完全に理解した。
あまりの事実に驚きつつも、食事をした後、ある程度自分部屋で情報収集をし、今どんな現状なのか理解した
自分は『ミハド・アラクス』という青年で、訳あって『無』の境地からこの青年の体に入り込んだらしい。
そしてミハド家家系図が
母"ミハド・ヴェール"
父"ミハド・セイヌ"
妹"ミハド・フリーナ"
父はいかにも指揮官をしていそうな渋い立派な顔立ちをしていて、髭を生やしているのが特徴だ、
妹はとても愛らしく髪はセミロング程で、身長は160程、鼻が小さくとても目が可愛い。
そしてなんと俺と同い年らしい!
いやぁ、2人もお盛んだな。
『家族情報はひとまずこんな感じか…』
情報を整理した後、世の中の変化を知るために街へでることにした。
木製の割に思いドアを開けた。
家のテレビが未知な物だったから外の世界もある程度は覚悟していた。
だが、そんな期待とは裏腹に、外の街は俺が生きていた頃とあんま変わっていなかった。
木製の家、路上の質屋、怪しげな裏路地、ちょっと大人びてるお店。
『全然変わってねぇーじゃ。』
少し期待していた自分が情けなく思いつつも。
街の道をふらついた
ふと周りの人を見る。
『なんだか人間ばっかだな、久しぶりに神とか悪魔に会いたいな。』
そう思いつつふらついていたら、街の資料館のような所に到着した。
500年の間の変化を知りたかった俺は資料館で資料を読むことにした。
資料を読み、世の中の変化を知る事になった。
正直知りたくなかった。目の前の資料に書いてあることを信じたくなく、管理人のような人に聞くことにした。
俺の目は血走っていた、手汗も流れ、いかにも正常じゃなかった。
『すいません!ここに書いてある、
"終末戦争後205年、神と悪魔は人間界に干渉できなくなり、人間界には人間だけ、天界には神、冥界には悪魔という位置づけとなった"
というのは本当なのか!?』
管理人は少し恐怖を感じながら言った
たが、管理人は得意そうな顔おしながら、コホンと咳をした
「落ち着いてください来館者様。その資料に書かれていることは事実であり、終末戦争205年後、突如として現れた魔物により、世界のバランスが崩れ、神は天界、悪魔は冥界に送られることになってしまったのですよ。そして現在は、神と悪魔が『新星』という星となって、人間に力を貸し、人間界に侵略してくる脅威を退けているのです。」
「ですが近年は魔物などの増殖により、オーバーブレイクと呼ばれる魔物が一定数を超えると起こる大規模な被害が増えているのです。」
俺は神と悪魔が人間界に存在できなくなった悲しみと、魔物という人間界を恐怖に陥れてる存在に対しての怒りで、感情を上手くコントロールできなかった。
少し心を落ち着かせたあと、気になった質問をいくつかした。
『新星ってのはなんなんだ?具体的に、何が出来る?』
管理人はまたコホンと咳をした
「そうですね。私が契約している新星の能力を見せましょう。
恐らくその方がわかりやすいのではないのですか?」
そうすると管理人は手で離れててと合図をした。
そうすると管理人は手の平を上にし、
「「アクア・サンクタ」」
管理人がそう唱えると管理人のてから水が湧き出てきた。
「これが新星によって与えれれる力の一例です」
正直驚いた。こんなの与えられなくても人間の範囲でできるぞ。