第一話、中編
学園全体にサイレンが響き始めた、恐らく正午を知らせる物なのだろうか、生徒たちは立ち上がり教室の外に出て行き始めた。
転校してきた修也にとっては、その行進がなんなのかは理解できなかったが。
教壇にいた先生も立ち上がり、それが昼休みであると理解したときは、クラスには誰もいなかった。
仕方なく立ち上がった修也は、学校内を探索する事にした。
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美術室と書かれた教室の隣にはテラスがあり、そこには上に行くはしごがあった
興味本意で登ってみると、そこには学園ラブコメであるような屋上が広がっていた。
もっとも、学園ラブコメの用な屋上ではなく、雨水がたまり、フェンスもない
寂れた屋上であった。
「あれ転校生君、こんなところで何やってんの?」
突然後ろから声がしたので振り返ってみると、
知的な存在を醸し出す眼鏡と、赤っぽい髪にバンダナ、手元にはタブPC
そして名札は真っ黒な、自分と同じくらいの身長の少年が後ろにいた。
「あちゃー、ここを知ってしまったか、生きて返すには....」
「学生が学校にいちゃだめなのか?」
一瞬の沈黙、そしたら向こうから。
「君の言ってる事は正しいよ、てか、冗談で言ってるんだから、冗談で返すのが筋だろww」
初対面でここまで言ってくる少年を見て、
はっきり言って修也にとってはこの少年がうざくてたまらなかった
「ああ、その目、俺がうざくて殴りたいと思った目だな」
「殴りたいまでとは思ってないけど...」
修也が出した言葉に対し少年は、
笑い始めた、声は高く屋上中に響き渡る声で
「何がおかしいんだ?」
修也が出した質問に返した言葉は
「うん、すごくおかしい、普通の人間なら図星をつかれ慌て始めるところなのに、君は慌てる事なく、それを認めるところがね。
この学園には君みたいな人、全然いないよ、ほんとに」
あきれたか押した修也に少年は自己紹介を始めた。
「俺は浅上計、ケイって呼ぶと言いよ、よろしくな、ヒカゲモノの大神君ww」
「おまえもヒカゲモノだろ、ケイ」
暗く曇った空に笑い声が響き渡った
浅上計 出席番号ナシ
修也の友人として接してくる少年、はっきり言ってうざい
好物はのり巻きあられとおにぎり