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第34話:楽屋での気づき

遊園地デートでのオフを満喫した後も、聖奈と「スターライト☆ドリーム」のスケジュールは詰まっていた。ある日、新曲『Cosmic Pulse』のプロモーションの一環として、雑誌の取材と撮影が終了し、メンバー全員が楽屋で一息ついていた。聖奈はメイクを落としつつ、頭の中で悠斗に呟いた。

「ねえ、悠斗くん。今日の撮影、疲れたけど楽しかったよ。カメラマンさんに『センターらしく輝いてる』って褒められてさ、ちょっと嬉しかった。」

悠斗が即座に明るく返した。

「聖奈ちゃん、最高だよ! 輝いてるって、俺もそう思う! 撮影見てたけど、聖奈ちゃんの笑顔やばかったよ。ファンとして誇らしいな!」

聖奈は鏡を見ながら小さく笑い、「うん、ありがとう。でも、疲れたから早く帰りたいよ。」つい声に出して「ふふっ」と笑うと、隣にいた彩花が顔を上げた。

楽屋では、彩花がメイク道具を片付け、真央が水を飲み、怜奈がスマホをいじっていた。彩花がふと聖奈を見て、何気なく呟いた。

「ねえ、最近さ、聖奈ちゃんって輝いてるよね。握手会でも撮影でも、なんか…キラキラしてるっていうか、前より自信ある感じがする。」

真央が頷き、「うん、確かに。新曲のセンター決まってから、聖奈ちゃん目立ってるよね。いい意味でだよ」と笑った。怜奈も「ファンの反応見てても、聖奈ちゃん人気すごいしね」と加えた。

聖奈は少し照れながら、「え、そ、そうかな? みんなのおかげだよ」と返した。だが、彩花が首をかしげ、続けた。

「でもさ、聖奈ちゃん、最近独り言増えた気がするよね。さっきも笑ってたし、撮影中も時々呟いてるみたいで…誰かと話してるみたいな感じするんだよね。」

聖奈は一瞬ドキッとし、頭の中で悠斗に呟いた。

「悠斗くん! 彩花ちゃん、私の独り言に気づいてるよ! やばい、どうしよう…!」

悠斗が慌てて返した。

「え!? 聖奈ちゃん、ごめん! 俺、つい声に出ちゃう時あるからかな…。でも、彩花ちゃん鋭いね! とりあえず平静にして、誤魔化してよ!」

聖奈は笑顔を貼り付け、彩花に言った。

「えっと…独り言? あはは、疲れてるからかな? 頭の中で考え事してて、つい口に出ちゃうんだよ。変な癖だよね、ごめんね。」

彩花は「ふーん」と少し疑うような目で見つつ、「まあ、そういう時もあるか。でも、聖奈ちゃんが輝いてるのって、なんか秘密あるんじゃないかって思っちゃうよ」と冗談めかして笑った。真央が「秘密って何? 恋でもしてるの?」とからかい、怜奈が「聖奈ちゃん、隠さないで教えてよ!」と乗っかった。

聖奈は内心冷や汗をかきながら、「恋なんてしてないよ! 仕事忙しいし…ねえ?」と誤魔化した。頭の中で、彼女が悠斗に呟いた。

「悠斗くん、彩花ちゃん鋭すぎるよ…。あなたのこと、うっすら気づいてるっぽい。声に出さないでね、頼むから!」

悠斗が申し訳なさそうに返した。

「ごめん、聖奈ちゃん! 俺、気をつけるよ。でも、彩花ちゃんが聖奈ちゃんのこと輝いてるって言ってくれて、俺、嬉しいよ。聖奈ちゃんの頑張り、ちゃんと見えてるんだね。」

聖奈は少し落ち着きを取り戻し、「うん…そうかも。みんなにバレないようにしないとね」と呟いた。

楽屋での会話は和やかに終わり、聖奈たちは荷物をまとめて帰路についた。自宅に戻った聖奈は、ソファに座りながら頭の中で呟いた。

「悠斗くん…今日、彩花ちゃんに独り言気づかれて焦ったよ。でも、私が輝いてるって言ってくれたのは嬉しかった。あなたのおかげもあるよね、ありがとう。」

悠斗が優しく返した。

「聖奈ちゃん、俺、聖奈ちゃんが輝いてるのずっと感じてるよ。彩花ちゃんが気づいてくれて嬉しいし、ファンとして誇らしいよ。これからも支えるからさ!」

聖奈は笑い、「うん、頼りにしてるよ。」

仕事の終わりの楽屋で、彩花が聖奈の輝きと独り言に気づき、悠斗の存在をうっすら感じ取るような場面が起きた。聖奈は焦りつつも誤魔化し、メンバーとの絆を守りながら、悠斗との秘密の協力関係が彼女を輝かせていることを実感していた。

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