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二章後編4話 緊急小隊

どうもビタミンです。

さぁさぁまた書くペースが難しい感じになってまいりました。

毎日投稿してる人は本当に尊敬します。

今回は前にも言った通りメルト達の登場背景を説明したものがメインとなります。


 時間は遡りドイルとの戦いから三日後の事になる。


「フツバさーーん!」


 アトラが走りながらフツバとライラのところは新聞を持って来る。

 フツバ達の新聞を買いに行くのに自分達で買いに行くなんていう高リスクな事はしない。

 二人は町から少し離れた遠くの平原で待っていた所だ。

 あの様子だと何か目新しい情報が有ったのだろう。


「どうした、どうした?」

 

 フツバも自分の事がどのように報道されたいるのかは気になる。

 少女一人の為にあんな事をしでかした後なのだ、当然大々的に報じられているだろう。

 フツバは新聞の内容を見せられ苦笑いを見せる。


「そっちの方が一面かよ、」


 ライラは少し遠くに座って見ていたがフツバの反応の違和感が気になり近づいて来る。

 

「そっちって何が……そっちか」


 ライラも新聞をみて同じように苦い表情になる。

 アトラも二人の事情は何となく聞いている。

 二人は触れてはいけない物に触れてしまい殺されかけた所を逃げたのだというザックリな内容だけは知っている。

 アトラも内容を見たが落ち込むのではなく、めんどくさいといった感情が出てくる理由は分からない。


「何なんですか?そっちって。だって載ってるのっていったら、フツバさんの捜索が本格的に開始したって記事じゃないですか。何故落ち込むのではなくゲッって感じの表、じ、ょ、、、あっ!この名前って」


 アトラもどうやら記憶の中から引っ張り出して来たようだ。

 新聞には「『ハーウェン・メルト』がオトメ・フツバの捜索を本格化!」という記事が載っている。

 アトラも一度この名前を聞いた事があった。

 フツバが初めて会った時の偽名に引用された名前だった。

 

「この人とは何か繋がりがあるんですか?」


 アトラが二人に質問する。


「繋がりというか因縁だな。コイツは俺の事を個人的に敵視してきててかつしつこい性格なんだよ。更にはヴェーラも持ってるしめんどくさいの集合体なんだ」


 フツバが嫌な思い出を頭に思い浮かべる。

 アトラにとってもフツバをしつこく追うような輩を見逃す訳にはいかない。


「それにしてももし追いつかれでもしたら厄介ね。コイツらが近くにいるだけで一気に動きにくくなるわよ」


 ライラにも何だか接点がありそうだ。

 コイツは相当な厄介者らしい。

 この二人の反応を見ていると何だかアトラも腹が立ってくる。

 特にこのメガネが気に入らない。

 何か仕事できそうなのがムカつく。

 アトラはこれで容赦なく敵対できると心に刻む。


「それは時間の問題だろうな。ドイルの隊を半壊させた事も新聞には片隅だが載ってる。つまり方向はバレてしまってる。そんで、妥当に考えたら次は『セメラルト』馬車で一直線に来るかもな。そしたら丁度鉢合わせるかもしれねぇな」


 フツバならばそうするという推測に過ぎない。

 少し抜けているメルトならばこまめに潰していって時間を食ってくれるという可能性もある。

 しかしこの隊には配属されていないがメルトの元上司に当たるアルバが助言している可能性も忘れてはいけない。

 あの人は脳筋に見えて以外と柔らかい。


「とにかく警戒って感じね。はぁ、」


 ライラがこの話に結論を出し、出した結論にため息を吐く。



 時は戻り、現在。


 少し遠く背後にはメルトが緊急で作られた小隊のリーダーとして先頭に立ち追いかけてくる。

 大都市なだけあり人と機械の目が多い。

 間を縫って逃げれる隙もない。


「何かいい案はあるか?なくても考えてくれこっちは走るので一杯一杯なんだよ」


 文字通り両手に花といった状態のフツバは考える余裕はない。

 その分両手の花が打開策を講じなければならない。

 大通りを走り抜けているとフッと隣に黒い影が行先に猛スピードで現れる。


(敵か⁉︎早いなコイツ)


 フツバの反応がギリギリという早さで近づいてきた。

 しかし黒いローブを被った男は小さくフツバ達にのみ聞こえる声で呟く。


「あなた達の敵ではない。とにかく、次の路地を曲がってくれ。この都市で逃げるならそれしかない」


 謎の正体不明の男の言う事を信じるか否か。

 迷っている余裕は三人にない。

 

「フツバさん!」


 アトラがフツバに呼びかける。

 どうやら同じ結論に至ったらしい。

 男が先に曲がった路地にフツバも曲がる。

 メルト達は勿論見逃さず同じ路地を曲がる。

 しかしそこに三人の姿はすでに無かった


「クソッ!また逃げられたのか⁉︎」


 メルトが壁を強く殴った。

読んで頂きありがとうございました。

今回の最後に現れた謎の男。コイツが何者なのか。

次話ではそこに焦点を当てた話となります。

それではまた次話でお会いしましょう。


ここからはすごく個人的なものになりますがご了承下さい。

前書きで毎日書くにはどうしたらいいか。と書きましたが結果がでました。それは小説を読む事ですね。知っての通りリゼロが更新されました。ファンとしては驚くべきことが連発でした。モチベがバカ上がりましたね。あの人のように私は一気に書くタイプではないですが。細かく出していき、暇なちょっとした時間にサラッと読んで頂けたらと思います。

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