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僕は僕だから僕なんだ  作者: 深雪林檎
◆第二章
35/52

第10話 体育祭一日目⑥

「凌!どこ行ってたのさ?不戦勝で終わっちゃったよ?」


僕は朱雀の団席に戻る凌を見つけ、近寄って話かける。


「おかげさまで今のとこ1位だけどね」


へへへと笑って言う。

正直やりたくなかったから助かった。

凌の事だから手を抜きそうだったけど。


「……腹が痛くなってな」


「ふーん?」


ようするにサボリかな。

でもなんか元気なさそうだし、案外本当の事かも。


「じゃあまた後でね」


こういう時はそっとしておこう。

なんか愛加先輩が団席で暴れてるし。








「雪村ぁっ!!」


「はい!」


戻った所で愛加先輩に呼ばれて、とっさに返事する。

しまった。

なんか悪い予感がする。


「女子選抜リレーのメンバーが足りないんだ!と言うわけで出ろ」


「嫌です」


「ありがとう雪村。これで女子の方も頂きだなっ」


「じゃあ僕、男子 の待機場所に行ってきますね」


「順番は14番目な。アンカーの柊の前だから」


「確か14番目でアンカーの心の前でしたね」


「男子の200mと違って100mだから間違えないように」


「200mかー。しんどいなー」


「…………」


「…………」


「人の話を聞けっ!!」


「僕の台詞です!!」



何でこの人と漫才なんてしないといけないんだ。

今から走るっていうのに疲れたよ。


「だいたい男子が女子のリレーに出れるわけないじゃないですか」


僕は愛加先輩にはっきりと言う。

こんな事当たり前……


『出てもかまいませんよ』


『むしろ出て欲s『ポキッ』……頑張って下さい』


当たり前……だよね?


「生徒会公認というわけで、行ってらっしゃーい」


愛加先輩が勝ち誇ったように笑って手を振る。

生徒会も何を考えているんだ。

というか放送席から300mは離れているんだけど。

何で普通に会話に入ってくるの!?


「生徒会が許しても先生たちが……」


『ほっほっほ、楽しそうじゃないか。やりなさい』


『ありがとうございます校長先生』


『さっすが!!だてに歳食ってn『ミシッ』っっ!?っ!んーーっ!ん~~~~~~っ!?』


『ほっほっほ』


え?完全にアウェイなの?

というより副会長大丈夫なのかな?

明らかに危ない声を上げてるけど。


「行ってらっしゃい」


「はい」


愛加先輩に促されてトボトボと歩き出す。

何で僕が。










『残す競技は男女混合の選抜リレーになりましたね東雲くん』


『やっと帰れる!!』


『……ではここでまた点数を発表しましょうか』


『第4位!!』


『2053点、白虎団!!』


『第3位は?』


『2156点、玄武団!!』


『2位は!』


『2865点、朱雀団!!』


『そして1位!』


『青龍団!得点は2896点でした』


『わーパチパチ』


『熾烈なトップ争いが続きます』


『それにしても雪村可愛いなぁ』


『そうですね』


『あれ!?会長もそう思うんですか?やっぱり会長ってムッツr『ギリギリッ』ちょっ!?それ以上捻ったら…折れ』








「よし!次も頂くぜ!」


男子の選抜リレーをぶっちぎりの1位で終えた心が気合いを入れる。

僕のとこまででほとんど差が無かったんだけど2位と3秒以上差をつけてゴールした。

女子もそんな感じで僕のから燈加のところで差がついて大勝。


「心は元気だね」


僕は色んな意味で疲れてるよ。

女子リレーに出たのに誰も気にしてないし、順番を待ってたらやたらと話しかけられたり引っ張られたり。

走るよりも疲れたんだけど。


「バカは疲れを知らないんじゃない?」


笑いながらからかう燈加。

最近、心に対しての態度が挑戦的なような。

心は笑っている。相変わらずの心が広いのか、抜けているのか判別がつかない。

名前からして前者だといいけど。


「今のところ朱雀と同点1位よっ!1日目で絶対に勝つんだからね!」


「へーい」


愛加先輩の呼びかけで心が適当に返事する。


「神崎っ!アンカーがそんな気合いでどうするんだ!そこの二人もっ!最後の3人が一番大事なとこだろう!」


そんな心の態度で愛加先輩は腕を組んで怒る。

なんか巻き添えくらってるし。


「先輩落ち着いてくださいよ」


愛加先輩の隣の来人がなだめてくれる。

ありがとう来人。

助かっ……


「あの3人なら勝つに決まってますよ」


「そうだね。負けたらあの3人に責任を取ってもらおう。どんな手段を使ってでも」


…てない!?

何か余計に酷くなったよ!?

何でそんな事をする…ん?


「来人って何番目だったっけ?」


「10番目」


うん。だよね。

僕は笑顔でもう1つ質問する。


「凌って何番目だっけ?」


「………………10番目」


明らかに顔を背ける来人。

自分の保身のために友達売ったよこの人!?

確かに来人は凌に勝てないと思うけどさ。

その手口はあんまりだよ!



「……そろそろ時間だな。団長早く行かないと」

「そうだね。じゃあみんな行くよっ!」

そう言って団員を連れて歩いていく。


「来人って奴は」


「まぁ勝てば良いじゃん!」


「やるだけやりましょ!」


「うん、そうだね。行こっ!」


残った3人で遅れて向かう。

さぁ今日最後の競技だ。

頑張るぞ!

はい10話です。

ようやく次くらいに一日目が終わりそうです。

これでも結構飛ばしましたけど。

読んだら短いかもですが、書いてる方には長いのです。

取りあえず頑張って書きます。


やっぱり一話ごとに量を増やした方が良いかもですね。

その分更新が遅れそうな気もしますけど。

なるべく書きます。



最近まで書き方とか悩んでましたけど、止めました。

悩んだところで下手くそは下手くそですしね。

頭に浮かんだ事からぱっぱと書いていきますよ。

いつものように行き当たりばったりで。

書いてるうちに色々と良くなりますよきっと。

ぜひそうなって欲しいですね。









今日は疲れましたね。

さっきはお巡りさんに呼び止められるし。

その状況を書いてみたりしてみます。



21:00

某ゲームセンターにて

一通りぶらぶらした私は帰ろうかな?と出口に向かいます。

するとお巡りさんが入ってきました。



お巡りさん(以下巡)「そこの君。ちょっといいかな?」


私「はい?」


巡「この時間、中学生はもう帰らないといけないよ。条例だからね」


私「知ってます」


巡「じゃあ早く帰りなさい」


私「何でですか?」


巡「今言ったよね?条例で……」


私「19歳なんですけど」


巡「……何か身分を証明できる物は?」


私「はい、これ」


巡「…………もう遅いからね、気を付けて帰るように」


私「お疲れ様です」


巡「……19歳?」


私「何ですか?」


巡「いや何でもない」




何なんですかね?結構失礼ですね。

どうせ童顔ですよ。お子様ですよ。

せめて高校生くらいで間違えて欲しかったですね。

あれですか?「お前厨二だろ?ww」みたいなやつですか?

凄いイライラしますね。


早く大人になりたいですね。

身長も欲しいし、お酒も飲みたいです。

少なくとも年齢を間違えられないくらいにそんなオーラというか風格が欲しいですよ。


まぁ寝る子は育つというわけで、もう寝ます。

明日もまた頑張って更新できるようにしますので。

書けていたら見てください。

ではでは(・ω・´)ノシ





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