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僕は僕だから僕なんだ  作者: 深雪林檎
◆第二章
45/52

第19話 体育祭二日目⑦

SS?いえ、本編です



そしてごめんなさい






どうしてこんな状況になっているんだろう?



僕が目を覚ますと保健室のベッドに横になっていて



僕の上には保健の先生が跨っていた。







「あら?目が覚めたかしら」


僕は保健の先生に見下ろされながらいろいろと混乱した頭で考えます。

まず何故ここにいるか。

野球をしていて……打球が当たって?……運ばれたのでしょうか?

次に、何故保健の先生が乗っているのか。

…………………………原因不明|(汗)


「ふふふ、混乱してるのかしら?」


先生が僕の胸を体操服越しに触る。


「君は何もしなくていいわ。先生が全部してあげるから」


ああ……もうだめだ……限界です。


「せ、先生……」


僕は我慢できなくなって叫びながら起き上がる。








「年を考えろぉーーーーーーーーーーーーーーーっっ!!!!」


保健教師(63歳)を押しのけて、僕は幽霊から逃げるかのように一目散に走った。








野球場の前で僕は呼吸を整えます。

ここまで全力で走ったのでしんどいです。

ああ、危なかった。

もう少し気が付くのが遅かったと思うとぞっとしますね。

僕はっ……僕の童貞はっ!雪村君に捧げるんだぁーーーーっ!!



「…………」



とりあえず中に入りましょうか。

なんだか盛り上がっているので中盤、あるいはもう終盤でしょうか。

青龍団のベンチに向かいます。



カキィーン



「ただいま戻りm『おおおおおおおぉっ!』」


うわっ、びっくりした。

なんで歓声が?


『四番のピッチャー神崎くん!サヨナラの満塁ホームランです!打たれた間宮くんは悔しそうにこぶしを握りしめて・・・すみませんっ睨まないでくださいっ』


『東雲くん解説者がオドオドしてどうするんですか』


『そ、そうですよねっ会長。打たれた間宮くん完璧に打ち返されて怒りくるっていm『パリィーン』うおっ!ちょっ!?あの人放送席にボール投げてきてますよ!まじやばいっすって!』


『責任もって死んでこいよ……いや、謝ってこいよ東雲』


『今絶対死んでこいって言った!言い直す意味n『パリィーン、ピッ』……ハハハ、ドンドン狙イガしゃーぷニナッテ来テマスネ。コノ頬ニ流レテイルノハモシカシテ血デスカ?』


『ピッチャー第三球目振りかぶって……』


『『投げたっ!』』


『解説してんじゃn『パリィーン、ズムッ』…………』


『ストライク!アウトッ!ゲームセット!』


『楽しそうですね桜井さん』


『そんなことありますよ』


『……あんのかよ』


『あ、まだ生きてた』


『ぎゃぁぁぁーーっ!!!』




……あれ一応生徒会のメンバーでしたよね?

それにいつの間にピッチャーも変わったんだろう。


それはともかくベンチの人たちが一斉に飛び出していってしまいました。

僕もついていかないと……ハッ!?もしや!自然に雪村くんにおさわりできるチャンス!?

これは絶対に逃せない!

僕は意気揚々と走っていきます。







-------------------------------








「やったぁ!!」


心の打球がレフトスタンドに入って、すでにホームベースを踏んでいた僕は喜ぶ。

ボールを解説席に投げ込む凌を尻目に、ベースを回る来人、徴、心を待つ。


「ようやく終わったか」


「ははは、お疲れ様」


「やったなミリー!」


「うんっ!」


来人と徴とハイタッチする。

最後は心だ。


「やったね心!」


「ああ、どうもどうも」


相変わらずマイペースにベースを回る心と手を叩き合う。


「それにしても良く打てたねっ」


最後の最後の心の打席で、しかも心よりも速い球を投げる凌がでてきた時は駄目かと思った。


「凌ちんのほうが打ちやすかったからねー」


「ああ゛っ?」


わっ!凌が凄い顔して近づいてくる。

かなりやばいかも。


「あ、凌ちん!ありがとねー」


「ちょっ!?心!」


なんでそんなに火に油どころかガソリンをかけるようなことを。


「ホントに、打たれるんなら出てくんなよな。駄犬」


玲までっ。


「あははははっ」


「心!笑っちゃ……」


ブチッ


「テメェーー!」


「あ!?おい、犬!」


「んー?」


凌が心に殴りかかってくる。

僕はあまりの迫力に目を瞑る。


「雪村くn『ズドンッ』へぶっ!?『バーンッ』…………」


ん?

目を開けると何故か鈴木君が吹っ飛んでフェンスにぶつかっていた。

生きているのかな?


「「「「…………」」」」


四人ともあっけにとられて黙ってそれを見る。


「……あー、なんかどうでも良くなったな」


「ったく、世話を焼かせる犬だな」


「うるせえよ」


「あははは」


「んー?」


鈴木君のおかげで助かったのかな?

フェンスの方から声がする。


「なんだコイツ」


「しらね」


「こんなのこの学校にいたのか」


「いたような、いないような」


「なんて名前だ?」


「田中じゃね?」


「佐藤だろ?」


「いや、鈴木っぽくね?」


「あー、なんかそれっぽいよな」


「言われてみれば何故かしっくりくるな」


「とりあえず保健室に運んでおくか」


「そうだな。保健の先生に診せとくか」


近くの生徒に運ばれていく鈴木君。

閉会式に保健室の方から聞こえた叫び声と関係しているのかは分からない。








まさか18話の東雲が告知した19話の始まり方よりも酷いとは……

作者も正直びっくりですよ。

だれがこの展開を予想できたことでしょうか。

とにかくごめんなさい。



なんだかいろいろと問題点がたくさんありますね。

特にこの体育祭に入ってから。


東雲と鈴木のキャラが微妙に?被ってますし

ヒロインどうした?って感じですし

挙句の果てにはこの私ですよ。

……いや、根本的な問題が私自身なんですが。


とにかく!

三日目でなんとか挽回したいものですね。

特に茅依が。

……当初の考えではかなり難しいように思えますが

まぁ頑張ってみます。

最悪のケース----鈴木や東雲と同等の扱いにならないように。




ああ、そういえば

新しい作品を投稿してみたのですが

改編しようと思ったのですぐけしました。


またそのうち投稿し直すので

見ていただければ嬉しいです。



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