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コタツ  作者: オセロ
1/3

プロローグ(?)

「俺んち独り暮らしだけどあるよ」


自分の家にはコタツがない(実家にはある)入ったこともない、という友人達にささやかな自慢をした。


本当に本当に小さなことだ。これから真冬になるのに床暖房もない苦学生の住むアパートは寒い、みんなコタツがあったらなぁと言うから言ってしまった一言、まさかこんなことになるなんて・・・。



「われらが救世主コタツに乾ー杯!」


「「イエーイ!!」」


俺の部屋で騒いでいるのは同じキャンパス仲間の3人、健太と陽一と広、いつもこの3人とつるんでいる。


かるく自己紹介すると、清瀬健太21歳(てかみんな21歳)そこそこモテる『長身男』184cm俺と頭一個分違う、運動普通、勉強できる。大人っぽい(?


沢田陽一、一言で言うとバカ!まぁいいヤツなんだけど。『自称超不自然天才自』(意味わからん

運動できるが頭悪い見た目どうり軽い男(実は乙女な心を持ってたりする


高宮広3人の中で1ランクも2ランクも上の男いわゆる『完璧人間』かつ冷静。でも女嫌いで有名。実はあっち系なんじゃないかって噂もある(多分違うんだろうけど


そして、俺は・・・・・・ご想像にお任せします。




「よし!暇だ!!」


「叫んで言うことかよ」



陽一のボケに広の鋭い突っ込み。こんなんで中学の時からの付き合いらしい



「そろそろいいんじゃないか?」



健太はお絞りを使いなべのフタを開ける

そう、今日は俺の部屋でコタツを入るだけではなくなべもやっているのだ・・・美味そう。



「てか、何が悲しくてヤローだけでなべやってんだろうな・・・」



食べながら健太がポツリと言う



「じゃぁさぁ恋バナしね〜」



こいつはまた、唐突な・・・恋バナって・・・



「おいおい女じゃないんだから・・・」



みんな俺と同じことを思ったのか陽一の提案を否定する



「だってやったことねーんだもんヨ。それに聞きたいじゃん?広の恋とか広の恋とか広の恋とか」


「全部俺かよ」


「まぁ、それは一理あるな」



俺も健太もうなずいた。ノーマルかそうじゃないのか物凄く気になる。いっせいに広を見た



「おい、その視線どうにかしろ」


目頭にシワを寄せてにらんだ。




てなわけで始まった



「題して、男だらけの真冬、恋に花を咲かせましょうスペシャル!!」


よく瞬時に、そんな長ったるいテレビ番組のコーナー名みたいの、思い付くな陽一くん。



ルールー(?)

順番に自分が今まで経験してきた恋を1つ話すという何とも恥ずかしい罰ゲームまがいなこの行為、絶対に女の子にだけは見られたくない。


ってか俺の想像していた恋バナとなんか違うような気がするんだけどいいのかな・・・?






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