QOL変奏詩
影を陰で隠す
自分の影を隠している
見つからない為じゃなくて
身体で歩きたいから
知で血を洗う
自分の頭を洗っている
使う為じゃなくて
自分で歩きたいから
忘れた世界は
覚え始めた世界
一人にある世界
無数にある世界
自由も権利も倫理観でさえ
あべこべの世界で
構わない
苦渋も困難も
愛し切れない
幸福も愛情も
好きでいられない
続くのは時間だけで
ある日、突然覆る
信じていられるのは
己から
そんなに遠くない距離だけ
満足感は無いから
それこそが生きて行く力
足を葦で叩く
誰かの力で叩かれている
関係ないのさ
少しだけ歩き難いだけ
怒力を努力する
誰かは馬鹿みたいに叫ぶ
関係ないのさ
そんなスポーツなだけ
見える世界は
作られた世界
頭にある世界
次に出来る世界
自由も権利も倫理観でさえ
あべこべの世界で
構わない
好みも人間も
捨て切れない
心情も制度も
考えたくない
続くのは時間だけで
ある日、突然覆る
信じていられるのは
己から
そんなに遠くない距離だけ
安心感だけはあるから
それこそが生きて行く力
タブレットPCで
勉強していようと
スポーツ科学で
鍛えていようと
「古いディスクの映像です」
その一言で
紹介される世界は
いずれ来るのだ
流れは誰にも止められない
何かを止められる力が
世界で一番強いみたいな話さ
苦渋も困難も
愛し切れない
幸福も愛情も
好きでいられない
続くのは時間だけで
ある日、突然覆る
信じていられるのは
己から
そんなに遠くない距離だけ
満足感は無いから
それこそが生きて行く力
次の次を考えてこそ
生きて行く力