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僕は僕だから僕なんだ  作者: 深雪林檎
◆第二章
44/52

第18話 体育祭二日目⑥

お久し振りです。

そして本文について今のうちに謝っておきます。


ごめんなさい。


ピンポンパンポーン♪



『……生徒会書記の城島琉子じょうじまるこよりお知らせ……です。えっと……野球場前に粗大ゴミが投棄されています。えー……大変迷惑なので心当たりのある方は今すぐ……ちっ、ああもうめんどくせぇ!櫻井!ゴミの不法投棄は良くないな。すぐに拾って粗大ゴミ置き場に持って行け!……以上』



ピンポンパンポーン♪



『うるさいなぁジョージ・マルコーは』


『……怒られますよ?』


『はいはい、じゃあしばらくよろしく頼みますね』


『三回の表、朱雀の9番・寺井くんからの攻撃。

ピッチャーマウンドには如月さん……ではなく神崎くんが立っていますね。

どうやら如月さんに代わって神崎くんが投げるようです。

如月さんもそのままセンターに入るようですね。

神崎くんはいったいどんなピッチングを見せてくれるのでしょうか』


『ただいまかえりましたー』


『あ、おかえりなさい。早かったですね櫻井さん……と、東雲くん?』


『正確には、だったモノですね』


『……ここはゴミ置き場じゃじゃありませんよ?』


『……会長も案外酷い人なんですね』









『9番ライト・寺井くん』


「心、大丈夫なの?」


「あー大丈夫大丈夫」


ピッチャーマウンドの上で相変わらず能天気に笑う心。

毎回のことながら、良いことなのか悪いことなのか分からない。

心は肩をて忙しなくグルグルと回している。


急に交代したけど本当に大丈夫なんだろうか。

そんなことを考えているとバッターがもう出てきていたので慌てて戻る。



「大丈夫かな……?」


「大丈夫だってミリー」


ポジションに戻ったあともつい口にすると徴が近づいて来ていた。


「どうして……って徴!?何でこっち来てるのさ!?もうバッター出てるよ!」


というより心がもう振りかぶってる。

手元からボールが離れて、バッターはしめたと言わんばかりににやけている。




ズドン




「…………(滝汗)」


「…………」


「~♪」


「ふっ」


上から順にバッター、僕、心、徴。

……言葉も出ないっていうか、もう何でもありだね。

150km/hとか普通にありそうだし。

バッターひっくり返ってるし。

審判意識飛んでそうだし。

来人は来人で平然と返球するし。

あと徴、分かったからそのどや顔止めて。


結局、当然というか必然というか三球三振で1アウト。

バッターはバッターボックスギリギリで丸く縮こまってたし、審判に至っては来人を盾にしていた。






『1番センター・間宮くん』


「面白いじゃねぇか」


意気揚々とバットを振り回して打席に入る凌。

心が振りかぶって(審判が隠れて)1球目を投げる。

凌はそれを見送って、重く響く音だけがする。


「凌ちん振らないの?」


「うるせぇ。次は振らぁ」


2球目。

凌は思い切りバットを振り切る。



チッ、ガッシャーン



バットにボールがかすってバックネットにぶつかる……というよりめり込む。


「ちっ、惜しい」


「ひゅー危ない危ない」


自信満々な態度をとる凌と、相変わらずお気楽な心。

来人が審判からボールをもらって心に返球する。


3球目。

心が振りかぶって・・・ってあの握りは!?


「もらったぁ!」


凌が思い切りバットを振る。

タイミングもコースもばっちりだ。


ストン


「なぁ!?」


まぁストレートだったらの話だけど。

ベース手前でボールは急激に落下して、凌のバットはかすりもしないで空振った。

速球もそうだけど変化球までいつの間に練習したんだろう。


「へっへ~、凌ちん空振り~」


マウンドの上で心が楽しそうに笑って凌をからかう。

・・・多分本人には悪気は無いんだと思うんだけど、ちょっと凌が可哀想かな。

次のバッターの玲にまでバカにされてるし。

あ、プルプルしてる。


「徴、いつの間に心は練習してたの?」


「ああ、さっきちょろっとな」


セカンドの徴に近づいて話しかける。


「ふーん。ちょろっと、ねぇ」


心を再び見ると腕をグルグルと回してまだ笑っていた。

ちょろっとでアレじゃあ反則だと思う。








『2番ピッチャー・伊波さん』


「よーし、役立たず(ヤンキー)の分も頑張ってやるか」


バットを持ちながら体を回しながら玲が打席に近づく。

うん、その言葉で向こうのベンチがすごい荒れてるや。

凌をなだめようとした茅依ちゃんが一睨みされて隅っこに丸くなってるし。

かわいそうに。


「・・・確かに可哀想だよな。久し振りの登場があれじゃ」


「ん?徴、何か言った?」


「いやなんでもない」


「?」


まあとにかく今は玲に集中しよう。


「よーし来い!」


玲がやる気満々に心に向かって言う。

心も楽しそうに振りかぶって1球目を投げる。

重くて響く音がして、審判がろくにボールも見ずにストライクと大きな声を出す。


「おー速い速い。次はフォークかなぁ?」


玲はニヤニヤしながら心に言い、心は2球目を投げながら言う。


「ブッブーはずれー」


「そんじゃストレートだなっ」


玲はストレートに合わせて思い切りバットを振る。


「それもはっずれ~」


心の言葉と同時にボールが軌道を変える。

まだ変化球あるの!?


「うっそ!?」


玲も驚きながら空振る。

今のは・・・シュートかな?

ほんとにちょろっとていう練習しかしてないのかな?


「さあ次は何を投げるでしょう?」


心は3球目を振りかぶりながら笑って玲に言う。


「ちょっ、えと・・・カーブだ!」


ブンッ


「ストライク!バッターアウト!チェンジ!」


「あーあ、せっかく当たってたのになんで空振るかなぁ」


「ああ!コイツうぜぇ!今までで一番うぜぇ!」


あらら、玲まで荒れちゃったよ。

向こうのベンチ大丈夫かな?


「心、お疲れ」


ベンチに戻りながら心に声を掛ける。


「速球ならまだしも変化球まで良く投げられたね」


「あー、伊波っちがずっと投げてたからなぁ」


ん?それって見ただけで覚えたってこと?

・・・まさかそんな事はないよね。

とにかく点を取り返さないと。








『三回の表、この回交代した神崎くんの活躍で三者凡退で終わりました。青龍団はこの機を転機にして逆転することが出来るのでしょうか。どう思いますか?櫻井さん』


『両チーム共にレベルの高いプレーを見せているので分かりませんね。それにまだ三回ですからね。とても長く感じますね。すごく。かなり』


『そんな発言したら作者が手を抜K『グキッ』・・・』


『東雲くん、そんな所でまた寝て。仕事してください』


『あーあこりゃ手抜き決定だな』


『・・・何の話かさっぱり分かりません』


『次話第19話タイトル!“野球は2アウト満塁から”でお送りしM『グシャッ』・・・』

























いや、さすがにそれはない・・・と良いですね(汗)


まあ、若干(かなり)手抜きなのは否めません。

すみません。

まだ三日目もありますから。


本当は三日目が一番書きたいと思っていたのですけど・・・

まさか自分の首を絞めることに・・・

あーあ、あーあ。


久し振りの後書きなのでちょっとフランクに行ってみよー


ああ、そうだ。

SSも続き書いてなかった、と。

気分転換に書いておこうかなぁ。

むしろ鈴木(仮)をメインにww

二、三話くらいで飽きますねww

たまに出てくるくらいがちょうどでしょうね。


茅依は久振りだったけどw


わ、忘れてたわけじゃないんだ

これは立派な伏線なn(ry


ま、何処かで出してあげようとは思ってたんですけどね。

一人だけ圧倒的な戦力差ですからw


ご指摘いただいたので予定を繰り上げて出してみたりして。

空気感は拭い切れなくて申し訳なかったのですが(汗)


体育祭、せめて二日目が終われば出番が増えると思います。



久し振りに感想をいただいたので嬉しかったですねー

ぜひともまた感想をいただきたいです。




あ、あと。

今回初めてパソコンから投稿してみたり。

ちゃんとなってるか不安です。

誤字脱字とかいろいろ。


キーボード打ちなれてないし。

携帯のほうが3倍ほど文字を打つスピードが速いですww

携帯だと一文書くのに大体5秒程ですかね。

パソコンだと15~20くらいかかります。


そんなわけで、久し振りに更新なわけで

一ヶ月振りですね

今自分でびっくりしましたww

毎日更新じゃなくて毎月更新ですねww


もちろんそんなに遅くは無いと思いますけど。

頑張って書いていきます。


それでは、このくらいで。





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