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第40話 楽太郎 出端を挫かれる。

勢いで書いてみた。


短くてすみません。


 さて、そんなこんなで、やってきました。カーチス防風林。


 今作戦に参加する冒険者達が集まり、最終確認を行っている。


 因みに俺は単独行動がメインなので打ち合わせる事は殆んどないので、他のメンバーの確認作業が終わるのを待っているのだ。 別にはぶられてるわけじゃないよ?


 時間があるので、少し防風林に入ったのだが、「地図1(マップ)」に敵性反応があり、5つ、もしくは4つ程の集団が東に1つ、北東に1つ北に1つ見付かる。恐らく5つはゴブリン。4つはオークだろう。


 その事をジェラルド氏に耳打ちすると、「どれくらいで殲滅できるかね?」と聞かれたので、「20分くらいですかね」と答えたら、「それじゃ頼むよ」と言われたので、そのまま防風林へ向かい殲滅を開始する。


 ジェラルド氏達の多少の安全確保に繋がるし、俺としても無駄な時間を減らすことが出来るのでそのまま防風林に入り、近場のオークとゴブリンを殲滅しておいた。死体は「無限収納」で回収済みである。


 殲滅を終えて戻ると、確認も終わったようで、作戦行動に移るようだ。殲滅したことをジェラルド氏に告げに近寄ると、近くにいたグレタが急に驚きの声を上げる。


「どうしたんです?」


「どうしたって、あなたが急に現れたから驚いたんじゃない」


 そう言って呆れたように声を出すグレタ。急にって・・・あ、そか、ジェラルド氏に接近したから「隠密1」が解除されたのか。ってことは、この距離が発見される距離なのか。


 そう思い至り、ジェラルド氏との距離を測る。 うーん、大体歩いて5歩くらい。距離で言うと、3.5メートルくらいかな?


「ちょっと、聞いてるの?」


 思案していると、グレタが無視されたと勘違いしたようだ。


「すいません。ちょっと考え込んでしまいまして、申し訳ありません。 それと、驚かせてすみませんでした」


「もう、これからが本番なんだから、しっかりしてよね」


 そう言ってグレタはPTメンバーと一緒に装備の点検に戻る。


 俺はそのままジェラルド氏の所へ報告すると、他のPTのリーダー達が次々にジェラルド氏に準備ができた事を告げに来た。


 全員の報告を受けると、ジェラルド氏は手を叩き、皆の注目を集める。


 他の冒険者達はジェラルド氏の前で各PT毎に並ぶと、両手を後ろで組み、『休め』の姿勢になる。


 良くわからないが、何か始まるのかな? そんな事を考えてると、ジェラルド氏が話し始める。


「今回の依頼は非常に危険である。なのでこれは最終確認だ。この依頼を受けるか?」


「「「「「応!」」」」」


「ならば諸君は勇敢な冒険者だ!」


「「「「「応!」」」」」


「勇敢な冒険者がこれだけいるのだ。成功は約束されたも同然だ!」


「「「「「応!」」」」」


「ならば富と栄誉を掴みに行こう!」


「「「「「応!」」」」」


「作戦開始だ!」


「「「「「応!」」」」」


 そう言ってジェラルド氏は防風林に入って行く。


 ジェラルド氏の号令に返答した他の冒険者達が、皆真剣な表情で次々と後を追って行く。



 俺は呆気に取られ、ジェラルド氏と他の冒険者達が防風林に入るのを見送ると、一人呟いた。


「体育会系ってあんなノリなのかな・・・」


 正直、付いて行けない・・・


 後を追う事も忘れ、暫し呆然とした後、すっかり取り残された俺は、単独で塒探索を始めるのであった。




ああ言うノリは突然やられると、呆然としますよね。


やらないと怒られるけど、最初に言ってよ。って思う事も・・・

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ホラーが大丈夫な人はこちらの短編もよかったらどうぞ。
ナニかがいる。
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