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僕は僕だから僕なんだ  作者: 深雪林檎
◆第二章
41/52

第15話 体育祭二日目③

更新しばらく不定期になりそうです

後書きに能力値設定(適当な目安)あります

『午前中の競技が終わりましたので、中間報告です』


『あ、会長久し振り』


『櫻井さん、子守りお疲れ様でした。大変だったでしょう?』


『ええ、本当にひどかったわ』


『どっちがだっ!?2回も逝きそうになったわっ!!』


『……東雲くん、そういう不謹慎な発言は止めて下さい』


『最低。とんだ変態ね』


『アンタ達どんな意味で捉えてんだっ!!』


『午前中の競技は青龍団680点、朱雀団770点、白虎団510点、玄武団390となっています。櫻井さん合計をお願いします』


『無視!?』


『えーと、合計得点は朱雀団が3926点で首位、3876点で青龍団が2位、2966点で白虎団が3位、2753点で玄武団が4位ですね』


『青龍と朱雀の優勝争いとなりそうですね。白虎と玄武も各競技の賞品獲得に向けて頑張りましょう』


『以上、会長の山田くんと会計の櫻井でした』


『いじめかっこ悪いっ!!』









ご飯を食べて、午後の試合。

まずは三位決定戦・白虎対玄武。

僕たちはその間野球場の裏手でキャッチボールをして体を温めている。


「食ったばっかで気持ち悪い」


しかめっ面をしながらボールを投げる心。


「欲張って食い過ぎなのよ」


呆れたようにため息をつく燈加。


「柊の弁当うまかったからな。俺も結構食っちゃったよ。御馳走様」


微笑みながら僕にボールを投げる徴。


「柊先輩って料理上手なんですね」


普通という言葉が似合う山田くん。


「柊の未来の旦那さんは果報者ね。私料理出来ないし」


なぜか僕を見て申し訳無さそうな顔をする愛加先輩。


「だってさミリー」


「何が?」


来人に聞き返すけど、笑っているだけて答えない。

朱雀の試合を見てからみんな口数が少なかったけど、だいぶ気が楽になってきたみたい。

やるからには勝ちたいし、何より楽しまないとね。

しばらくして放送が聞こえて、試合が終わった事が分かった。


「じゃあみんな行くよっ」


愛加先輩が呼び掛ける。


よし、当たって砕けろだ!!

とにかく楽しもう。







『選手整列』


審判の声で僕ら青龍はまた一塁側、朱雀は三塁側に横に並ぶ。


「心、優勝はいただくぜ」


金髪を帽子で隠した凌が僕のとなりにいた心に話しかける。


「ん?ああ、まぁ頑張って」


どうやら話を聞いていなかったみたい。

適当に返事をする心。

そんな心の態度にため息ついて凌が今度は僕に話しかける。


「ミリーはケガすんじゃねぇぞ。見かけの割には丈夫だが」


「あ、うん。気を付ける。ありがと」


ちっちゃいし、華奢に見えるし、ショートで割と近いから心配してくれてるみたいだ。

何だか子どもを相手にしているようで釈然としないけど。


「まぁヤンキーの打球が当たったりしたら大変だからな。この馬鹿力が」


「ああ゛?」


近くの玲が口を挟む。


「ああ、悪い。馬鹿に失礼だったな。失敬失敬(笑)」


「殺すっ!!」


「うわっ!?お前犬のくせに主人に逆らうのか!?」


整列中に喧嘩し出す2人。

本当にお互い仲が悪いのか、素直じゃないのか。

周りの燈加や徴、端っこにいる茅依ちゃんも苦笑いしている。

一番本塁側の両キャプテンが握手をかわして何か呟いていた。


「(愛加、約束忘れてないわよね?)」


「(当然だ詩音。勝った方が雪村を好きにできる)」


「(負けないわっ!!)お互いに良い勝負にしましょうね」


「(雪村は私のものだ!!)悔いの残らないようにしよう」


うんうん。お互いに認め合ったライバルって感じだ。

なんだかんだであの2人も仲が良いなぁ。







先攻の朱雀団からの攻撃。

いきなり凌かららしい。

電光掲示板を見ると、さっきとは順番が違った。

両チームのメンバーは


◆青龍団

1 ショート 僕

2 キャッチャー 来人

3 ピッチャー 愛加先輩

4 センター 心

5 セカンド 徴

6 ライト 鈴木くん

7 レフト 燈加

8 サード 山田くん

9 ファースト 畠山くん

ベンチ 長谷くん、橋田くん、木村くん


◆朱雀団

1 センター 凌

2 ピッチャー 玲

3 サード 長谷川くん

4 ファースト 香川くん

5 レフト 詩音先輩

6 キャッチャー 北山くん

7 ショート 平くん

8 セカンド 西くん

9 ライト 寺井くん

ベンチ 茅依ちゃん、田山くん、田中くん


となっている。

因みにまだ6番のところは暗いままで直っていないみたい。


僕はグラブを持ってショートの守備位置につく。

念入りにジャンプして(身長を補うため)体を動かす。


『1番センター間宮くん』


アナウンスと同時に凌が三塁側ベンチから出てくる。

そのまま僕から見て左側の打席に入る。

さっきも観てて思ったけど、朱雀は左打ちの人が多い。

準備が整ったところで愛加先輩が腕を振り上げる。

いくら凌でも愛加先輩の球は中々手が出ないと思う。

愛加先輩の手からボールが離れてミットに突き刺さ……


カキィーン


らずに快音が鳴り響いた。

視界の左端の胸くらいの高さに白い直線が映って消える。

ライトライナー!?


ズボッ


バァン


何かがめり込む音と何か叩きつけられるような音がしてライトの方を見る。

ヘェンス前で仰向けに倒れる鈴木くん。

顔の白いのは……ボール!?


「アウトッ!!」


「ちっ、ツいてねぇ」


「まさかこの球をあそこまで持ってくとはね」


「あ、ライトは橋田に交代で」


勝負はまだ始まったばかり。

というわけで15話。

前書きに書きましたとおり、しばらく更新が送れそうです。


あと、能力値ですね。

基本的にパワ○ロくんみたいな感じです。

一応補足。

・ミート

……まぁ、バットにボールを当てる上手さですね。

・パワー

……そのままです。

・走力

……足の速さですね

・肩力

……ボールを遠くに投げられるかですね。・守備力

……守備の上手さですね

・アルファベット

……Aが最高値、Gが最低値



というわけで、


◆雪村ミリオネーゼ

ミB パD 走A 肩C 守B


◆神崎心

ミC パA 走A 肩A 守E


◆稲嶺来人

ミA パD 走C 肩C 守B


◆横溝徴

ミB パC 走C 肩C 守A


◆柊燈加

ミB パC 走B 肩C 守E


◆如月愛加

ミB パC 走B 肩A 守D

球速140km/h

スタミナC コントロールB


◆山田くん

ミC パD 走C 肩D 守C


◆鈴木(仮)

ミC パC 走D 肩C 守B


◆畠山くん

ミE パB 走C 肩D 守C


◆橋田くん

ミD パC 走D 肩B 守D


◆長谷くん

ミF パA 走D 肩C 守E


◆木村くん

ミA パE 走A 肩E 守E



とまぁこんなぐあいに。

山田くんが普通くらいの基準で考えてください。

素人のくせにスペックが高いというのはご愛嬌。

話が盛り上がらないのもご愛嬌。

頑張りますけどね。


というわけで今日はこれくらいで。

今度は朱雀団のを適当に書きます。

ではではしばらくお待ち下さい(・ω・´)ノシ

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