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二章幕間2話 獣道から外れない

どうもビタミンです。

今回もどんどん重要キャラが出てきます。

ていうか言わせてもらいますがここら辺は本当にどんどん重要キャラが出てくるので覚え切れないかもしれません。

それではどんな人が登場するのか。お楽しみに

 大空で円を描きながらクルクルフツバ達の頭上を飛び回る白い鳥が一羽突如として現れる。


「珍しいねぇ〜」


「何です?」


 アトラが見上げてそう呟く。


「あれはな、伝書鳥って言ってな手紙を届ける鳥なんだ。今時使われることは少ないんだけどな」


 フツバ伝書鳥の説明をしながら腕を前に出して鳥を留まらせる。

 背中に付いた紙の筒を抜き取り、アトラに投げる。

 フツバは一度鳥の頭を優しく投げた後、鳥を飛び立たせる。

 

「どれどれ。おっと、紙が二枚入ってますね」


 アトラが一枚目の紙を広げる。


「あっ!これってカルロ達からじゃない」


 横から紙を覗き込んだライラが言う。


「アイツらからか、音読してくれ」


「はい、分かりました」


 アトラが一通り目を通して何となく内容を把握して読み始める。


「フツバさん、アトラさん、ライラさん、お元気でしょうか。私達はフツバさんの最後の一言によりフツバさんに罪を着せる形になりましたが助かることが出来ました。市民の皆さんからの当たりも同情により少しはマシになりましたがやはり差別の根は深く、今も地下に住んでいます。ですが買い物などを出来るほどにはマシになりました。心の底から感謝しております。いずれこの恩は返させて頂きます。タロンの件については最初は衝撃でしたが、今は落ち着いております。アイツはとんでもない馬鹿ですがどうか許してやって下さい。トロストル社は倒産は免れたようですが規模は大変小さくなってしまいました。

話は変わりますが同封していた新聞をご覧下さい。フツバさん達の立場では新聞を買うのもろくにできないのではと思い、フツバさん達に関係のある新聞を入れております。内容は今後のフツバさん達の動向に大きく関わると思いますので拝見下さい。それではセメラルトで英雄の帰還をいつまでもお待ちしております

 タロン                 


だそうですよ」


「っ!」


 ライラがその内容を聞き二枚目の新聞を広げ、声もあげれぬ驚嘆をあげる。

 フツバとアトラがその様子を見て目を合わせ首を傾げる。

 

「どうしました?」


 アトラが背伸びをしてライラの手の中の新聞を覗く。


「はっ!」


 瞳孔を開き、フツバに救援要請を目配せで送ってくる。

 

「そこまで反応することかとなのか」


 フツバも近づき、上から覗き込む。


「げっ!」


 フツバが苦そうな顔をして顔を手で抑える。


「はぁぁ、とうとう来たか。それも二人揃ってとは。師匠、流石です」


 フツバは頭を左右に揺らしながら、天の師匠に感謝を告げる。

 感謝の意味が分からない二人は無言でフツバに解説を求める。


「ん?あぁ。実はな、師匠には注意人物を数人挙げて貰ってたんだよ。その中の二人がそこには載ってる。厳密に言えば三人なんだけど……」


「それは……」


 フツバは苦笑いでそれを首肯する。


「大獄人、最後の一人『ギルス・ハート』更に、

 黒轟(こくごう)『アルテミシア・ノ・ヴァイス』二人ともバケモンだ」


 その名を聞き、二人は唾を呑む。

 この内、一人の名は特に有名である。

 それはアルテミシア・ノ・ヴァイス。

 この女は国が有する最強戦力「四豪御雷神(しごうみかづち)」の一人である。

 この新聞によれば


「四豪会議によって指名手配犯専門部隊が結成された、らしいですね。その隊長が『アルテミシア・ノ・ヴァイス』また大物が出てきたもんですね」


「ねぇ、フツバ。こんな事聞くもんじゃないのかもしれないけど、今のフツバはヴァイスに勝てるの?」


 ライラが率直な疑問をフツバに投げかける。

 フツバが即回答する。


「無理!今の俺じゃあ、絶対に勝てない!断言できるレベルだ!」


「……ほ、本当に⁉︎」


 ここまでのフツバの弱気を見た事がなかったライラは驚く。

 静寂が鳴り響く。

 全員が脳内で今起こったことの整理を始める。

 その時ライラに疑問が生じる。

 

「ねぇ、悪いんだけど『ギルス・ハート』ってやつの事教えてくれない?」


 ライラがヴァイスで精一杯の中フツバにハートの事を聞く。

 フツバは珍しく焦っているようだった。

 頭を抱えるフツバは一時的に唸り声をあげた後顔をあげる。


「ヨシ‼︎切り替え大事!オッケー、説明してやる」


 フツバが急に訪れた危機を一時忘れてライラの質問に回答する。


「ギルス・ハート、最後の大獄人だ。大獄人ってのはこの国で最も重い犯罪人の事だ」


「最後の一人ってのはどういう意味?」


「それはですね。まず第一に大獄人なんていうのはそうそう出てくるものではありません。もちろん大獄人は数人しかいませんでした。しかし、五年程前ギルス・ハートを除いた大獄人指定されていた犯罪者達が一斉に大獄を脱獄したんです。ギルス・ハートは一人で残り続けていたので最後の大獄人と付けられたんです」


「待って!よく見て、フツバ!」


 ライラがフツバに新聞を詳しく見せながら


「ギルス・ハート危険度5の指名手配犯じゃない‼︎それでアンタが危険度4の指名手配犯ですって‼︎それで専門部隊の説明文」


 フツバが目を凝らして詳しく読んでいく。


「危険度5の指名手配犯のギルスには御雷神のヴァイスがあたり、危険度4の指名手配犯のフツバには副隊長のハーウェン・メルトが担当する⁉︎俺はいつになったらアイツから離れられるんだよぉ!」


 危険度が上がっていた事はもう気にならない二人。

 アトラにとっては仲間になって早々とんだ災難が道を塞ぐ形となった。

 


読んで頂きありがとうございました。

前に出てきた吸血鬼の名前が明らかになりました!

それにアルテミシア・ノ・ヴァイス。

この二人は今後超重要です。

次回はフツバ達ではなくその部隊裏、もしかしたら四豪会議を書いちゃうかも……

重要キャラの登場はまだまだ止まらない!

もしかしたら、次回ではないかもしれませんが近々書くつもりではいます。お楽しみに。

それではまた次話でお会いしましょう

良ければ、感想、アドバイス、質問、お願いします。

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