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二話
その後にいくつかタクの力も借りて就活というものを頑張って見たものの17件中二次の面接にたどり着けるものもなかった。(そんなに俺の写真が気に食わないのか?)
タクからメールが届いた。いや、正しくはメールの着信音が鳴った。(メールなんてタクぐらいしか来ないからメールの着信音はタクからのメールだとすぐにわかる)
内容は励ましと明日うちに来てまた就活手伝ってくれると言った内容だった。
タクからのメールに返信してメールの画面からゲームの方へ移そうとした時ふと目に ゴミ箱1 という文字が止まった。
あのメールだった。
ゴミ箱のメールはある程度すれば勝手に消えるからきちんと消しきったわけではなかった。なんとなくメールを選択して内容を読み進める。いくらかのアンケート形式の質問だった。
暇つぶしに俺はそれに丁寧に答えた。そしてその日はそのまま眠りについた。