第5話 いとこ
ちなみにミー君の通っているのは天鐘学園と言うところでクラスは二年B組です。
特に重要でもないですが学園紹介
勉強よりも部活動や生徒の自主性、社会性を向上させようという教育方針。
なので、体育祭だとか文化祭、その他色々な行事は普通の規模ではない(予定)。
授業なんて殆ど潰しちゃいます。
ちなみに心と玲はスポーツ特待生。
だから授業風景はあまり書かないつもりです。
授業風景の描写を取り入れるのがめんどくさいとかいう作者のための後付け設定ではありません(笑)
建物はまあ普通ですね。
グラウンドとか体育館、テニス場や室内プールなどの設備は充実しているとは思って下さい。
まあそんな感じで終わり(適当)です。
「バサッ」
燈加さんが下駄箱を開けると何枚かの紙が落ちてくる。もちろんラブレターとか言うやつだ。
ちなみに僕と茅依ちゃんの下駄箱にも何枚かずつ入っていた(何故か男子から)が、燈加さんのは下駄箱に収まりきらないくらいあったらしい。
「はぁ」
面倒くさそうに束ねて玄関のゴミ箱に捨てに行く燈加さん。
僕のは何故か茅依ちゃんが「処分しておきますね」と言って取っていった。
「読んであげないんですか?」
燈加さんに聞く。彼女ならそういう類のものは読み飽きているだろうが。
「興味ないわ。早くしないと遅刻よ」
笑いながらそう言ってさっさと教室に行こうとする。
僕と茅依ちゃんもそれに続いた。
「ミリー、飯を買いに行くぞー」
昼休みになるとすぐに心に声を掛けられる。僕たちのメンバーの男子はみんな購買派なのだ。
ちなみに朝、燈加さんが弁当を作ると言ったが断った。一緒に暮らしていることがばれるかもしれないからだ。
「分かりました。ちょっと待って下さい」
来人が玲に教頭から借りた(脅し取った)屋上の鍵を渡し、僕が凌を起こして購買に向かう。
燈加さんは玲と茅依ちゃんに連れられて一緒に屋上に行った。
「それにしても、柊っち昨日と全然性格ちがわない?」
「そ、そうですね」
道中に心が聞いてくるので僕は苦笑しながら相づちをうつ。
昨日は授業中でも休み時間でも、大人しくしていたが、今日は本性を現していた。
しかもそれでもすぐに自然に溶け込んでいるから不思議だ。
「結局、ミリーとはどういう関係だ?」
来人がいきなり核心をついてくる。
昨日は僕も心当たりがなくて、わからないと言っていた。今は分かっているが誤魔化すしかない。
「さあ?分かりません」
「じゃあ何で名前で呼び合っているんだ?」
「今日の朝、途中で一緒になって向こうからそうするように言われたんですよ。」
「そうか」
何かを考えているように来人は手を顎につけている。
来人にだけは絶対知られてはいけない。これまでの付き合いで分かっている。
「今日も混んでいますね」
購買はすでに人だかりが出来ていた。幸いに天鐘学園の購買は在庫がたくさんあるため、売り切れる事はめったにない。でも昼にありつくまで時間をくってしまう。
「今日も凌がいるから大丈夫だ」
ニヤリとしながら来人が凌を見て言う。
「凌ちん、任せたよ」
心も楽しそうに凌に頼む。
「たくっ、めんどくせぇ」
そう言いながらも凌は人ごみに近づいていく。
そして前に掻き分けて入ろうとする一番後ろの男子生徒の肩を掴んで
「おい、邪魔だ」
声に凄みをきかせて威嚇する。
「ひいっ!?間宮さん!?」
(えっ!?間宮凌!?)
(馬鹿!!死にてえのか!?さん付けしろっ!!)
(邪魔だどけ!!)
「ぷぎゃっ!?」
(早く道開けろって!!)
(死にたくないよー!!)
(押すなって!目を付けられるだろ!!)
(うるさいぞ!!死にたくないやつは黙ってろ!!)
その存在はすぐに知れ広まって、購買まで一直線の道ができる。
ちなみに凌が最初に声をかけた男子生徒は鈴木(仮)だった。
今は騒ぎに巻き込まれて情けない声をあげて後ろの方で気絶している。
「相変わらずすごいですね」
「さっすが凌ちん!」
「いいから早く買ってこい」
こうして手早く昼食を手に入れた僕らは屋上に向かった。
「あ、早かったんですね」
「もう少し待っててね」
「ほらヤンキー、『待て』だ。ついでに『お座り』」
茅依ちゃんが持参のシートを広げている。
それを手伝う燈加さん。
何もせず笑いながら凌を挑発する玲。
「殺す」
「「「落ち着け(いてください)」」」
殴りかかろうとする凌。
それを全力で止める僕たち。
「どうしたヤンキー?『待て』も出来ないのか?やれやれとんでも無い駄犬だな」
更に凌を挑発する玲。
両方の手の平を上にして首を振って、溜め息をつく。
玲、頼むからもう勘弁してくれ。
必死に凌を止めながらそう思う。
何だってそんなに挑発するんだ。
凌がひと暴れして落ち着いた所で昼食を食べ始める。
階段のある壁が崩れて骨組みしか残ってないが、来人が「(教頭が)何とかしておく」と眼鏡を触りながら言っていたので大丈夫だろう。
玲もこれ以上凌を挑発する気も無いようでとりあえず安心
「燈加って、ミリーとどういう関係なの?」
と思ったら食事中に玲が突然質問を切り出す。
「ゲホゲホ」
僕は購買のパンを喉に詰まらせる。
茅依ちゃんが飲み物を出してくれたので、それで流し込んで礼を言う。
「昨日から気になってたんだけどさ、教室で質問しても答えないから、ここでなら答えてくれるかなー、ってね。で、どうなの?」
なおも追求する。
燈加さんは一瞬僕を見て「大丈夫」というようなアイコンタクトをしたので、僕はとりあえず様子を見る。
「なんて事ないわ。ただ一夜を共にしたってだけの…」
「いとこ!!そう、実はいとこだったんですよ!!」
燈加さんの問題発言を誤魔化そうと大きな声ででまかせを言う。
「変な事を言わないで下さい!!」
僕は燈加さんを睨みながら注意する。
燈加さんは平然な顔をして笑っている。
「ごめんねー、ミー君」
絶対に反省してない。
「ならさっきそう言えばよかったじゃん」
「そうでしたね。すみません」
心が購買に向かう時の事を指摘するので適当に流す。
「やましいことがあるから隠すんだよ」
「断じてありませんっ!!」
「ミー君、そうだったんですか…」
「違いますっ!!」
ニヤニヤしながら楽しんでいる来人と何故かしゅんとする茅依ちゃんに全力で否定をする。
燈加さんが余計な事を言うから、ややこしくなったじゃないか。
あとでちゃんと注意しておかないと。
結局、僕と燈加さんは『いとこ』ということでみんなに納得してもらえた。
当然一緒に暮らしていることはバレてない。
何だかんだで午後の授業も終わった。
第4話に引き続き、キャラクター性がブレる作者です。
てかメインキャラクター以外の登場人物が少ないですね。
モブキャラの出番無しですね。
鈴木(仮)しか出ませんもんね。
個人的には好きなキャラですが(笑)
セリフが
「ひいっ!?間宮さん!?」
「ぷぎゃっ!!」
しか無いですしね(爆)
まあ名前(?)が出るだけありがたいと思って欲しいですね。
まあ、今回も特に内容のない後書きです。
本編も内容が無いよ、とか言わないでください。
と言うより読んで下さっている人が何人いらっしゃることやら。はぁ。
一応何人かから『お気に入り』していただいているようですが。
こんな私の駄作を読んで下さって感謝感激雨あられですよ。
最近髪の毛が伸びてきた私です。
久し振りに伸ばすのもアリかな?と思う私ですが、流石に邪魔なので切りに行こうか悩みます。
そうそう、一昨日くらいに頭皮の正しい洗い方ってのをテレビでやってましたね。
試してみましたけど、実感無しですね。
まあ続けてみようとは思ってますが。
他の作家さんのを読んで見ますが、皆さんストックなるものをお持ちなそうです。
私は貯蓄0ですよ。
いったいいつ行き詰まることやら。
というよりもう危ないですね。
後書き=現実逃避ですね。
こんなの書いてる暇があれば本編書けってんですよ。
ただでさえ内容が薄いんだから。
タイトルですが、言いやすいように略す小説をよく見ます。
バカ○スとか、は○ないとかね。
作者もしてみようとか考えたんですけどね。
無理でしたね
何か良い案無いですかね?
と言うより私の駄作の場合、略してどうする?ってかんじですが(笑)
何か今日はいろいろあって疲れた気がします。まだ3時過ぎですが。
まあ今回もこのくらいにしておきます。
そろそろ字数制限もありますので。
後書き20000字以内ってあるのに、私の携帯では1024字しか書けません(泣)
まあちょうどいい制限って事で諦めます。
それではまた明日。
読んで下さっている何人かの人がいれば、また読んでくださいね。
強要はしませんが。
むしろ推奨も出来ませんが。
ではでは。