三章1話 確かな一歩
どうも、ビタミンです。
投稿頻度上げるつもりが打ち上げ関係が多かったり、資料書いたりと時間に余裕が意外とないですね。
そんなこんなで三章スタート!
こっから、本当に話を進められそうです。
三章では二人……みたいな感じですね。
それではお楽しみください。
(俺たちに新たな仲間が加わり一週間が経った。
新たな仲間「トローノ・アトラ」桃色髪の背丈が小柄で長いまつ毛に綺麗な碧眼の可愛らしさが詰まった女の子だ。)
「俺が見てきた中でも五本の指に入るぐらい!可愛いな!」
「何⁉︎急に喋り出したと思ったら」
「ん?あぁ、ごめんごめん。疲れてるだよ」
(アトラ以外のもう一人の同行者が急な発言に反応してしまった。
この声に時々出してしまう癖は直したいものだな。
肝心なアトラはどうやら不思議そうに眺めているだけで特に反応がなさそうだ。
鈍感な子で良かった。
鈍感も鈍感でいつも何かしたら俺に褒めて欲しそうにしてるくせにいざ褒めると気づかないんだ、なんとも居た堪れない。
そしてもう一人のさっき反応した女性のこの人は「ラーズウェル・ライラ」
こいつもこいつでこれまた違って不運なんだ。
姫さんは王族で現国王の娘でなんだ。
そんでもって王は五十になってしまったのに男は生まれてない。
だから長女のこの人が王女として後継は確定してたんだ。
だけど、姫さんの好奇心任せの行動により触れてはいけないことに触れることになっちゃって。
それにより逃亡生活を強いられている訳だ。
まぁ、俺が助けてあげたんだけどね。
そんでそんでこの俺はその名も「オトメ・フツバ」
まぁ、俺はただの五英傑のガーリンの弟子で、三星を入団試験で倒しただけの剣士だ。
これ以上説明する事は特に有るけど、無いってことにしておこう。
なんで急にバンドのライブの最後みたいにメンバー紹介をしたのかっていうとそろそろある大事な事を告白しなくちゃいけないからなんだ。
という訳で俺の脳内音声はこれで終わり)
「お前たちー、次の村が見えてきたぞー」
「おっ!ほんとだ!やっと休める」
ライラが疲れて一息吐く。
アトラがフツバを後ろか仏頂面で眺めている。
フツバがその視線に気づき即座に振り返る。
アトラの碧眼が恐ろしく鋭い形になってこちらを睨んでいる。
「な、なんでそんな目で見るんだよ?」
アトラが少し近づいてきて上目遣いで話しだす。
「だって、フツバさんはこの一週間以上行き先を聞いても答えてくれないし、何だか隠し事をしているような気がしまして……」
確かにフツバはこの一週間以上行き先を伝えずただ黙々と歩かせていた。
フツバがここまで行き先を伝えなかったのには一応訳がある。
それは
「分かった、分かった。ちょうどタイミングも良いし発表するか!」
「発表……ですか?」
「なになに?何か楽しそうな会話してるじゃない。」
ライラも空気を嗅ぎつけ集まってくる。
フツバが八重歯を見せながらニヒッと笑う。
「それじゃあお二人とも、驚くんじゃねぇぞ。この次の村を越えた次の村にな、」
二人がフツバの口の動きに集中して凝視する。
フツバの溜めにごくりと唾を飲み込む。
「とうとう会うぞ!お待ちかねの人にな!」
二人は間接的な表現を脳内で吟味し、答えを見つけようとする。
しかし出てこない。
(お待ちかね、お待ちかね、お待ちかね、、、誰かいたっけ?四豪御雷神の事?)
「フツバさん!そんな曖昧な表現では分かりません。ちゃんと明確な主語を付けてください!」
「ん?仕方ないなぁ……五英傑だよ!」
「えっ!」
ライラ達一般人にとって五英傑とは会えるものではないからつい意識から離れてしまっていた。
そう、オトメ・フツバは五英傑のガーリンの弟子なのだ。
なら他の五英傑の居場所を知っていてもおかしくない。
「本当に、あの伝説に会えるんですか?」
「あぁ、たぶんな。俺も実際のところ会った事はない」
ライラがそれを聞きガックリする。
「会ったことがないんじゃ見つけようがないじゃない。生きてるなんて聞いたことなかったし、姿暗ませてるんじゃないの?」
「チッチッチッ、舐めてもらっちゃあ困るねぇ」
フツバがライラの前で人差し指を左右に揺らしながら舌を鳴らす。
「何か有るってこと?」
「そういうこと」
フツバが自信に満ち溢れた返事をする。
二人はその自信に身を委ねるしかない。
「それでも、五英傑に会えるとなるとやる気も出ますね!ところで、未だに分からないのがフツバさんは何故それを黙ってたんですか⁉︎」
アトラが頬を膨らませて黙っていた事を怒ってくる。
「だってこれを一週間も前に言ったら会うまでが長過ぎて垂れちゃうかなと思って」
「……」
どうやら二人は垂れるのが図星だったらしい。
「ていうか、」
ライラがムキになりながら、フツバに顔を近づけてきてこう続ける。
「こんだけ期待させといて会えなかったら許さないからね!」
何を言われるかと身構えたフツバは鼻から息が抜ける。
「会えなかったら、何でも一つお願い聞いてやるよ」
二人はどうやらお願いがあるようでその言葉の方にも食いつきがいい。
フツバはそれを疑いの眼差しと勘違いする。
「大丈夫、会えるさ。そう未来が肯定してる」
「は?」
フツバの異様な臭い発言にライラが呆れた口調でフツバに聞き返す。
フツバは先の発言をなんとも思ってないのかライラの返答の意図を理解してないようだ。
「俺、なんか言ってた?」
「えぇ、なんだか未来が肯定だどうやら言ってましたよ」
「あぁ、懐かしいなその台詞」
フツバがまるでその言葉を意識してなかったかのようなおかしな反応をする。
フツバのその懐かしむ表情には暖かみがあった。
「とにかく!今は早くあの村で休みましょ!」
ライラが話を切り替えて目の前の村へと歩きだす。
一歩ずつ近づいていく、五英傑に。
読んで頂きありがとうございました。
という訳でとうとう五英傑の一人がこの章で登場します!
これは流石に重要ですよ。
一体、どんな人なのか。
それは次話で分かるかも?しれません。
それではまた次話でお会いしましょう。
良ければ、感想、アドバイス、質問、お願いします。




