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今日見た夢の話

作者: 由芽多 夢男

ある学校で無差別殺人が起きた


それは何者かがピエロの格好で侵入し生徒を殺すというものだった


そのピエロは赤髪に白塗りで赤い鼻をつけた被り物に、その学校の制服を着ている特徴だった


そして日に日に生徒の犠牲者は募っていき合計で5名の生徒が犠牲となった。

そして今日もひとり生徒が犠牲になろうとしていた。


その日ピエロはターゲットの生徒を屋上へ呼び出し殺しを働こうとしていた。

そしてターゲットが屋上へ到着すると背後からピエロが現れる






女生徒:きゃー!


ピエロ:木下優樹菜か


ユッキーナ:さっ、殺人ピエロっ!!

なんで私の名前を!


ピエロ:遂にあんたで最後


ユッキーナ:なんで私を狙うんだよ!


ピエロ:お前達はゆいPの人生を奪った、私はお前達を許さない、だから今度は私がお前達の人生を奪ってやる


ユッキーナ:(ユッキーナは思い当たる節があるような表情で)

ゆいP、、ゆいPってあの同じクラスの、、


ピエロ:そう、わかるだろ?お前達がグループになって散々イジメてきたあのゆいPだ


ユッキーナ:で、でもなんでそれを知って、、お前一体誰なんだよ!


ピエロ:私? 私は、、

(被り物を取りながら)

広瀬すず よ。


ユッキーナ: 、、、し、知らないぞ私はお前なんて!


すず:でしょうね。私はこの学校には関係ない、ただのゆいPの幼馴染みだもの。


ユッキーナ:幼馴染み、、


すず:先日 私は幼馴染みであるゆいPのお母さんから相談されたの

『ゆいPが毎日家から制服で出て行くのに通知表を覗いてみたら毎日欠席になっている』と、

それを聞いて私はこの学校の生徒達にゆいPの情報を確認しに来ると、学校での目撃はたまにあるそうで、ゆいPは学校には来ているって分かった。

なのに何故毎日欠席扱いなのか不思議に思い私は、ある日の放課後 清掃員のフリをして、ゆいPのクラスに隠しカメラを仕掛けた。

そしてその隠しカメラの映像を見て愕然とした。

ゆいPが教室の隅の方で張り付けにされ手足も縛られてお前達のオモチャになっている姿を見てな。


ユッキーナ: (分が悪そうな表情で舌打ち)


すず:しかも担任のセンコーまでその行為を明らかに認識しながら見て見ぬフリ。更には出欠の時に口をテープで塞がれたゆいPは返事が出来ず欠席にされる始末。

私はこの事実を知った時幼馴染みとして、ゆいPの代わりにこいつらに必ず報いを受けさせると心に決めたの。

(血にまみれた包丁を見つめながら)

そしてお前を殺した後、担任のセンコーは色仕掛けでホテルにでも連れ込んで隠し撮りをバラまき家庭崩壊でもさせてやる予定。


ユッキーナ:ちょ、ちょっと待ってよ!

そうゆう事なら私だって脅されてるんだよ!


すず:は?何言ってるの?


ユッキーナ:私も、ある奴にゆいPを毎日なるべく思い付く限りの酷いイジメをしろって脅されてるの!

この事は誰にも言うなって言われてたけど、、


すず:じゃあ誰なのそいつ?


ユッキーナ:それは分からない


すず:(首元に包丁をつきつけながら)

死にたくなくて嘘をついているのね、もう言い残す事はない?


ユッキーナ:違う!!嘘じゃない!本当に脅されてるんだって!コレを見て!

(ケータイの画面を見せながら)

保育園にいる弟が人質になってる、、

今の所は隠し撮りをされてるだけだけど本当にヤバいの。

ゆいPの事をイジメろって指示された初日、私は大したイジメをゆいPに出来なかった。

(ケータイの違う写真を見せながら)

そしたら次の日の朝、保育園に置いてある弟が作った工芸品だけ粉々にされてたの。弟はまだ3歳なのよ、、


すず:(ケータイの写真を良く見てから)

犯人の目的は何なの?


ユッキーナ:分からない!本当に何も分からないの!

誰なのかも目的が一体何なのかも、、


すず:そんな事って、、、、








そして、すずの復讐は完遂を手前に一時中断してしまう。


その後 すずとユッキーナは黒幕が誰なのかを突き止める行動に出る。


ユッキーナが黒幕とやりとりしていたメールアドレスへ『直接会って話したい』などと言い黒幕と待ち合わせを取り付ける事に成功し、いざ待ち合わせ当日、待ち合わせ場所へすずとユッキーナが行くと、そこには何故かゆいPが居た。






ユッキーナ:はーっ!?ゆいP!?


すず:え!ゆいP!なんでこんな所にいるの!?


ゆいP:え、す、すず!? すずまでなんでここに!えっ、、


すず:え、私はだってゆいPがイジメられてて、それでその黒幕を、、


ユッキーナ:ちょい待ち、ゆいPあんた今『すずまで、なんで?』って言ったな、

て事は私が来る事は分かってたんだろ、

じゃ あんたが正真正銘 待ち合わせをした黒幕じゃん!どうゆう事か説明しろよ!


(しばらくゆいPとすずが顔を見合わせる)


ゆいP:あ〜ん バレちゃったか〜

そうよ私が今回の事件全部仕組んだの〜


すず:な、なんでゆいP、、

自分がイジメられる様に仕組むなんて、、


ゆいP:だって、そうしたらすずが昔みたいに私を守ってくれるじゃな〜い


すず:え?


ゆいP:忘れちゃった〜?

小学生の時イジメられてた私をすずが守ってくれたじゃない?あの時凄い嬉しかった〜!

それを機に私とすずは仲良くなっていったよね、でもね、なんかね、普通にすずと仲良しな友達になっても全然嬉しくなかったの。

イジメられてる私を助ける為に必死になって違う奴に暴行してたすずが私は好きなんだなって気付いたの!


すず:ゆいP、、そんな、、


ゆいP:だからね今回もまた すずが暴行してる所見たくて、ユッキーナに正体を隠しながら、私を本気でイジメる様に指示しちゃったの!


ユッキーナ:っっ! こいつ、、イかれてる、、


ゆいP:そしたらすずったら、本当に期待通り、いや期待以上の働きをしてくれたの〜

最初に殺人ピエロが噂になった時はピンと来なかったけど、私をイジメてた奴らだけがどんどんピエロに殺されていくのを見て、きっとすずがピエロになって私の為に、イジメっ子達を殺してくれるんだわって感じれた時は本当に最高だったわ、は〜ん


すず:、、、、。


ゆいP:あ、ちなみに私がイジメられるのを邪魔させない為にセンコーを脅してたのも私よ。

毎日欠席にする様に指示したのも私。

そしたらお母さんにわざと通知表を見える所に置いておけば、お母さん心配して幼馴染みのすずに相談するでしょ〜


すず:そんな! ゆいPのお母さんは本気でゆいPを心配してたのよ!


ユッキーナ:ダメだ、こいつには何を言っても無駄だ


すず:でも!

私にとっては唯一の幼馴染みなの、、


ゆいP:そうよ、だからすず!またあの時みたいに、私を守る為にその女を殺して、担任のセンコーも殺してちょうだい!


ユッキーナ: こいつ幼馴染みの正義感を利用して、なんて最低な事させてんだ


すず: 、、、、、


ゆいP:さぁ!


すず:、、、。 無理だよ、出来ないよゆいP


ゆいP:なんで!あなたの大切な幼馴染みがイジメられたのよ!ほら!私の為に殺してよー!


すず:ダメだよゆいP、そんな自分の欲望を満たす為に私だけで無く、周りの人達まで脅してコントロールして利用するなんて、許せない。幼馴染みとして許せないよ。


ゆいP: 、、、、。

ふ〜ん、じゃあほら、そこの女、弟を傷つけられたくなかったら今ここで私を殴り続けなさい。


ユッキーナ:はっ?!


ゆいP:またすずが幼馴染みを助ける為にピエロになって殺しをする様に私を殴り続けろって言ってんだよ!

それとも弟だけでなく、家族みんなどうなっても良いんだ〜?



ユッキーナ:、、、、ちっ!

(ゆいPを殴り始める)


すず:や、やめて!


ゆいP:さぁ!すず!

この女を殺さないと、あなたの大切な幼馴染みは死んでしまうわよ!


ユッキーナ:くそっ!


すず:、、、、、、もうやめて!

わかったわ。








すずはピエロの被り物をつけ、包丁を取り出し、ユッキーナとゆいPの所へ歩き出す







ピエロ:ごめんなさいね、こんな出来損ないのダメな幼馴染みで、、


ユッキーナ:おい、ゆいP 家族には絶対手出さないって約束しろ


ゆいP:ああ、もうあんたは用済みだから家族にも別に構わねぇよ。

じゃあすずお願い〜

私こいつにイジメられてるの〜 助けて〜






そしてピエロは思い切り心臓をひと突き。

幼馴染みのゆいPの心臓を貫いた。


ピエロの被り物の表情は満面の笑み

が しかし返り血の跡が涙の様に何故か見えたり見えなかったり。。


Fin.

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