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僕は僕だから僕なんだ  作者: 深雪林檎
◆第一章
19/52

第19話 ミー君の異変

予告通り茅依視点です。

ミー君がおかしい。

私は昼を屋上でみんなと食べながら思う。

でも、この中にミー君はいない。

朝も1人で先に登校していた。

やっぱり朝の夢のせいなのかな。









朝。私は目を覚ました。

珍しく意識はしっかりしていた。

布団から顔を出す。

外はまだ暗かった。

ミー君?起きてるの?

携帯電話の光でミー君の顔がはっきりしていた。

蒼白な顔でミー君とは思えない形相に見えた。

ミー君が携帯電話をしまう。

今度は暗いせいでか普通に見える。

私の気のせいなのかな?


「ミー君?」


私は声を掛けてみる。

ミー君は私に気付いて見る。

やっぱり様子がおかしいかも。


「また夢?」

あるとしたらこれが原因だと思った。


「大丈夫です。茅依ちゃんは寝ててください」


そう言って布団から出て行く。

やっぱりおかしいっ。

ミー君は笑顔なつもりだろうけど、顔がひきつっていた。


「ミー君待って!!」


私はミー君を追って布団を出る。


「バタンッ」


扉が閉まる音が、静かなはずなのに私には大きく聞こえた。

まるで、ミー君が私を拒絶しているみたいに。

私はその場にしゃがみ込んで泣いてしまった。








「ミリーのやつどうしたんだ?」


私は来人君の声ではっとした。

来人君はなんだかイライラしているみたい。


「話しかけてもいつも以上に愛想ないし、今だってどこにいるんかね~」


心君がパンを食べながら言う。

食べ損なったジャムが横から落ちてるよ。


「ミリーのやつおかしいぜ」


「あんたはいつもおかしいけどな」


「うるせーよ」


「……ごめん」


凌君と玲ちゃん……いつもなら言い争いになるのに……みんなもミー君の事が心配なんだね。


「燈加さん……」


私は燈加さんを見る。

朝の事はもう言ってある。

燈加さんは何も言わずに何か考えているように見えた。








その後もミー君は1人だった。

誰かが話しかけても必要最低限の事しか返さないし、自分から輪に入る事もなかった。

それに、一度も笑わなかった。

まるで心を閉ざしているみたいに。私は何だかそれが怖くて声が掛けられなかった。









放課後私は今日学校に来て初めてミー君に声を掛けた。

19話でした。

短くてすみません。


もう一つ謝らなければいけないことが。


月曜日に投稿した『代わればチート、代われば幼女』という作品ですが、

削除しました。ごめんなさい。

『僕は~』に集中したかったのと、上手く纏められなかったからという理由からです。

やっぱり私には早かったですね。

反省です。ごめんなさい。


読んでくださっていた方、続きが気になっていた方、本当にごめんなさいです。


今日の後書きはこのくらいにしておきます。

それでは、失礼します。

すみませんでした。

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