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雨音

作者: ナツナ

1人で歩いていた。

雨が降る真っ暗な世界を。

1人で走っていた。

わけも分からず、誰がいるのかも分からず

ただ突っ走る。

1人で泣いていた。

何にも悲しくないのに、ただただ自分に悔しくて泣いていた。

1人で座っていた。

落ち着く訳でもなく、生きていることが不思議でたまらなく、

ずっと考えるために座っていた。

1人で歩いた。

座っていることに疲れて、歩き始める。

気分は変わった。また不思議。

1人で歌っている。

楽しくてたまらない。囚われてない自分。

1人で寝ている。

太陽の匂いのする布団は気持ちいい。

起きたらすごく乾ききった体。

1人で食事。

ただ美味しさを味わう。

何にもごまかれてない。料理も舌も心も。

1人で笑う。

小さな変化も嬉しくてたまらなくなる。

そうすると、生きていることが不思議と楽しくなる。

1人で踊る。

運動がてら、笑顔笑顔と。

1人で疲れる。

自分の世界が無限大すぎて、疲れが溜まる。

頭の中は宇宙みたいに真っ暗で光がキラキラ無限大だな。

1人でえっち。

自分の好きなところを気持ちよくする最高の時間。

1番綺麗な時間。

1人でお風呂。

感謝を伝える時間。毎日おつかれさま。

1人でトイレ。

少しの幸せと、使い切った栄養と、お別れ。

1人でまったり。

大好きなお菓子をテーブルに並べ、好きに食べていく。

そして好きな映画をみたり、本を読む。大好きがつまった時間。


1人でコツコツと、

毎日コツコツ。


何になりたいのかわからないが、

ただ生きていることが楽しいのだ。


決まりなんていらない。好きに生きたらいい。


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