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第51話 宿屋での相談事

 食堂はそれなりに賑やかになりつつあった。


 食堂の入口を抜けると、部屋から美味しそうな匂いが香り、俺の鼻腔を擽り、空腹感を思い出させる。 飯を食う序でに話を聞けば良いか。


 俺の中でいきなり優先順位が下がったレジー君の話だが、飯を食うにしても話を聞くにしても本人を見付けないと始まらない。 そう思って店内を見回すと、店の端の方のテーブル席で落ち着きなく辺りを見回しながらチビチビとジョッキを傾けるレジー君を見付けた。


 さて、予想としては説得失敗の話だと思うんだが、とりあえずどんな話か聞いてみようか。


「こんばんわ、レジー君」


「ラ、ラクタローさん?! よかったぁ」


 後ろから声を掛けると思ったより驚いたようで、俺を確認した後、周りを警戒するように見回すレジー君。 あからさまに怪しいんだが・・・ 何をやらかしたんだ?


「そんなに驚いてどうかしたんですか?」


「い、いや、何でもない! ・・です。 た、ただ、急に声かけられたんで、驚いただけです」


 ふむ、驚いた後の『何かに追われてます』的な不審な行動が無ければ誤魔化せたかもしれんが、これじゃ無理だ。


 まぁ、俺と関係ない件であれば別にいいか。それより要件をサクッと聞くか。


「それで、私に話があるそうですが、どういった話でしょう? 例の件で仲間の説得に失敗でもしましたか?」


 そう聞くと、ギクリと表情を固めてこちらを見てくるレジー君。 うん。その表情でわかるよ。失敗したんだね。


「なんでわかったんです?」


「顔に書いてありますよ」


「?!」


 顔を抑えて固まっちゃった。


「まぁ、顔芸はそれ位にしておいて、それで私にどうしろと?」


 そう言うと、レジー君は辺りを見回し、返答をする。


「あ、あの、それもあるんだけど・・・ 出来れば場所を変えてくれませんか?」


 それも(・・・)ある? って、他にも何かあるのか。 たった1週間程度でどうなってんだ。


「確かにあの件について他の人に聞かれると私も困ることになりそうですね」


「でしょ?」


 うーむ、となると、俺の部屋にでも行って話せばいいか。 だが、今は腹も減ってるしな・・・ 食堂に来たんだ、先に飯を食うか。


「それじゃ、先にご飯食べさせてもらってもいいですか? 今ギルドへの報告が終わったばかりでご飯食べてないんですよ。話は後で私の部屋で聞きますから」


「えぇ、それでお願いします」


 そう言いつつ辺りを見回すレジー君。 露骨に何かを警戒しているんだが・・・


「レジー君。何をそんなに警戒しているんです?」


「いえ、何でもないです!」


 そう言って背筋を伸ばすが、直ぐに身を低くして何かから隠れようとしているのはバレバレだ。


「レジー君。何か厄介な事でも抱えてるんですか?」


「・・・」


 何やら考え込んでしまったレジー君。 これって、ひょっとして俺に関係する事なのか? それとも関係しないことだが、俺を巻き込むかどうするか考えてるのか? つい好奇心に負けて気軽に訊いてしまったが、俺に関係ない事なら聞かずに関わらないようにしよう。 そう思って次の質問をする。


「私に関係する厄介事ですか?」


 そう聞くとレジー君の顔色が少し悪くなる。 ・・・俺に関係する厄介事か。 俺は一度天を仰ぎ、レジー君に洗い浚い吐いて貰う決心をする。


 だって、聞きたくないが、聞いておかないと後で大変な事になるかもしれないじゃないか! ここは後顧の憂いを断つ為にも聞く事にする。


「どうやら私に関係しそうなんで教えて貰えませんか?」


「・・・」


 レジー君の表情が悩ましそうに色々と変化しているが、中々答えようとしないって事はまたレジー君自身のミスが原因の問題って事か?


「言い難い事なのかもしれませんが、私に関わる問題を私に黙秘するって事は、私の信頼を失う行為ですよ? 場合によっては私の敵に認定しますが?」


 寝不足と空腹が重なっている所為か、軽い警告をするつもりが、口からは不穏な脅し文句が出てしまった。うーむ。自分が思っているより疲れが溜まってるなぁ、今日は飯食ってさっさと寝るか。


 そんな事を考えていたんだが、レジー君は脂汗を流し、俺の発言に観念したようで話し始める。


「すみません。実は探索クエストが終わった後、ラクタローさんの情報を集めてたんです」


 ふむ、俺の事を嗅ぎ回っていたことを本人に言うのは確かに後ろめたいだろう。 それ以上に俺の出した助ける条件に引っかかってる。


 よく知らない相手の情報を収集するのはよくある事だが、俺は俺が助ける条件に『俺の事を詮索しない』という条件を付けている。


 俺は取ってつけた様な笑顔になると、こちらの様子を窺うレジー君にその事を伝える。


「レジー君。確かに情報収集なんて誰もがやる事ですが、私は条件を付けましたよね? 『私の事は詮索しない』忘れたんですか?」


 そう言うとレジー君は慌てて言葉を発する。


「い、いや、覚えてますって! ただ、今回はラクタローさんの情報を集めてたのは居場所が知りたかったんですよ!」


「居場所を?」


「はい! 居場所が分からないと連絡が取れないじゃないですか」


 ・・・なるほど、そう言えば確かに俺がどこにいるとかレジー君の常宿が何処かとか聞いてなかったな、漠然と冒険者ギルド行けば会えると思ってたけど、すれ違う可能性の方が高いか。正論だな。確かに今回は仕方ない。


「・・・まぁ、今回は良しとしましょう」


 俺がそう言うとレジー君はホッと一息ついて胸を撫で下ろす。


「はい、それでまずはギルドの職員から話を聞こうとしたんだけど、妙に口が堅くて教えてくれなかったんだ」


 ふむ、一応ギルド職員も守秘義務ってものを理解していたんだねぇ。 まぁ、これまでが散々な対応だったから今更だけど。


「それで、次に冒険者にも話を聞こうと思って探りを入れていたんだ。その時フルプレートの女騎士に声を掛けたんだけど、逆に問い詰められて、適当に言葉を濁していたら『怪しい奴め! 何を企んでいるのか正直に言え!』と言って追いかけて来るようになったんだ」


 ・・・フルプレートの女騎士。 思い当たるのはレイラしかいない・・・ 俺は額に手を当てて下を向く。


 全く、あの人何やってんの?! 暇過ぎないか?


「あのぉ、因みにその人、レイラ=カストールって言いませんか?」


「そ、そうですけど、知り合いなんですか?!」


 驚きを顔一面に張り付けるレジー君。 声がデカいよ!!


「知り合いと言う程ではありませんが、全く知らない訳ではありません。そうですね、顔見知りと言ったところでしょうか」


 俺は少々言葉を濁して真実を口にするのを避ける。 説明するのも面倒だし、別にレジー君に話す必要は無いだろう。


「そうですか、まぁ、俺の方はそんな事があってからそのレイラさんに追い掛け回されてるんで、見付からないように警戒してるんですよ」


 そう言って困り顔になるレジー君。 しかし、それは自業自得だから仕方ないよね。


「まぁ、その件はレジー君の自業自得ですね。 自力で解決してください」


「ラクタローさん! 助けてくださいよ!! 知り合いなら俺の事も知り合いだって説明してくださいよ! それだけで済むんですから、お願いします!!」


 そう言って頭を下げるレジー君を適当にいなし、空腹に突き動かされるままにラディッツ氏に声をかけて夕食を注文する。 何やらレジー君が恨めしそうにこっちを見ているが無視だ。 俺は知り合いじゃない。顔見知り程度だって言っただろう? それに俺だってレイラとは関わりたくないんだ。 話通じないし、シツコイカラネ。


 それからレジー君とは軽く雑談しつつ夕食を平らげ、俺の部屋に移動した。












 俺は部屋に入り、レジー君を招き入れると「気配察知」で周りに人がいないのを確認し、レジー君に話をするよう促す。


「さて、それでは早速話を聞きましょうか」


 そう言うとレジー君は真剣な表情で語り始めた。


「実は俺。今PT内で浮いてるんです。 原因はこれなんですけど・・・」


 そう言ってレジー君はギルドカードを俺に見せてくれた。




----------------------------------------

名前 :レジー

年齢 :17

レベル:21

冒険者ランク E






 ふむふむ。 レベルは中々・・・って、あれ? 大分上がってないか?


 そう思いレジー君を見直し「鑑定」する。





----------------------------------------

名前 :レジー

性別 :男性

年齢 :17

職業 :冒険者(ランクE)

称号 :-

レベル:21


ステータス

 HP : 304/304

 MP : 133/133

 STR : 241

 VIT : 220

 INT : 178

 AGI : 393

 DEX : 257

 MND : 215

 LUK : 49


特記事項






----------------------------------------

取得スキル



[剣術] 熟練度 3

[投擲2] 熟練度 11

[隠密2] 熟練度 38

[気配察知] 熟練度 21

[光魔技] 熟練度 11

[聞き耳2] 熟練度 31

[暗視1] 熟練度 86





 おぉ! 中々いいねぇ。これなら普通の強化ゴブリンは楽勝だろうし、小隊長ともソロで勝負できそうだな。スキルもそれなりに上がってるのが色々あるみたいだ。随分と成長したようだな。


「中々良いんじゃないですか? これなら小隊長クラスともソロで戦えると思いますよ?」


 俺は笑顔でそう答えると、レジー君が我が意を得たりと身を乗り出して語る。


「そうなんだよ。それが問題なんだよ」


 ふむ、話し口調が素になってるな。 まぁそれは良いとして、レベルが上がったことが問題なのか?


「どういう事です? レベルが上がってるのは良い事じゃないですか」


 そう言うとレジー君は溜め息をついて話し始めた。


「ラクタローさん。 今回俺達が俺以外全滅したのは知ってますよね?」


 レジー君が辺りを警戒しつつ、声を落として聞いて来る。


「ええ、私が蘇生(たいしょ)したんですから知ってますよ」


「今回俺達が戦闘をしたのはあの時だけなんですよ」


 「「・・・」」


「どういう事です?」


「実は、今回のゴブリンの強さの異常性を知った俺達は話し合いの末、戦闘は全て避ける方向で行く事にしたんです」


「ふむ、それで遭遇しそうになったら逃げに徹して敵の塒を探したと言う事ですね?」


「ええ、時には追ってきた連中を撒く振りをして逆に追跡(ストーキング)したりして探しました」


 なるほど、レジー君のスキルを考えれば出来なくはないだろう。


「それで塒は見付かったんですか?」


「はい、運良くオークの塒を見付けたんです」


「え? オークの?」


「はい。ゴブリンは結構足が速かったんで、ゴブリンは全力で避ける方向で話が纏まり、オークを倒すのはゴブリン以上に危険ですが、足は遅いので余裕で逃げられるだろうから、俺達はオークの塒に絞って探索したんですよ」


「なるほど、そうなると最初に立てられた作戦通りには動かなかったんですね」


「はい、最初の作戦だとゴブリンの塒を見付ける事になりますから・・・」


 良かった。作戦に参加しなかったのは俺だけじゃなかった。 不謹慎だがちょっとだけ安心した。


 それにしても自力でオークの塒見付けられたんだから中々凄いな『ハウンド』。最初にほぼ全滅してたから評価大分低かったんだが、少し上向き修正しとこう。 そして彼らの俺の中での評価が少し上がった。 まぁ、何の役に立つのかは不明だが・・・


 それにしてもオークの塒かぁ、俺としては『お肉が高く売れる美味しい魔物』ってイメージだから、俺もそっち探せば良かったな。失敗失敗。後で塒の場所を教えて貰えないか聞いてみるか。教えてくれたらオーク狩りまくって儲けるんだが・・・


 等々、色々皮算用をしているとレジー君がこちらを見てきた。俺はレジー君に一言謝り、続きを促す。


「それでオークの塒を見付けたのは4日目の昼頃で、俺達は塒の場所をマーキングして急いでギルドに戻って報告したんだ。それまではギルドカードを見る余裕なんて無くて、報告する時にギルドカードを出してびっくり。その時に声が出ちまって、他の仲間にもレベルの事がばれて質問攻めにされたんだ」


 そう言って声を出した事を悔やむように下を向き、頭を抱えるレジー君。


 なるほど、そうなると最初に全滅したゴブリン戦のみでレベルが上がったのか。


「それで探索前の元々のレベルは幾つだったんです?」


「11です」


 その回答に俺もびっくりした。俺でもレベル11位の時にゴブリン数匹でレベル10も上がった覚えはない。もしそれで上がるならとっくに俺のレベルは50を超えているだろう。


「普通、ゴブリン5匹倒したくらいでレベルが10も上がるわけがないんですよ。なのに今回俺だけレベルが異常に上がってるんで、仲間たちに不審に思われてるんです。 でも俺もなんでこんなにレベルが上がったのかわからなくて、誰かに相談したかったんだけど、あの状況をそのまま話す事が出来る相手ってラクタローさんしかいないと思って相談に来たんだ」


「なるほど、そう言う事ですか」


 ・・・んな事相談されてもわかるわけがない。


 少し考えてみる。。


 そもそもレジー君が戦ったのは例のゴブリン戦のみで、その時のゴブリンは全てレジー君が止めを刺しているんだろ? その上レジー君以外のPTは全滅してる・・・って事は、ひょっとしてレジー君はPT全員分の経験値も手に入れてるって事か?


「レジー君。ちょっとお聞きしたい事があるのですが、よろしいですか?」


「えぇ、いいですよ」


「手早く経験値を稼ぐ方法って知ってる? 危険かどうかは度外視して知ってる方法があれば教えてくれませんか?」


「簡単ですよ。自分より強い魔物を殺せば良いんです」


「それはレベルが上の敵ですか? それともステータス的に上の敵ですか?」


「えーと、両方ですね。ただ、『レベルが高くてステータスが低い敵』よりも『レベルが低くてもステータスが高い敵』の方が経験値は多く貰えますね。例えるなら、ゴブリン(Lv10)を倒すよりドラゴン(Lv1)を倒した方が経験値は圧倒的に多いです」


「なるほど、よくわかります」


 確かにレベルが高くてもゴブリンじゃドラゴンに勝てないだろう。


「ただ、『レベルが高い敵』は同じステータスの『レベルが低い敵』を倒すよりも多く経験値が貰えます。例えるのが難しいんですが、オーク(Lv5)を倒すよりゴブリン(Lv10)を倒した方がかなり多く経験値が貰えます」

 うーむ、ステータス的なジャイアントキルの方が難しいからレベル的なジャイアントキルよりボーナスが多いって事か。 今回の例えは微妙だけど理解できるぞ。


「よくわかりました」


「もういいんですか?」


「はい、レジー君のレベルがいきなり上がったことについて、なんとなくわかりました」


「本当ですか?」


「はい」


「教えてください!」


 勢い込んで大きい声を出すレジー君。 声がデカい。 俺は反射的に気配察知で近くに人の気配がないか探り、幸い近くに人がいないことが確認できた。


「レジー君。声が大きいですよ。聞かれると困る話なんだから気を付けてください」


「す、すみません!!」


「だから声が大きいんですよ!」


 そう言って思わずレジー君の頭を(はた)いてしまった・・・


「痛い・・・」


 ま、まぁ、気を取り直して、説明に入ろう。 俺は軽く咳払いをすると話を始めた。


「簡単な話ですよ。元々ゴブリン達は貴方よりレベルが低かったと思うんですが、強化されていたのでステータスが高く、普通に戦えばレジー君では歯が立たない程の格上だったんだと思うんですよ」


 俺が倒した普通のゴブリンは確かレベルが8位だったはずだ。多少は誤差があるだろうが、そんな感じだろう。


 レジー君も思い出しているのか、視線が上に向いている。


「確かに、最初は後背刺突(バックスタブ)で瞬殺したけど、残りの奴等はパワーは俺より確実に上で、スピードも俺より少し劣るくらいだったな・・・ 毒も効きが悪かったし。・・・」


 そんな独り言を呟いている。


「戦闘中にレジー君の仲間がゴブリンに殺されることで敵のゴブリンも経験値を得ていたんだと思うんですよ。その上でレジー君がゴブリンを全部殺したと言う事は、仲間の分の経験値も手に入れてるんじゃないですかね? それも毎回格上として存在する敵を連続で撃破した事になるんじゃないですか? 特に最後のは体格も大きく明らかにレベル・ステータスの両方が格上でしょうからかなりの経験値が貰えたのではないでしょうか?」


 『仲間の経験値』のくだりでレジー君は嫌そうな顔をするが、恐らく事実だろうから受け止めてもらうしかない。俺はその事に気付かない振りをする。


「レベルアップがどのタイミングで起こるのかはわかりませんが、おそらくそう言った経緯でレジー君のレベルが急激に上がったんじゃないでしょうかね?」


 一応納得できそうな筋道を立てたんだが、どうだろうか? 実際の所は俺もわからない。神様に聞けば分かるかもしれんが、クソ女神どもに聞くなんて絶対に嫌だ!


「確かにそうかもしれない・・・でもそうなると・・・もっと説明できねーじゃねぇか・・・」


 レジー君は納得したようだが、どうも他の問題もあるらしい。 って、仲間への説明か?


「レジー君。ひょっとして仲間への説得に失敗したから、どうすればいいかを考えてるんですか?」


「・・・何か良い方法無いですかね? レベルの件は納得できたんだけど、なんで俺のレベルがこんなに上がったのか説明できないんですよ」


「残念ですが、私にも思いつきませんね」


 そう言って軽く流すと、恨めしそうな顔を俺に向けて来るが、それはレジー君の問題だ。


「それじゃ、これで相談事は終わりですね?」


「いえ、あのー、俺の事を情報屋にするなら、連絡手段とかどうするか決めて貰えませんか? 俺も冒険者なんで1つの所に留まってることの方が少ないと思うんで・・・」


 ・・・完全に忘れてた。 そっちもあったわ。








 そんなこんなをレジー君と話してる内に結構時間が過ぎ、ようやく眠れたのは夜中だった気がする。





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ホラーが大丈夫な人はこちらの短編もよかったらどうぞ。
ナニかがいる。
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