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第25話:サウナの波乱と叫び

新曲『Cosmic Pulse』の振り入れを終えた聖奈は、悠斗の助けで史上最高難易度のダンスをなんとか覚え、疲れ果てていた。スタジオで水を飲んでいると、彩花が元気よく提案してきた。

「ねえ、みんな! 今日めっちゃ頑張ったよね。サウナ行って汗流さない? リフレッシュしよ!」

怜奈が「いいね! サウナ大好き」と笑い、真央も「サウナで体軽くなるよ、行こう!」と賛成した。聖奈は疲れていたが、メンバーとの時間を楽しむのもいいと思い、「うん、私も行くよ」と同意した。だが、頭の中で悠斗の声が爆発した。

「サウナ!? 聖奈ちゃんとメンバーが裸で…うわああ! 俺、死ぬほど興奮するよ! ファンとして天国じゃん!」

聖奈は即座に不安を感じ、頭の中で警告した。

「悠斗くん、ちょっと待って! 興奮しすぎでしょ! 変な想像しないでよ!」

悠斗が勢いよく返した。

「変な想像って…しないのは無理!でも我慢するよ! 聖奈ちゃんとメンバーとサウナ、絶対見たい!」

聖奈は眉をひそめ、「分かったよ。でも、私の声で叫んだりしないでね。騒ぐと私が困るから」と念を押した。

メンバー全員で近くのサウナ施設へ向かい、更衣室に入った。聖奈が服を脱ぎ始めると、彩花がタオルを巻く前に汗ばんだ肩を拭き、真央が下着を脱いで白い肌をさらけ出した。怜奈が屈んで靴下を脱ぎ、すらりとした脚が目に入った瞬間、悠斗が興奮を抑えきれず、聖奈の声で叫んだ。

「うわっ! 彩花ちゃんの肩! 真央ちゃんの肌! 怜奈ちゃんの脚! やばい、最高!」

更衣室に声が響き、彩花が「聖奈ちゃん!?」と振り返り、真央が「何!? 今、聖奈ちゃん!?」と目を丸くした。怜奈が「変な声出さないでよ!」と笑いつつ怪訝な目で見つめ、聖奈は顔を真っ赤にして頭の中で怒りを爆発させた。

「悠斗くん! 何!? 更衣室で叫ぶなんて! 勝手に叫ばないでって言ったよね! みんなに変な目で見られたよ!」

悠斗が慌てて謝った。

「ごめん! 聖奈ちゃんがメンバー見た瞬間、興奮が爆発して…我慢できなかった! ファンとして最高すぎて!」

聖奈は怒りを抑え、「最高って何!? 私が恥ずかしいだけだよ! サウナ入る前からこれなら、先が思いやられるよ!」と呟き、彩花に「ごめん、疲れてて変な声出ちゃった」と誤魔化した。

サウナ室に入ると、熱気が体を包み、汗が滲み出した。彩花が「気持ちいいね!」と笑い、怜奈が「疲れが溶ける!」と目を閉じた。聖奈もタオルで汗を拭き、「サウナ、気持ちいいね。体が軽くなりそう」と頭の中で呟き、リラックスし始めた。だが、しばらくすると彩花が「暑いね」とタオルを外し、裸で汗を拭き始めた。聖奈の視界に彩花の胸や汗ばんだ体が飛び込むと、悠斗が聖奈の声で叫んだ。

「うわああ! 彩花ちゃんの裸! 胸やばい! 汗がエロすぎる!」

声が響き、彩花が「聖奈ちゃん!?」と驚きつつ、タオルを慌てて巻き直す。不思議そうに

「え、聖奈ちゃん、いつも見てるじゃない。なんでそんな興奮してるの?」

真央が「確かに更衣室とかで裸見るよね」と頷き、怜奈が「聖奈ちゃん、変な声出すのやめてよ!」と笑う。聖奈は頭の中でパニックになり、悠斗に怒鳴った。

「悠斗くん! また叫んだ! 彩花ちゃんに突っ込まれたよ! 恥ずかしいったらありえない! 二度と声に出さないで!」

悠斗が弁解した。

「ごめんって! 彩花ちゃんの裸見たら我慢できなくて…いつも見てるって言われても、俺には新鮮すぎるんだよ! ファンとして幸せすぎる…!」

聖奈はさらに釘を刺した。

「幸せって私が地獄なんだけど! 頭の中で『星屑のラビリンス』の2番歌ってなさい! 今すぐ黙って!」

だが、悠斗の興奮は収まらず、真央が汗を拭くためにタオルを少しずらした瞬間、また聖奈の声で「真央ちゃんの汗、セクシーすぎる!」と叫んでしまった。真央が「聖奈ちゃん、また!?」と困惑し、怜奈が「ほんと大丈夫?」と心配する。彩花が「今日の聖奈、変だよ?」と首をかしげ、聖奈は頭の中で疲れた声で呟いた。

「悠斗くん、やめて…。彩花ちゃんに不思議がられてるよ。何度言っても叫ぶじゃない…。」

サウナを出て水風呂に浸かり、冷たい水で体を冷やすと、悠斗はなんとか冷静さを取り戻した。更衣室でタオルを巻き直しながら、頭の中で悠斗に呟いた。

「サウナ気持ち良かったけど、あなたが叫ぶせいで最悪だったよ。みんなに変な目で見られたし、彩花ちゃんに突っ込まれたし…次からは絶対声出さないでね。」

悠斗が反省しつつも嬉しそうに返した。

「分かった、ごめん…。でも、メンバーとサウナ、特に彩花ちゃんの裸…ファンとして一生忘れられないよ。」

聖奈は呆れ顔で、「忘れられないって…私が悪夢なんだけど。私の体から出てってよ」と呟いたが、サウナで疲れが癒されたのは確かだった。彩花が「また行こうね!」と笑う中、聖奈は「うん…」と曖昧に頷き、「悠斗が黙っててくれたらね」と頭の中で付け加えた。サウナでのひと時は、聖奈にリラックスをもたらしつつ、悠斗の興奮と叫びによる波乱を招き、二人の関係に新たな気まずさと絆を刻んでいた。

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