表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕は僕だから僕なんだ  作者: 深雪林檎
◆第二章
29/52

第5話 体育祭一日目①

いきなり過ぎたかなぁ。

「只今より天鐘学園体育祭を開始します。例年通り優勝した団の団員には賞品があたりますので頑張ってください」


アナウンスの女子生徒の声で当たりは熱気と歓声に包まれる。

流石に賞品が出るだけあって気合いの入り方が違う。

僕たち青龍団は団席の前に集まる。

競技が多いから、校長先生の話とか全て省くのもこの学校の特徴だ。


「さぁみんなっ!!気合い入れて行くぞ!!」


「「「おー!!」」」


集まりの中心にいる団長・愛加先輩が盛り上げる。

額には他の団員よりも一際長い青のハチマキ。

整った顔立ちはより一層凛々しく見える。

ちなみにハチマキの色は青龍・青、朱雀・赤、白虎・白、玄武・黄だ。


「最初は100m走からね!!1人でも多く入賞して初めから得点差をつけるわよ!!」


「「「おー!!」」」








パァーン


良く響く音がして第一走者が走り出す。

最初は一年生からだ。

二年生は次に待機。

三年生は団席で応援という形になる。


『さぁ、始まりました。最初は100m走です。実況は生徒会長の山田次郎やまだじろうと』


『副会長の東雲雷西しののめらいせいがお送りしまーっす!!』


何組か走ったところでスピーカーから実況の声がする。

真面目そうな会長とフランクな副会長だなぁ。


パァーン


『さぁ、一斉に走り出しました。玄武の荒井君が速いです。他を寄せ付けません』


『の一方、ある意味他を寄せ付けねぇ朱雀の田所君!!ダントツで最下位。仕方がないでしょうその体型では。お前ダイエットしてんのかぁ?来年から体重制限かけんぞ?……おい、止まるなって、何で泣くんだよ!?最後まで走れよ豚!!お前のせいで楽しい体育祭をぶち壊しにすんのか!!……そうだその調子だ。はいゴール!!皆さん暖かい拍手をお願いします』


田所君がゴールすると拍手がグラウンドに響き渡る。

この実況大丈夫なのだろうか。






「さてそろそろ俺たちだな」


前にいた心が話しかけてくる。


「そうだね、お互い一番狙おうね」


各団2名ずつ走るんだけど、作戦上タイムが近いもの同士にならないようにしているから心とは別に走る。


「俺は二番かよ、何でミリーと同じ列なんだよ」


横の朱雀の凌が文句を言う。

タイムでは僕の方が良い。


「はは、まぁ頑張ろうね」



パァーン


僕の2列前が走り出す。


「よいしょっ、と」


心が立ち上がって足を伸ばす。

それに次いで女子の黄色い歓声が上がる。

青龍どころか、他の団からまで聞こえる。

相変わらずの人気だ。


パァーン


スタートの音で一斉に走り出す。

心は良いスタートをきっていた。

これは良いタイムが出るかもしれない。



『青龍の神崎くん、スタートから他を引き離します。生徒の歓声が一段と大きくなって神崎くんのカリスマ性が分かりますね』


『なーにがカリスマ性だっ!!ただ顔の造形が良いだけだろ。そんな奴こけてしまアタッ!?誰だ!?物を投げイタイ!ちょっ!?砲丸は流石に駄目だって!!すみませんでしたぁっ。自分マジ調子乗ってましたぁっ』


『神崎くん圧倒的な差で1着でゴール。記録は11秒62!いやー速かったですね、東雲くん』


『……とてもかっこよかったと思います』


心が走り終えるとまた歓声が湧く。


「ったく、張り切りすぎだろ」


隣の凌が足を伸ばしてぼやく。


「速すぎだよね」


僕も足を伸ばしながら笑って答える。

歓声が中々おさまらないから始まらないんだ。

次第に歓声もおさまる。



『次は青龍団のマスコット雪村くんですね。隣は金髪の間宮くん。タイム的にはこの2人の争いとなりそうです。おっとまた歓声があがりましたね。神崎くん同様に人気があるようです』


『雪村は俺の嫁だぁガフッ!?』


『えー東雲くんに砲丸が当たり静かになったところで各走者位置につきます』



パァーン



『おっと!?雪村くんスタートが遅れました。間宮くんが大きくリードを取りました!このまま間宮くんが独走するのでしょうか!雪村くんも追い上げて来て他の選手をどんどん抜きます!ゴールまでもう少し、間宮くんと雪村くんが並びます!……どうやら間宮くんがほんの少し速かったようですね。しかし雪村くんもよく頑張りました!2人に拍手を贈りましょう』




「ミリー、何で最初遅れたんだ?」


歓声と拍手が贈られる中、凌がきいてくる。


「うん、ちょっとね。後ろの人が鼻血出してたのに気をとられちゃって」


僕は顔をかきながら答える。

クラウチングから腰を上げて走る用意をした時に足の間から後ろが見えたんだけど、僕の後ろの列にいた鈴木(仮)君が鼻血を出していた。

暑さでのぼせたのかな。




次の走者は人数が1人少なかった。

はい5話でした。

やっぱりいきなり過ぎましたかね。

話の中では1ヶ月くらい飛んでます(笑)

まぁぐだぐだと引っ張っても仕方ないので。




というわけで体育祭始まりました。

少し長くなりそうですね。

頑張って書きます。

ちなみに私の100mのタイムは13秒32です。

どうでもいいですけどね。




いつも気になることが1つ。


走るときってかかとをつけるんですか?

良くテレビとかで、かかとをつけるつけないって言ってますが、普通つけないものだと思ってました。

つけない方が速くなる……と言っていたような気がします。

忘れましたけど。

どっちでもいいですけどね。





今年もあと1ヶ月ですね。

感慨深い……事もないけど。

1年って早いですね。

やりたい事はいっぱいあるけど、時間を有効に使えないし、する時間があっても気まぐれな私ですから、結局出来ませんね。

まったりしたいなぁ。

朝起きて、散歩して、朝ご飯作って、のんびりして、掃除して、読者して、運動して、昼寝して、買い物して、お風呂入って、テレビ見て、時々遊びに行ったりしてまったりと一日を過ごしたいですね。



あと、気の合う友達が欲しいですね。

友達はわりといるほうですが、人間関係は疲れます。

めんどくさいとかじゃなくて、やっぱり自分自身を隠したりしちゃうんで、疲れますね。

基本的に本心は口にしないので。

別に心を閉ざしているわけじゃないですけど。

というわけで、自分をさらけ出せる友達が欲しいですね。

気を遣うことも、自分を抑えることもなく、ただありのままで人付き合いがしたいです。



こういう字にしたりしたら、わりと本心は出せますけどね。

メールとかでも普段とはちょっと違うみたいです。




そういうわけで、自分で良く分からなくなってきましたね。

すみません。

今日はここまでにしておきますね。

ではでは(・ω・´)ノシ


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ