三・五章最終話下 先生は指名手配犯
どうもビタミンです。
最終話下が長すぎて投稿が遅れました。
たぶんこの作品史上最多の文字数だと思われます。
少し長いですが、詰め込んではいますので読んでください!
「うーん、素晴らしいね!オトメ・フツバ!」
タンクトップでガタイの良い筋肉ムキムキの男が入ってくる。
「アンタ誰だ?」
フツバが疲れながらも鋭い視線をその男に向ける。
「ん?私かい?私は『鷹の牙』の最高級の位についているスジスジ・シシという者だ!」
(スジスジ?筋筋?シシ?肉?筋筋肉さんってことかよ)
「なんだか今日はねぇオトメ・フツバを捕まえるなどと豪語していたので嫌な予感がしたので来てみたらこのザマだよ!全く筋肉鍛錬が足りないね!そう思うよね!オトメ!フツバ!」
終始笑顔で喋る押し付けがましい不気味な男だ。
それでもシシの役職を考えれば敵であることは明白だ。
「目的はコイツらを回収しに来たってことか?」
フツバはこれ以上騒ぎは起こしたくない。
先の爆発で住人が点々と集まって来ている。
「そんな訳、ないだろ!コイツらも持ち帰りはするが君も持って帰らせてもらうよ!ソウ、筋肉!」
そう言って両腕を上げて上腕二頭筋に力を加えると全身も筋肉が張る。
「手っ取り早く終わらせたいからもういくぞ!」
フツバが斬りかかりにいく。
「筋肉待て!」
シシは普通に手を前に出して止める。
特に筋肉は関係ない。
「んだよ、やりづれぇなぁ」
戦いに来たと自分で言っときながら戦おうとしても応えない。
「だって、オトメ!フツバ!君は筋肉が少ないじゃないか!だからね、君の強さは本当の強さとは言えない!だから僕が腕相撲で本当の強さを教えてあげよう!手っ取り早くていいだろ!」
シシはフツバの戦闘力の割に細身な体に指摘する。
「机、机、」
シシは倉庫の端っこにあった無事の机を持ち上げて来る。
右肘を机について構える。
「さ、やろう!」
シシはやる気満々だ。
どうやらフツバに負けるなんていうことは考えてもいないのだろう。
「別に良いけど、」
最高級などと自称しているのだから戦ってみたいのだが本人はフツバに筋肉を伝えたくて堪らないらしい。
フツバも右肘を机についてシシの手を握る。
「合図は君で良いよ!」
シシは握っても筋肉を感じない感じないフツバに勝ちを確信する。
「よーい、ドン」
フツバの無気力な合図とほぼ同時に決着がつく。
一瞬の間にシシの腕がフツバによって倒されている。
「きんに、くぅ」
「うそ、だろぉみたいに言うな」
シシは決して力を入れていなかったのではない寧ろタイミングが分からないから常に入れていたなのに倒れている。
「うん!君強いね!もうちょっと筋肉放出するよ!ニ筋肉!」
男の掛け声と共に筋肉が更に膨らむ。
タンクトップも限界まで伸びている。
「じゃ、行きますよー。よーい、ドン」
フツバが増強された筋肉に臆することなく何気なく始めてはまた倒している。
「き、ん、に、く?」
「だから、う、そ、だ、ろ、みたいに言うなって」
流石のシシでも自分が負けたことにショックを受けているようだ。
「一体どこからそんな筋肉を放出している⁉︎」
フツバのさっきまでとなんら変化ない姿なのに何故こんな差がでるのか分からない。
「まず放出するもんではないしな。見かけによらずお前より力があるんだよ」
フツバが自分の少し筋肉がついた腕を見せて自慢げに話す。
「それじゃあ、四筋肉だニク!」
タンクトップは張り裂け、図体も少し大きくなり身長は二メートルほどに伸びる。
「それでも俺が勝つよ、たぶん」
「やってみないと分からんニクよ!」
声も少し図太くなり喋り方と太さが合わない。
それと
「何?その語尾?」
あからさまに変わった語尾。
「語尾?あぁこのニクの事ニクか!これはまぁご存知の通り体の筋肉割合が増えたから必然的にニクが語尾に付くよねって話!、、、ニク」
「今、忘れたよね?絶対今忘れてたよね」
フツバがガバガバな設定をさらに指摘する。
「イヤイヤ、忘れてないニクニク!そんなニク、これはヴェーラの決まり事ニクでそんなわざと自分で付けてるわけではないニク!」
(コイツ、誇張し過ぎてニク余分に付けちゃってるよ。なんなのコイツ?)
そんな茶番はさておき今度こそ決着をつけにいくシシ。
「じゃ、いくよー。よーい、ドン」
この世界はシシの筋肉がどれだけ増えても終着点は同じようだ。
またフツバがシシの手をトドメとばかりに強くねじ伏せている。
「なんなんニクかー‼︎さっきからそんな見た目で何で勝てるニクかー⁉︎憎々しいにも程があるニクー」
図太い声に可愛らしい喋り方でもはや脳の処理が追いつかない。
「それで限界かー?筋肉さんよ。ハッキリ言ってお前達は弱いぞ。ヴェーラの使い方を間違えすぎだ。ヴェーラは絶対的に強さを補填してくれる最強能力じゃねぇ。
例えるならお前達が考えているヴェーラは足し算で実際のヴェーラは掛け算だ。お前達の元が一ならそこに何を掛けても一しか生まれない。雑魚がどれだけヴェーラを使っても雑魚のままだってことだ」
フツバがヴェーラその物への考え方を正す。
「お前達は掛ける数字が大きいのに元の数字が弱過ぎる。ただのちょっと暗いだけで気配が薄いと勘違いしてるやつ、戦いへの熱意だけで乗り切ろうとしてるやつ、自分で追撃を加えれる様になれば最強レベルなのに金貨を操ることだけしかできないやつ、数の暴力でなんでも乗り越えれると思ってるやつ、それから筋肉だけのバカ」
フツバを右手の甲を左手で撫でるシシが何も言えずに見下げている。
「オトメ・フツバ。貴様は今私達だけではなく『鷹の牙』をもバカにしたことになるんだぞ。それがどれだけを敵に回すか分かっているのか⁉︎この最高位の強さを誇るスジスジ・シシをバカにするのも大概にしろ!」
喋り方を怒りで忘れてしまい、とうとうただの筋肉デカ野郎に成り下がってしまうシシ。
「お前が最高位?『鷹の牙』舐めてんのか?」
「私に『鷹の牙』を舐めているのかだと?ふざけるな!」
「ふざけてねぇよ。お前が最高位な訳ないだろ。その団体の頂点に立つ奴はいつだろうとめちゃくちゃ強いんだよ。だからこんな支配下に置くような事してても軍も手が出しづらい。全面戦争したら大量に戦力削られるからな。そんな風に地位保ってる団体を名乗っておきながらその程度で最高位……笑わせるなよ。
周りの奴らからはそう囃し立てられてるのか知らないけどお前は弱いだからそんな風に名乗んな」
『鷹の牙』非政府団体であるこの団体が咎められていないのはトップの戦力が故である。
『牙』と言われるトップは四豪御雷と同格と言われる程の実力だ。
そんな強さに誇りを持っている団体に所属しておいて弱者が最高位なんてほざいているのをフツバは『牙』の強さを認めているので看過はできない。
「お前に何が分かる!この米粒がぁ‼︎十筋肉、筋肉連打!ファッ‼︎」
筋肉が膨れ上がり、肌が赤化していく。
身長は五メートルを超える巨大から繰り出される上からの連打攻撃。
それをフツバは反撃するのでもなく防御するのでもなく微動だにせずに受け続ける。
「流石にヤベェんじゃねぇのか⁉︎」
スカーフがあまりに巨大なシシの攻撃を受けるフツバを心配する。
「……」
「……」
ライラとアトラも地鳴りが起きるほどの連打を真正面から受けるのを見て大丈夫だと言いきれない。
「どうした⁉︎オトメ・フツバ⁉︎元が小さいだの最高位じゃないだのよくも言ってくれたな。どうだ圧倒的筋肉を前に手も足もでまい!あんな髪の奴らなんて助けに来ず逃げるべきだったな!」
シシが一方的に殴り続け、頭蓋から血が出てきたフツバを見てそう勝ち誇る。
その言葉にフツバがピクリと反応する。
シシがトドメの一撃に大振りの一撃を振り下ろす。
シシとフツバの目が合う。
頭蓋から血を流し顔面血まみれのフツバがシシの方を真っ直ぐに睨んでいる。
案の定、シシの攻撃はフツバの左手で音もなく受け止められる。
「う、そ、に、く⁉︎」
「弱いんだよ。あと一億回殴られても死ぬ気がしねぇ!」
血まみれのフツバは目の前の赤い巨体よりも恐ろしく、怖い、この世界のものではない様に皆の目に映る。
激しい地鳴りに村の人々が大量に群れている。
村民もその様子を顔を強張らせながらただ見ている。
フツバは五メートル近くにあるシシの顔付近まで飛び上がる。
シシの顔面を蹴ろうとする修羅のような表情のフツバ。
「どんな筋肉鍛錬してんだい⁉︎」
「アイツ、マジでどうなってんの?」
「やはりフツバさんは人間ではないんですね」
「カ、カッケェ‼︎」
「あの人はやっぱり凄い人なんだ」
「リーちゃんこれ夢じゃないよね?」
「夢であってもらわないと私達の目指すのがこれになっちゃう」
フツバの蹴りがシシの額に直撃し、一瞬の破裂音が僅かに遅れて聞こえてくる。
シシがそのまま森の方に倒れる。
デカい図体は倒れた後小さく戻る。
「ふぅ」
フツバが着地し、一息吐く。
そしてみんなが居る方を見て血まみれながらに笑いかける。
「あったまクラクラする」
フツバが揺れる視界を元に戻そうと側頭部を軽く叩く。
「おい!」
後ろから一人の若い男の声が飛び出る。
「途中からアンタら来てたな何か知らんけど。何?戦い方がキモかったなら謝る」
フツバが一難去ってまた一難になるのをめんどくさがる。
「どうしてくれるんだよ⁉︎お前のせいでコイツらがここに攻め込んできたら⁉︎こっちには子どもだって居るんだよ!お前みたいに転々と動くことはできないんだよ」
フツバが血の足りなくなった頭を酷使し始める。
最後の踏ん張りだ、軽い治療にと薬草を投げるライラ。
フツバに直接加勢しないのはフツバがそう背中で語っていたからだ。
「あなた達はこの戦いがなぜ起こったのか知ってるのか?」
「聞いたよ。なんでもその後ろのゴミガキ共を助けるためにこんなことしでかしてくれたらしいじゃねぇか‼︎」
自分達の生活が脅かされたとは言えそれはあまりに酷い言い草だ。
スカーフ達はなんの罪も無いのに、村民と目を合わせることができない。
「同じだろうが、」
フツバが頭を押さえて下を向いてそう呟く。
「は?なんだよ?」
「同じだろうが‼︎言ったよな子どもがいるって!なら後ろのアイツらだってアンタらの子どもと同じだろうが!自分の子どもじゃなけりゃどうなっても良いのかよ⁉︎」
珍しくフツバが怒りの感情を剥き出しにしている。
「悪魔の髪のガキ共だろうが‼︎これだから不幸を呼び寄せる髪は、」
「不幸を呼び寄せる?そんな証拠どこにある?」
フツバの頭の出血が止まらない。
「証拠?今だろうが!村に危険を呼んだこれだけで十分だろうが‼︎」
「アンタらが問題にしてるのはコイツらを倒したことだろ!なら、危険を呼んだの黒髪の俺だろうが!」
「でも、間接的に関わってるだろうが‼︎」
「イジメや差別ってのはこじつけから起きんだよ。そうやって間接的な事をすぐにこじつける。間接的ならアンタらだってこの村にコイツらを放置してたって間接的に関わってるだろうが⁉︎ならアンタらも桃髪ってことか⁉︎」
「……あぁ!もういい!お前ら全員早く出ていけ!」
何も返せなくなった男が理解不能な結論を出す。
「全員?俺らだけだろ?お前ら、さっきからふざけたこと言ってんじゃねぇぞ‼︎返す言葉ねぇなら一方的に言わせてもらうぞ!お前ら子どもを育てるだどうのって喚いてたがどうなんだよ?
今のお前達は自分の子どもの前で胸張ってお父さんやお母さんみたいになりなさいって言えんのか⁉︎」
フツバが男の後ろで黙ってその男に賛同しているもの達へ怒りをぶつける。
スカーフやアトラ達の為の言葉には聞こえない自分のことを語っているかのような声だ。
「……」
その言葉にうんともすんとも言えない村民達。
「そうだろうな‼︎この国にいや、この大陸に住んでたらそりゃあ一度は見るよな桃髪差別!それをアンタらは見て見ぬフリをしてきた、そうだろ⁉︎間違いって分かってても動けなくて何も言えなくて黙認する‼︎そんな自分達が本当に子ども達の理想の大人って言えんのか?周りの奴らがお前らに言わなくとも俺が言ってやるよ。お前らは間接的に人を殺してんだよ。」
フツバが尻すぼみに語調が弱くなっていく。
「そんなことは、」
「あんだろ。桃髪十人拷問殺人事件。監禁に性的虐待、暴力、終いには餓死。これはお前らが引き起こした事件じゃねぇのかよ⁉︎」
「……」
「これを聞いてきっと改めようとした奴はいるだろうよ。でも周りが動かないから、自分も動かない。それが今後、桃髪で生まれてくる子ども達を殺すのと同義だって分かってやってんのか?なぁ⁉︎」
「やめろ」
「やめねぇよ!事実だろうが!桃髪になるのはお前の子どもかもしんねぇし、孫かもしんねぇし、そのまた孫かもしんねぇ。それでもまだ黙認し続けるのか?自分の子どもに優しく接してあげるようになんで事故にも等しい桃髪の子には優しくしてあげれねぇんだよ。
そりゃあ、多少なりとも接し方は変わるかもしれないけど、優しく、手を、手を、笑顔で繋いであげることくらいはできるだろ?」
フツバが泣いてるかのように言葉が詰まる。
ライラ達にはフツバの表情は見えない。
これはフツバが今までに抱えてきた思いなのか、まるで体験してきたことかのようにも聞こえる。
子連れの村民達は自分の子どもを強く抱きしめている。
自分達が見逃してきたものが走馬灯のように蘇って心を抉る。
「頼む、コイツらをここのただの住民として住ませてやってくれ」
フツバが流血が止まった頭を下げる。
それにライラとアトラ、サイトウも同時に下げる。
その四人を見て釣られて四人も頭を下げる。
「お願いします」
そう真っ先に言ったのはいつも元気に返事をしていたリーレンスだった。
「ズルだろ。あんなこと言われた後にこんなお願いされたら」
男の怒りは収まり今度は悲しみが溢れてきている。
「ズルなのは重々承知だ。だけど言ったことに偽りは一切ない」
フツバがそう頭を上げて真っ直ぐ伝える。
「私はこの村の村長をしているゴルゴンという者だ。早く出て行ってくれ。指名手配犯を置いておく場所はここにはない」
先程まで感情を代表して言っていた村長の若い男がそう言ってくれる。
「ありがとう、ゴルゴンさん」
フツバが指名手配犯のみを追い出すことに感謝する。
「最後に一つ聞きたいことがある」
ゴルゴンがフツバに喋りかける。
「何?」
「アンタは桃髪じゃないんだよな?」
そう頭の黒髪を見ながら聞く。
「そうだよ。見ての通り純粋な黒髪だぜ」
フツバが髪を手で揺すって正真正銘の黒髪である事を証明する。
「そうか、早く行け」
ゴルゴンが振り返ると眺める村民達はゴルゴンの通る道を開ける。
文句を言う者は誰もいなかった。
それだけこの国には差別が蔓延している。
「お前が止めてきたんだろって、まぁいっか」
フツバが軽い愚痴をこぼし、晴れた笑顔で振り返る。
もちろん、血まみれだ。
「お前達、ごめんな。騒ぎを起こした所為でもう出ないといけなくなっちまった。まだまだ教えたい事あったんだけどなぁ」
フツバがスカーフ達との早々の別れを惜しむ。
「先生がいなくなるのは辛いけど前みたいにもう落ち込むことは無いと思う」
スカーフがそう元気に言う。
「氷野の方が良かったのか……」
「そう言う事じゃなくて!」
曲がった意味に捉えられて焦るスカーフ。
「冗談だよ。ありがとうな、スカーフ」
フツバが自分のこの数日間が意義のあった事だと痛感する。
「私はあなたから強さとは何か知れたと思います」
「私はあの血まみれの姿のようになれるよう頑張るわ」
「リィヤ、リーレンス、ありがとうな」
最後の一人をフツバが見る。
「僕も、言いますか?」
立ち位置が教え子に当たるのか難しくて入りづらい。
「難しいよな。どうしよっかぁ、、、なんでも良いよ」
「屋根上の言葉は忘れません」
「丁度いい!」
フツバが指パッチンをして指を指す。
「ありがとうな、レグレス」
全員が弱卒業式の様な物をしたところで本当に言いたい事のある最後の一人が残っている。
子ども達全員それを知っていたのか全員がサイトウを睨む。
しかし長々と謝罪を聞いてる時間は無くなってきた。
「私は、あなた達を、」
「良いんだよ。結果はさておきやったことだけ見たら正しいんだから。数日前に来た変な奴らより、コイツらを優先した。それだけのことだろ。寧ろ安心したぜ。尊敬する人の恩人だろうとコイツらを優先した。これからもその感じでいてくれると安心できる」
フツバが超ポジティブな意見を言う。
結局言いたいことはそれに終着するのだからそれでいい。
「最後まで本当にありがとうございます」
サイトウがなんとか泣かないようにと頑張りながら頭を下げる。
「それじゃ、行くわ!」
フツバがムードを変える。
「レグレス、みんなありがとう。楽しかったわ」
ライラが言いそびれた事を言っておく。
「私の機械で存分に扱かれてくださいね」
アトラも言っておく。
「よいしょっと」
フツバが二人を両脇に抱える。
「じゃあなお前達。元気で強くなれよ!」
フツバがそう言って森の方へ駆けていく。
「「「「「ありがとうございました」」」」」
サイトウ含め五人の声が揃って森に木霊する。
「あそこまで言われちゃうと何だか俺達立派になった気分だな」
フツバが両脇の二人に喋りかける。
「そうね、でも私達、」
「「「指名手配犯だからな」」」
読んで頂きありがとうございました。
半分だけでも三時間くらいかかりました。
この章で描きたかった事を書き詰めた感じの話になってしまいました。
どうでしたでしょうか。三・五章、これを四章にするかも迷いましたが敵が雑魚いこともあり・五にしました。
フツバの桃髪へ対する考え、フツバの教えによって強くなる子ども達、強くなったのは武力という面じゃなくて考え方や精神面の方が大きかったかなと思います。
良ければこの章の感想、アドバイス、質問、お願いします。