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異世界転生したので最強勇者目指します  作者: 抹茶
クレシャルの過去編
13/18

13話.バラン討伐

よろしくお願いします!13話目です!

「バラン!どこ行ったの…私の眼でも見つからない…

 本当にどこに行ったのよ…!」


ミイサは息切れしながらも走り、バランを探す。



「はあはあ」


そろそろ走るのに限界が近づいていたミイサ。


「さっきの女じゃねえかよッ!また死にに来たのか

 愚行為め」


バランがそう言う。でももうそれはバランではなくなっていた。バランの事を乗っ取った魔物が肉体の支配権をにぎっていた。


「バランの体で、喋るな、虫が」


ミイサが暗く低い声で言う


「乗っ取られたこいつが悪いんだよ。

 それにキレられると、僕も君のこと…」


そう言ってからミイサに殴りかかるバラン


「殺したくなるんだよね。」


その言葉の続きがこれだ。なんとも残忍極まりなかった。ミイサは急いで避けようとするが、少し頬にかすってしまった。


死の地へ招く者(デスインヴァイド)っ!」


ミイサは攻撃に出た。先ほども使ったその攻撃。

解毒されるかに思われた―が、ミイサは毒の強度を最大まで上げて、攻撃に出た。


「さっきもその攻撃をしてたのにっ!愚か…

 グエェェェッッ!!」


途中まで話していたそれをやめて、血を吐き始める。

バランに乗っ取ったその魔物はミイサは睨んだ。


「次で仕留めます。魂崩壊(アームコラプス)


冷酷にも無慈悲にもミイサはバランではもうなくなった魔物の魂に直接傷を与え、殺した。



「待ってくれぇぇぇぇぇ!」


バランではなくなった魔物の最後の叫びにミイサは

返事もしない。



突如その空間に拍手が鳴り響く。


「凄ぉい!!私、感動しちゃったっ!!

 今の冒険者様ってこーんなにも強いんだ!

 時代は進んだものだね〜」


ミイサの前に現れたのは、金髪ポニーテール少女だった。

右目を眼帯で覆っている、左目は薄桃色の綺麗な瞳が少女をより美少女に彩っていた。


「失礼ですけど、誰です?」


少し冷たく接するミイサ。バラン死亡の悲しみに暮れていたのに邪魔が入ったからだ。


「あー。そりゃビビりますよね!!ごめんなさい

 ドジっちゃいました、テヘペロ〜

 私、魔王配下の末席…フラベルと申します♪

 今の魔王様ったら、相手の力量を見誤るから

 配下が死んじゃうんですよ♪全く!まぁ、

 私にとっては都合のいいこと他ならないんですけど

 冒険者様…ですよね?!私もう魔王様達には

 うんざりしていて〜!もう寝返りたいんですよ!

 近々あの、大戦…魔王vs勇者軍の戦いが行われる

 あれに備えて、私を貴方の配下に…

 貴方様に忠誠を誓います。」


フラベルその場でミイサに向かって跪く(ひざまずく)


「ねえ。あなた?魔王配下末席?そんなの

 スパイ行為を疑われること、考えた…?」


ミイサはフラベルの馬鹿さを心配した。


「ですよね〜!でも、貴方様に誓う忠誠は本物!!」


フラベルはニッコニコで笑いながらそう言う。

それには思わず笑ってしまったミイサ。


「でも…裏切られたら…でも魔王に聴かれちゃ

 悪いことなんて、ないんだし!別に大丈夫!

 しかもこの子…そーんな感じ全然ないから。」


ミイサはフラベルにそう言って笑いかけた。


「可愛〜い笑顔っ!ちゅき!」


フラベルは顔を赤らめてその場で飛び跳ねた。


「フラベルちゃん?私はミイサ、よろしくね。」


「こんな雑魚にちゃんなんて!勿体なさすぎるぅ!

 雑魚配下になんて…フラベルでいいですよ!

 てか、配下に加えてくれるなんて…私嬉しい」


そう喜んでニコニコになるフラベル。


「私配下持たない主義。だから友達でいいかな?」


ミイサはフラベルの手を優しく取って笑顔で言う。


「私なんかと友達になっても…友達なんて恐れ多い

 です…」


照れまくるフラベル。


「私なんか…じゃなくて、私がフラベルとお友達

 になりたいの!主人の命令よっ!」


「主人様の命令ならいつでも。友達というものに

 なりましょう。」


フラベルはお辞儀を決めてそういう。

こんなに早くスパイ疑惑がある魔物と打ち解けられるのは世界中探してもミイサだけと思われる行為だった

ミイサはフラベルを信じた。普通なら信じないその行為。だが、なぜかミイサは心を許した。何かフラベルには特別なものがある気がしたからだった―

すごく更新遅れました!すみません(汗)

実は自分インフルエンザにかかっていて…

皆さんもインフル…気をつけてくださいねっ!

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