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第39話:ツアー最終日前日の衝撃

全国ツアー「スターライト☆ドリーム Cosmic Journey」は、初日の聖奈の奮闘と2日目の悠斗との最高のパフォーマンスを経て、順調に日程を消化していた。全国10都市を回る旅路は、各地のファンの熱狂的な歓声に支えられ、聖奈、彩花、真央、怜奈の絆もさらに深まっていた。ツアー最終日を翌日に控えたこの日、最後のリハーサルが東京の練習スタジオで行われていた。

練習中、聖奈は汗を拭いながら頭の中で悠斗に呟いた。

「悠斗くん…いよいよ明日でツアー最終日だよ。毎日疲れるけど、みんなとファンのおかげで頑張れてる。明日も最高にしようね!」

悠斗が明るく返した。

「聖奈ちゃん、ほんとすごいよ! ずっと輝いてて、俺、毎日感動してる。最終日も一緒に最高のステージにしようぜ!」

聖奈は笑顔で「うん、よろしくね」と呟き、ダンスのフォーメーションを確認した。

リハーサルが終盤に差し掛かり、メンバー全員が一息つこうと床に座った時、真央が突然立ち上がり、静かに口を開いた。

「あの…みんな、ちょっと聞いてほしいことがあるんだ。」

その声に緊張感が漂い、聖奈、彩花、怜奈が顔を上げた。真央は目を伏せ、深呼吸してから続けた。

「私、このツアーを最後に…スターライト☆ドリームを卒業しようと思う。」

一瞬、スタジオに重い沈黙が落ちた。聖奈の頭が真っ白になり、彩花が「え…何!?」と声を上げ、怜奈が「真央ちゃん、冗談だよね!?」と慌てて立ち上がった。真央は唇を噛み、静かに説明した。

「冗談じゃないよ。ずっと考えてたんだ。このツアーで、みんなと一緒に最高のステージ作れてとても幸せ…。だけど、私、別の道で夢追いかけたいって思うようになったの。」

聖奈の感情が爆発した。「何!? 真央ちゃん、急に何!? ツアー中ずっと一緒に頑張ってきたのに、最終日前日にそんなこと言うなんて信じられないよ! 私たち、ずっと一緒だと思ってたのに…!」 涙が溢れ、声が震えた。頭の中で、聖奈が悠斗に呟いた。

「悠斗くん…真央ちゃんが卒業するって…どうしよう、私、頭整理できないよ…。」

彩花が真央に詰め寄り、目を潤ませながら叫んだ。

「真央、勝手すぎるよ! 私たち、グループでずっとやってきたじゃん! 、辛い時もみんなで乗り越えてきたよね! なんで今!?」

怜奈も涙をこらえきれず、「真央ちゃん…こんな大事な時に抜けるなんて考えられないよ。ツアー最終日、どうやって笑えばいいの!?」と声を詰まらせた。

真央は目を潤ませながらも、冷静に言葉を続けた。

「みんな、ごめんね。急に言ってごめん。でも、みんながどんどん輝いてくの感じて…私、自分の夢に挑戦するなら今だって思ったの。スターライト☆ドリームは私の宝物だよ。みんなのこと、大好きだから…だからこそ、ちゃんと伝えたかった。」

その言葉に、聖奈はさらに感情が溢れた。

「大好きなら、なんでやめるの!? 私たち、もっと一緒にやれるよ! 真央ちゃんがいないなんて考えられない…!」

彩花が「真央の夢って何!? それがそんなに大事なら、もっと早く言って欲しかった、それか、せめてツアー終わってから言ってよ!」と怒りをぶつけ、怜奈が「そうだよ…最終日前日にこんな話されたら、私たちどうしたらいいか分からないよ…」と泣き崩れた。真央は涙をこらえきれず、「ごめん…みんなに迷惑かけるの分かってる。でも、隠したくなかったんだ」と呟いた。

聖奈は床に座り込み、頭を抱えた。頭の中で、彼女が呟いた。

「悠斗くん…私、どうすればいいの? 真央ちゃんが卒業するなんて…ツアー最終日、笑えないよ…。」

悠斗が静かに返した。

「聖奈ちゃん…辛いね。真央ちゃんの気持ちも、聖奈ちゃんたちの気持ちも分かるよ。でも、最終日がまだある。真央ちゃんと一緒に最高のステージ作って、送り出してあげられるよ。聖奈ちゃんならできるって、俺、信じてる。」

聖奈は涙を拭い、「うん…頑張るよ。でも、今は辛すぎる…」と呟いた。

ツアー最終日前日の練習中、真央の突然の卒業告白にメンバーの感情が爆発した。聖奈、彩花、怜奈の怒りと悲しみが交錯し、真央の決意との間で衝突が起きた。ツアーの終わりを目前に、グループは大きな試練に直面していた。

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