2/5
宇宙船
「それ本当?どうしたんですか?どこから来たんですか?」私は彼に話しかけた。私はなぜ彗星人だと思ったのか。とても宇宙人には見えない。
宇宙船はキラキラと、砂にかわり、風に舞う。無くなってしまったのだ。「本当です。僕は...陶芸を...」彼は言った。
「これからどうするの?住む場所はあるの?それに、日本語はわかりますか?」私は彼に失礼な事を言ったかもしれない。
「日本語はわかります。少し。文法は...得意ではない。
あ、質問は"これからどうするのか"でしたね?。住む場所はアパートを借りてるんで、気にしないでください。手続きは星で済ませてきました。ただ、場所が遠い。ここしか、宇宙船を着地できる場所が無かったんですね。」彼は言った。
私は、宇宙船はどうなったのか、住民票はあるのだろうかと思った。それとも私が警察へ連絡をすべきなのか。
「あの、一つお願いが。」彼は言った。
「何ですか?」私は怪訝な顔つきで言った。
「地図をお借りできればと思います。」私は一息ついた。