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二章後編34話 狂気のフツバ

どうもビタミンです。

今回もタロン戦の続きです。倒れたフツバはどうなったのか。

フツバの新たな謎が見れると思います。

最近の投稿頻度は遅くなっしまっていますがきっとどこかで巻き返しますので。

どういう事で今回も楽しんでいただけると嬉しいです。

 頭が痛い、頭から何か冷たい物が流れる、真っ暗な何も無い場所に自分のみが存在する。


(これは……早くここから出ないと!)

 

——————

 

 廊下で一人の影が座っている。


「今度は中の二人か」


 タロンが自分の四肢に仕込まれてあった機械の手入れをし終えて歩き出す。

 あれから数分経ったがフツバは立ち上がらない。

 あとは中に居るアトラとライラを捕らえるのみだ。

 扉は目の前にあり、あと一歩踏み出せば扉を押せる距離だ。

 最後の一歩を踏み出した瞬間にタロンの後ろから殺気を感知する。

 思わず首を横に素早く逸らす。

 逸らした後、頭が存在した場所に剣が突き刺さる。

 柄に刻まれる珍しい印を見ればすぐに誰の物かは予想がついた。

 

「まだ立てたか」


 ゆっくりと後ろを振り向きながら呟く。

 そこには頭から血を流し体に力がいれれていないフツバがそこにダラリと立っている。

 フツバは下を向き、ユラユラと揺れている。

 

「きっ、さま⁉︎」


 タロンの目の前に立つフツバが僅かに顔を上げる。

 そのフツバは今までのフツバとは別人のように違っていた。

 よく見ると体から黒い霧がかかっている。

 それも然る事乍ら何と言っても一番の変化が現れたのは目だ。

 目は血走り充血している。

 更に目の周りが黒ずんでいる。

 髪も逆立ちさっきまで戦っていたフツバとは別人のようであった。

 

「あ、アハァ」


 フツバが大きく口を開けて薄気味悪く笑う。

 その様子に何か嫌な予感がしたタロンは攻撃へと転じる。

 さっきフツバを倒した時にも使った方法で床を爆ぜさせて素早く移動する。

 目の前に瞬間で到着するが躱す気配のないフツバ。


(また、決まった!)


 ただ棒立ちになっているフツバに本気で殴りかかる。

 タロンの拳がフツバにぶち当たる。

 はずだった、しかしフツバが居たはずの場所にフツバは姿を消していた。

 タロンの拳は空打ちになる。

 

「クッソ!何処に⁉︎」


 消えたフツバを見つけようと振り返る。

 

「なっ!!」


 タロンの背後にフツバが笑って立っていた。


「あぁ。えへっ」


 フツバがニヤニヤと真っ黒な目で見つめてくる。

 タロンが後ろに飛んで距離を取る。


「何故今攻撃をしなかった?」


「攻撃して、いいのか?」


 フツバがカタコトで喋る。

 

「何を言ってる?貴様?」


 フツバはその発言に嬉しそうにニタリと笑う。


「じゃゃあ……」


 真正面から片目で大きく睨む。

 タロンの体に馬鹿げた殺意の塊が走る。

 フツバの殺意とは質は同じだしかし、量の格が違う。

 タロンが本能的判断により後ろに飛び更に距離を取ろうとする。

 しかしタロンの足が床に着くよりも先にフツバの攻撃が当たる。

 フツバの攻撃は早さも威力も段違いになっていた。 

 鉄の体全体に響く硬手術を駆使した破壊の打撃。

 タロンは体にある数少ない血を吐血しながら吹き飛ぶ。

 体が重いおかげであまり吹き飛ばされず床に背を打つ。

 飛び上がり構え追撃に備える。


「何だその状態は?お前は本当にオトメ・フツバか?」


 追撃をせずにフツバは壁に刺さっていた剣を歩いて取りに行っていた。

 壁から剣をひっこ抜く。

 答えは返さず、フツバの見た目をした者は剣を構える。

 フラフラと安定しなかったフツバが剣を構えた瞬間背筋を伸ばし練り上げられた体勢になる。

 

「何だその構え方は?」


 タロンが見た事のない剣の構えに動揺する。

 フツバは剣の柄の部分を上に持ち刀身を下にして構えている。

 奇妙な構え、右足を前に出しドッシリと構えている。

 左手はまるでもう一本剣を握ってるかの様に手を筒状にして胸のそばにある。

 フツバがゆっくりと肺の中にある空気を全て吹き出す。

 先に仕掛けたのはタロンだった。

 タロンは不気味すぎるフツバに恐れて先手を打つ。

 また足元を爆ぜさせ、その勢いで回転しながらフツバに頭蓋を破壊する威力の回し蹴りを繰り出す。

 それに合わせてフツバ剣で受け止める。

 フツバは一歩たりとも引かず身動きがとれない空中のタロンに攻撃を仕掛ける。

 その攻撃は、


「竹のニ『流転突』」

 

 今までは体制を整えなければならなかった物を前動作無しにタロンにフツバらしき者は撃ち放った。


 

読んで頂きありがとうございました。

さぁ、不気味に笑うフツバ、分からない謎の構え、幼稚園児のような言葉使い、どうなってるのでしょうか。

この章では詳しく説明するつもりはありません!

この前話した二章が終われば休むつもりだった奴ですが最近は関係なしに休みすぎて休まなくても大丈夫そうです。

それではまた次話でお会いしましょう。

良ければ、感想、アドバイス、質問お願いします。

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