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プロローグ


将来の夢は、普通に技術者でもやりつつ、ラノベ作家、です。

つたない文章ですが、読んでやってください。


 青く、透き通った空だった。

 澄み渡る空気が気持ちいい。

 呼吸を繰り返していると、このままでいたいと思うほどに。

 ここにずっといて、ずっと呼吸していたいと思ってしまう。

 だけど、今はそんなことをしている場合じゃないと分かっている。

 私が今いるのはどこまでも伸びる草原だが。

 私はここにきた覚えなどない。

 私が今着ているのは学校指定の制服だが。

 私は制服で外出は全くしない。

 なら何故こんな状態になっているのか。

 私には、さっぱり分からない。

 確かに私はさっきまで、空き教室にあるロッカーを覗いていた。

 隠れ場所にはちょうど良い。思って中に入り、扉を閉め、瞼を降ろしたら、これだ。

 驚く以外にできることなどない。

 私は少し不安になった。

 ここにいたいけど、ずっといたいけど……帰らなきゃ。

 でも、帰る方法はあるの? と。

 振り返っても、空を仰いでも、地面を見渡しても。

 それらしきものは何も見あたらなかった。

 心の底から安心するような、そんな空気なのに。

 不安だけが溜まっていく。

 恐い。

 私……。

 帰れるの?

 帰れないの?

 どうしよう。

 連絡する?

 繋がる?

 嗚呼。

 どうしよう……。

 無意識に手が動き、携帯を持ち上げていた。だが……電源がつかない。

 バッテリーでも落としたのかと思ったけど、思いたかったけど、そんなわけがない。

 どうすれば良いの?

 不安が溜まるばかり。

 私は自然と右足を前へ、左足を前へと。

 交互に足を進めて歩き始める。

 まるで、そうすれば不安が隠れるとでも言うように。

 交互に、一歩一歩、前へと進む。

 しだいに、本当に、気分が晴れてきた。

 なんとかなるんだろう、そんなきがした。

 知らずのうちに、最近ハマっているボカロの曲を口ずさんでいた。

 …………がたっ。

 何かが動いた音がした。

 私はそれに気づかなかった。

 気づかないほど、気分が良かった。

 現実逃避をしていたのだと後々分かる。

 それはともかく。

 …………がたがたがた……

 先ほどより小さな音だったが、確かに何かが動く。

 私は気づかない。

 目の前に大きな岩がある。

 私は手をかけた。ちょうど口ずさんでいた曲の、サビの部分に入ったのだ。

 そして……


 え?


 私の足下に、大きな穴があいた。

 私の見下ろした先は、闇だった。


 重力に従って、私は落ちていく。


 もう、なにがどうなっているのか、分からなかった。

 ただ、これだけは分かった。


 嗚呼、これじゃあ、死んじゃう。


 走馬燈は見なかった。



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意見でもいいので。

厳しい言葉、大歓迎(Mじゃないですよ?)

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