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鳥居をくぐったら、森の主になりました  作者: 千羽鶴
第三章 人間国編
46/114

46 不審者にはご注意を

「「人間国、潰しましょう」」


良い笑顔である。

黒桜と銀月が何故、ニコニコと黒いオーラを出しているかと言うと。

人間国から来た手紙のせいである。


実はこの国、クウやマトンに石を投げつけた国で。

他の種族を嫌いなものが多いようだ。


「仲間の敵討ちです」


「そうですよ主様」


「「やっぱり潰しましょう、人間国」」


「いや、駄目ですから。」


私だって、よろしいならば戦争だっとか言ってみたいですけどね


「今回はロロとソラの二人を連れて行ってきます。

エルフと魔物を連れて歩いて何かしてきた場合、玉子焼(ダークマター)きを叩き付ける予定です。


もちろん、鬼神と狼族についても何か言ってきた時も口に叩き込みますよ」


人間国の主には一度、玉子焼(ダークマター)きを食べていただこう。


「まだ聞いてませんでしたけど、ロロは一緒に行くの嫌ですか?」


五十鈴の言葉に首を横に振る


「行く」


「ということで、二人は今回お留守番です」


五十鈴の言葉に残念そうだが、諦めてくれたようだ。

連れていったら人間国が血祭りになる


「しかたありません、ですが人間国の近くまでは俺がお送りしますからね」


銀月の言葉に頷く、元々そのつもりだ。歩いていくには遠すぎる




ーーーーーーーーー




温泉とは良いものである。揺れる水色のお湯が疲れた体を癒してくれる


「疲れがとれますね」


ふぅっと良いながら浸かる。


主と共に入るっと言って、女性陣達でお風呂に入っているのだ


「五十鈴様、新しいシャンプーとリンスすごいですね」


「さらさらでつやっつやになりました」


火花と雪音はとても嬉しそうだ、桜国の女性達の髪が一番綺麗だと自信をもって言える。

コンとかガッツは全身さらふわで、抱き付くと気持ちいい、あれは癖になる。


「食べ物も美味しくて、温泉も素敵で」


「気に入った」


「フィアとリーリエはよく桜国のに来ますよね、ドライアドさんをほっといていいんですか」


二人は桜国によく来る、いつの間にか呼び捨てで呼ぶようになるぐらいに。

来てくれるのは嬉しいけれどドライアドを放置しても良いのだろうか


「ドライアド様が桜国に行ってきたらと言ってくださったんです」


「お土産に桜国の食べ物を待って帰らせてくれ」


ドライアドも桜国の食べ物を相当気に入ってくれていて、よくエルフ達が持ち帰っていく


「どうぞどうぞ、エルフ国のおかげで女子のための潤いを頂いてますから」


エルフ国の植物には感謝しかない。

確実にこの国が一番、女性の喜ぶものがあると言えるだろう。


「あれ、ソラがいませ……いや、いました」


お湯と同じ色のため、見えなかったが二本の黒い線を発見。


「よいしょっと」


ソラを持ち上げる。

最初、一緒にお風呂に入るのを拒否していたが今は大丈夫になった


「す、スライムさん」


「リーリエって、ほんとにスライムが好きなんですね。何でですか?」


「だって可愛いじゃないか……エルフは皆スライムさんが好きなんだぞ」


予想以上に人気者である、確かに可愛らしいから否定はしない。


「スライムさん、なぜ避けるのですか」


「全く触らせてくださらないんですよねぇ、なぜかしら」


リーリエとフィアは残念そうにソラを見詰めるが、ソラは頬を赤くしながら五十鈴の頭の上に移動して涼みはじめる。

逆上(のぼ)せたのか少しへにゃっとしてる


「謎ですね」


この国の者に触られるのは嫌ではないらしくて、触られてるのを何度か見たことがある。


ぼーっとしながらお湯に浸かって空を見上げる


「次は人間国ですか……」


どんな国だろうか……そろそろ警備が出来る人材とか、ガッツ達を手伝える人材が欲しいところなのだが


「人間国といえば、騎士団長の一人が婚約発表するらしいですよ」


そう言ったのはフィア、小説とかにありそうなネタを話に出してきたなっと五十鈴は思った。


「騎士団長ですか」


RPGっぽい


「今回発表すると言っていたのは第二部隊の騎士団長だって聞きましたよ」


「第二ってことは、第一が居るんですか?」


「居ると思いますよ、っと言っても人間国って普通すぎるぐらい普通の国で、他国からは特に特徴もない国って言われてますし」


普通の国って、この世界だと逆に珍しい。これまでが濃すぎた。

そうな風に考えながら温泉から上がった



ーーーーーーー




「じゃあロロ行きますか」


「うん」


人間国に向かう日、今日は黒桜と火花に囲まれている。


「主よ、何かされたら容赦してはいけませんよ。変質者も出ると聞きますし」


「そうですよ主様、捻り潰す勢いでやってくださいませ」


黒桜と火花はそう良いながら力を込めた拳を持ち上げている。

拳から鳴るミチミチ音が怖い


「分かりましたから安心してください」


二人を落ち着かせて銀月の背に乗る、ロロも一緒だ。

嫌がりもせずロロを背に乗せる理由など、玉子焼(ダークマター)きの絆は深いっとしか言えない


「では銀月頼みます。」


ーーー



人間国付近の森で下ろしてもらい、銀月は渋々帰っていった。

そのあとは人間国に向かい歩いていたのだが



「五十鈴、危ない」


「×」


ロロとソラが庇うように前に出た、たしかに危ない。魔物が出たとかの危ないじゃない、だが確実に危ない



「こんにちは」



さらけ出された肉体美を惜しげもなく見せるその姿、金の髪を太陽の光でキラキラ輝かせ。

長い両手足を広げる、葉っぱ一枚を着けただけの男性


漫画で見たことある! なんて言えない、実際に見るとガチで危ない

動じない性格と言えど、危ないものは危ない



黒桜ピンチです、ほんとに不審者に会いました……


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