 私達が乗っ取った。リアリー王妃やメイオルン王は

 私達が乗っ取ったから死んだ!私、ニストレッサを

 討伐するのがあなたに課せられた使命なんでしょう?」


リアリー王妃は禍々しい存在へと変化した。

リアリー王妃は乗っ取られていたのだ。


「正解よ。魂よ滅びよ。魂崩壊(アームコラプス)


ミイサは月の如く輝く剣を、ニストレッサと呼ばれる

禍々しい存在へ突き刺す。


「ガハッ!!!!」


ニストレッサは血を吐きながら逃亡した。


「クソ逃げられた。」


ミイサは追いかけようとするも、メイオルン王の方は

完全に、乗っ取られてはいないらしく、今からでも

ニストレッサの眷属を王の体から取り除けば、

生きられるため、ミイサはここに残った。


治癒の神(アスクレーピオス)


ミイサは王の心臓部分にその治療を施した。


「ミイサ。わしは操られていたようだ。申し訳ない

 操られたからと言って魔物への改造をしてしまって!

 元勇者であるのに…不覚だ…リアリーを守れなくて

 己の弱さに打ちのめされるだけだよ。」


メイオルン王は泣きながらそう言った。


「私のほうこそ、転生当初助けてもらったのに、

 リアリー様を守れなくて本当にごめんなさい。」


「いや、わしの方こそ、ありがとう。命を賭してまで

 守ろうとしてくれて。」


泣くのをやめて、王は微笑んでいった。


「ミイサ。ニストレッサとやらを追いかけなくても…?」


「いやぁぁぁぁ!!!!!!!」


「この声は王都からだ!!」


メイオルン王は慌てて言う。


「カナタついてきて。」


ミイサは走り出す。一体何が?

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