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第9話 ばれる。

「ごめんなさい……上手く思い出すことができないです……」


 頑張って思い出そうとしましたが、だいぶフワフワとした印象です。ここは正直に話すことにしました。嘘をついても何の得もありません。


「……いやさ。私の勘違いだったら、あれなんだけどさ……なんか殺すとかそんなこといって踏みつけてた気がするんだよね……」


「……確かに記憶が曖昧でしたが……明確な殺意があったことは覚えています……」


「やっばっ!あいつやっぱサイコじゃん!?キモ怖っー!」


「でもでも!勘違いしないでください!殺すとは言ってなかったと思います!」


「え?そうなの???だいぶ小さい声で喋ってたから何言ってたのか聞こえなかったんだよね」


「たぶん……たぶん……なんですけど」


「うんうん」


「私の中で脚色を加えていいなら、可愛いって言ってたと思います…………えへへぇ」


「だいぶ話いじってない!?」


 そうです。私の中でだいぶ都合のいいように話を変えるなら上野君は私のことを可愛いって言ってたと思います。とても嬉しいです。もしかして上野君は私に気があるのではないでしょうか???


「………えへへぇ…………可愛いだなんて……うー!!!」


「あの……絶賛アガってるところ申し訳ないんだけどさ」


「……何??」


「もしかして……もしかしてなんだけどさ……ハッチって上野のこと好きなの?」


「…………ふぇっ!?」

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