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底辺アルバイト

作者: エドゴン

【1.序章】


鈴木「俺は鈴木。Aマートというディスカウントストアでアルバイトとして働いている。40歳の男だ。仕事はつまらないがお金のため仕方がなく働いている。」


鈴木は今日もAマートで働いていました。レジ打ち、品出しがメインの仕事です。もう3年も働いているのでレジ打ちも品出しも覚えて、もうすっかり一人前です。


そして給料日がやってきました。待ちに待ったお給料です。この日のために働いているのです。


鈴木「ふふふ。今月のお給料だ。嬉しいなぁ。」


お給料の総額は16万円、手取りは12万円です。世間で言う底辺アルバイトをしていると収入は限られます。


このお給料で1ヶ月間の生活が保証されましたが、鈴木は貯金は0円でいつも給料日前は金欠状態になっていました。要するにその日暮らしの状態ですね。


鈴木「趣味はゲームだ。お給料も入ったことだしゲームソフトでも見に行ってみるかな。」


鈴木はハマっているゲームがちょうどクリアしたばかりで新しいソフトが欲しいと思っていました。


鈴木「スペシャルクエスト。前からやってみたいと思っていたゲームソフトだ。買って遊び尽くすぞ。」


鈴木は少ない手取り収入から6,800円のゲームソフトを購入しました。贅沢ですね。


【2.抜け出せない】


鈴木はAマートで底辺アルバイトをしていて、手取り収入も少ない生活でしたが抜け出す方法がわからないでいました。


最終学歴は高校卒業のため良い仕事を見つけることも困難です。大学くらい行っておけば良かったですね。


鈴木「さて早速、買ってきたスペシャルクエストで遊ぶかな。」


ぴこぴこぽん


鈴木はスペシャルクエストの面白さに取り憑かれ時間が経つのも忘れるくらい熱中しました。


鈴木「お、面白い!」


時にはお酒とスナック菓子を食べながらゲームに夢中になりました。ゲームをしている時間は、仕事をしてきて報われる瞬間でもありました。


そして給料日が近づいてきていつものように金欠状態になりました。


鈴木「お金がない。いつまでこんな生活を続けるのだろう?底辺アルバイトで手取り12万円ではまともに暮らせない。高卒で良い仕事にも就けないから仕方がないのかな。これでは家庭も持てないな。」


鈴木は現状に絶望しました。


【3.他のアルバイト】


鈴木は自分にもできる他のアルバイトに転職するか検討もしてみました。しかし高卒で職歴はアルバイトのみだったのでその希望は打ち砕かれました。


鈴木「他の待遇の良さそうな仕事はないか・・・単純労働で、誰でもできる同じことを繰り返すだけの仕事、もしくは力を使った労働。手取りは同じく12万円程度か。転職は厳しいな。」


鈴木は底辺アルバイトしか自分にはできないのだと思いました。将来が見えません。鈴木は逃げるように好きなゲームをプレイする日々が続きました。


鈴木「今日も現実逃避。スナック菓子とゲーム三昧だ。遊んでいれば嫌なことは忘れられる。」


鈴木は今日もいつものように遊んでいました。


【4.アルバイトで失敗】


そんなある日。鈴木は慣れた仕事でミスをしてしまいました。レジでお釣りを間違えてしまったのです。


鈴木「すみません。お釣りを間違えてしまいました。」


上司「わかった。計算は合わなくなるけど、少しくらいなら良いよ。」


鈴木「ありがとうございます。」


鈴木は仕事の失敗で罪悪感を感じました。


鈴木「俺はなんてダメなやつなんだ。底辺アルバイトもしっかりこなせないなんて。これでは収入は手取り12万円から抜け出す以前の問題だな。お釣りを間違えるなんて初歩的なミスをしてしまった。迷惑をかけてしまったな。」


鈴木は真面目な性格だったため迷惑をかけたことを必要以上に反省をしました。


鈴木「俺の人生は一生底辺アルバイトをしていくことで決まりだな。収入が少ないことを受け入れるしかなさそうだ。」


鈴木の感情はネガティブループに陥っていました。努力次第でどうにでもなるとは思えなかったようです。


【5.底辺アルバイトは続いていく】


鈴木はAマートの底辺アルバイトの仕事を続けていくことにしました。失敗を取り戻すべく、一生懸命に働きました。苦労は報われることを信じて。


自己研鑽をして努力をした方が収入は上がっていくことを鈴木は知らなかったのです。Aマートで時給のアップもなく、使い捨てのコマのように働くことでしか生活をすることができなかったのです。


鈴木「今日も仕事を頑張るか。ギリギリではあるけど生活ができているのだから文句はないだろう。大好きなゲームもできるしな。」


鈴木は無知であったため搾取される底辺アルバイトをずっと続けるしかありませんでした。鈴木のアルバイト生活は今後も続いていくことでしょう。

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