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第37話 楽太郎の魔術?魔法?の実験

累計PVが1,792,409になりました。

ありがとうございます。


それと遅くなり、申し訳ありません。


気長に読んで頂けるとありがたいです。


 さて、レイラを騙したみたいで少々心が痛むが、これで1つ片付いたな。


 そんな事を考えながら周りを見回すと、あちこちから好奇の視線を感じた。


 今は宿屋の食堂に居るんだが、周りの視線が少々気になる。見世物や腫物扱いで、少し居心地が悪いのだ。


 自分でも理由はある程度理解しているだけに、反論も出来ず、耐えるしかない。


 何せ、何日かおきに中庭から人の悲鳴が轟く原因が俺なんだしね。 俺と同じく冒険者でこの宿を塒にしている奴等にとっちゃ俺は気になる存在だろう。


 俺をチラ見する奴と目が合うと、相手は即座に視線を逸らし、カタカタ震えだす。


 全く、俺はそんな危ない男じゃないんだけどな。


 そんな事を考えてると、ラディッツ氏が朝食を持ってきてくれた。


「何浮かない顔してんだ? ラクタロー。朝飯出来たぞ」


「ありがとうございます。今日も美味しそうですね」


「おう! 美味ぇぞ。っと、で?、なんか悩んでんのか?」


 話を逸らせなかったか・・・


「いや、悩みって程じゃないんですけど、他のお客の視線がなんか気になってしまって・・・」


「そりゃ仕方ねぇぜ。なんせ何日か置きに中庭で女に悲鳴を上げさせてるじゃねぇか。傍から見たら拷問してるようにしか見えねぇしな」


 そう言って笑うラディッツ氏。 反論したいところだが、出来る要素が乏しくて言い返せない。


 憮然と押し黙っていると、またラディッツ氏が話してくる。


「まぁ、今日のはお前への弟子入り試験って事だが、あの絶叫を上げさせて殆んど時間が経ってないんだ。誰だって気になるだろうが。おまけにあの姉ちゃん熨びちまって今リンスが看病してるから食堂が大忙しだぜ」


 大忙しの割には俺とおしゃべりしてる暇はあるんですね。・・・じゃなくて、痛い所突いて来たな。


 そう、あの入門テストの股割の儀式を行った際、レイラは絶叫して失神してしまったのだ。その後は仕方なく俺がレイラを担いでリンスさんに空いてる部屋を借り、看病をお願いしたのだ。


 もちろん部屋代と看病についてはしっかりお代を払ったよ。多めに色を付けておいたのでリンスさんはホクホク顔でレイラを連れて行ってくれた。


 そんな事を思い出していると、ラディッツ氏にダメ押しをされた。


「まぁ、この宿じゃお前さんは危険な危ないやつって事になっちまってるから諦めて受け入れるんだな。受け入れられれば意外と楽になるぞ?」


 そう言って笑いながらラディッツ氏は去って行った。 あのおっさん。人の心掻き乱すだけ掻き乱して行っちゃったよ。


 ラディッツ氏の後姿に呪いを掛けつつ、朝食を摂ると、ラディッツ氏の言った通り美味しかった。


 さて、後ろ向きな事ばかり考えていても仕方ない。今日の予定を考えるか。


 明日は一応偵察なんだが、何があるかわからないしな。戦力増強と実験の為に魔法を覚えに行こう。


 生き残る為にやれるだけの準備はしておこう。まずコレットさんの魔法屋へ行って、その後カーチス防風林で検証実験をしよう。


 そう考え、朝食を終えるとコレットさんの魔法屋へと向かった。






















 コレットさんの魔法屋の前に着いた。店の前には『Open』の文字があった。今日も店は開いてるようだ。


 早速扉を開け、中に入ると、コレットさんがカウンターに座っていた。 店内は前回同様お客の姿はない。 この店潰れないだろうか?


 そんな心配を余所に、コレットさんがこちらを見るなり、声を掛けてくる。


「あら、ラクちゃんじゃない。いらっしゃい。今日は何の用だい?」


「おはようございます。今日は土と炎の魔法を覚えようと思いまして、お時間宜しいでしょうか?」


「前にも言ったけど、1日1属性づつにしときな」


「それがですね、実は・・・」


 と言って事情を話す。 勿論重要な部分は伏せているが、結構切羽詰まった状況であることを説明する。


「・・・と言う事で、時間が無いんですよ。なんとか教えて貰えませんか?」


「あんたも難儀な依頼を受けたもんだねぇ。命が幾つあっても足りやしないじゃないか」


 コレットさんは目を瞑って暫らく考え込んでいたが、大きく息を吐くと、


「仕方ないねぇ、本当はこんなことはしないんだが、事情が事情なだけに、教えない訳にはいかないねぇ、ラクちゃんに死なれでもしたら寝覚めが悪くなっちまう」


 と渋々ではあったが了承してくれた。 あぁ、良かった。


 コレットさんは前回と同じように息子さんの嫁さんに店番を頼むと、俺を連れて店の奥の部屋へ移動した。


 前回の風属性の取得で大体の要領を掴んでいた俺は、コレットさんの心配とは裏腹にあっさりと取得に成功し、炎と土の魔技を覚える事が出来た。


 コレットさんは驚いていたが、これも[最適化]スキルのお蔭だろうか。


 俺はコレットさんにお代とお礼を言って店を後にした。


 よし、これで前準備は整った。 あとは実験して成功するか確認しよう。


 俺は少し心躍らせながら宿屋に戻ると、インディを連れてカーチス防風林手前の草原に足を延ばした。














----------------------------------------



 唐突だが、この世界の魔法はイメージが重要視されている。なので、同じ属性を操る魔術師であっても、使える魔法の形は千差万別で、同じ詠唱をしても各魔術師で形状の異なる現象を起こすそうだ。


 例えば、炎属性を扱える魔術師AさんとBさんが居たとしよう。どちらも同じ言葉で「炎よ(ファイヤ)」と唱えたとしても、Aさんの「炎よ(ファイヤ)」では炎の塊が飛んで行くが、Bさんの「炎よ(ファイヤ)」では掌から火炎放射器よろしく炎を吹き出す。と言った感じで、引き起こされる現象が魔術師によって異なるのだ。


 つまり、使いたい魔法のイメージがしっかりしていればその通りに魔術を行使出来るシステムらしいので、ちょっと作ってみたいと思う魔法があるんだ。


 因みに俺の回復魔法は取得した瞬間に魔術の名称が俺のステータスに記載されてたり、それぞれの威力についての説明書きが載っていたのだが・・・ どういう事だろう? その辺りは今度神様に連絡することがあったら詳しく聞いてみるか。


 あと、コレットさんからの情報なのだが、同じ魔法を使い続けていると、習熟度が増して威力が上がったり、魔法の発動現象のイメージを強くしなくても魔力を込めて魔法発動の呪文(キーワード)を唱えるだけで魔法が発動するらしい。それが無詠唱での発動と言う事らしい。魔法の連続詠唱が可能になるが、一発の威力を上げるのであれば、魔法の発動現象のイメージを強くした方が良いとのことだった。


 そんな事を思い出したり、考えたりしつつ、俺は自分が作りたい魔法のイメージを膨らませ、カーチス防風林手前の草原まで歩いた。















 目的地に着くと、[地図]を見て周りに人がいないことを確認し、念のためインディに周りの警戒を促す。インディは一声吠えて応えてくれた。


 さて、まず最初に俺が作りたい魔法なんだが、ぶっちゃけると手榴弾の様なモノを作りたいのだ。


 ゴブリンやオーク達の全体の総数は分からないが、相当数いると仮定すると、今の俺では接近戦が精々なので短時間での討伐効率は悪いと考えたのだ。


 本物の手榴弾は火薬云々からの手作りをしようにも材料やその他の技術云々で材料集めや器具などの自作が直ぐには出来ないので諦め、それなら「魔法で何とかしよう」と思い立ったのだ。


 それじゃ、まずは炎属性の魔法で爆発をイメージする。掌に生み出す炎を圧縮するイメージをし、只管集中していると、次第に赤い丸い球が右掌に出来てくる。


 そろそろかな? そう思い5メートルほど離れたところにある高さ2メートル位の大きさの岩に向かって右手を突出し「爆発(エクスプロージョン)」と唱えると、右手の赤い球が岩に向かって飛んで行き、着弾と共に「パァンッ」と乾いた音を響かせた。 爆発の直径は1メートル位だろうか。


 ・・・成功のようだけど、なんか音が軽いな。それに遠目だと岩には何のダメージも無い様に思える。


 そう思い、岩に近付き、着弾痕を見てみるが、岩の表面が少し削れただけで、大したダメージは無さそうだった。


 次に自分のステータス画面でMP消費を確認するとMPが2減っていた。魔力消費が少ないな。


 ふむ、まだ覚えたてだから威力が低いのかな。 それとも圧縮する事に集中しすぎて爆発のイメージが疎かになっていたのかな。それともイメージに集中しすぎて魔力の放出が意識出来ていなかったのが原因かな?


 ふむ、取り敢えずもう一度試すか。今度は爆発のイメージをもっと鮮明に・・・そうだな、某ゲームで使ってた大樽爆弾の様な爆発イメージで行ってみるか。


 そう思い直し、岩から10メートル程離れてもう一度「爆発(エクスプロージョン)」を打ち直すと、今度は「バァンッッ!」という音と共に直径1.5メートル程の爆発が起きた。


 大岩にも焦げ跡が少し付いている。 MP消費は3に上がっていた。


 ふむ、爆発の威力は少し上がったが、最初のと大差ないな。・・・今度は爆発のイメージをしつつ、魔力も多く流すイメージをしてみるか。


 そう考え、今度も岩から10メートル程離れて「爆発(エクスプロージョン)」の魔法をイメージしつつ、右掌の上に作った赤い球に魔力を流し込むイメージをすると、赤い球だったのが、次第に色が青くなり、徐々に透明になっていった。 ・・・なんかヤバそうだな。


 そんな思いに駆られ、魔力を流すのを中断し、「爆発(エクスプロージョン)」と唱え発動させる。目標は先程と同じ岩だ。


 球が飛んで行くスピードが先程とは段違いで速かったが、俺はそれどころではなかった。呪文を発動した瞬間、[危機察知]スキルが警鐘を鳴らしたのだ。


 詠唱直後で体が硬直してしまったので、そのままの姿勢で慌てて体に気を流し、ありったけの力を振り絞って気功術の「硬気功」を発動すると、轟音と共に前方から凄まじい爆風に襲われた。


 「硬気功」のお蔭で吹き飛ばされることは無かったが、体の前面が痛い。プールに飛び込む際、角度を間違って腹打ちした時の様な痛さだ。痛苦しくて暫らく動けそうにない。


 危険がない事を確認し、自分のステータスを見ると、MPが75減っていた。 それよりもHPが250も減っていたのに驚いた。


 俺は慌てて回復魔法を自分にかけた。


 ・・・魔力込め過ぎたって事か。 しかし、恐ろしい威力だな。自分で適当に行った魔法実験で死にそうになるとは、こんなんで死んだら死に切れねぇよ。


 幸い場所は街道から離れていた為、影響はほぼ無いだろう。


 体の調子を確認した後、辺りを見回すと、恐ろしい光景が広がっていた。


 まず、目標の岩は跡形もなくなっていた。岩があったであろう場所が遠目にもわかるくらい凹んでいる。


 そこを中心に地面が半径15メートル、いや、もっとか? とにかくそれくらいの範囲が掘り返されたように土が露出している。 もちろん俺の立っている位置より後ろの方もそうなっている。 俺が立っていた真後ろの地面は草が残ってるけどね。


 あまりの威力にゾッとする。 魔法って、怖い・・・ こんなのをぶっ放せる奴があちこちに居るのかと思うと、本当に怖くなる。


 これは魔術師に対しての対応策を考えといた方が良いな。


 そのまま思案に耽りそうになるが、インディの吠え声で我に返る。


 おっと、実験中だったな。対応策はまた今度考えよう。


 一旦思考を切り替え、実験に専念する。


 今回の魔力を流し込むイメージを加えたのは大正解ではあったが、自爆寸前だったことを考えると完全に失敗だ。威力だけなら申し分ないんだが、自分が巻き込まれて茶意味がない。それに使用できる範囲が遠すぎると、戦争や殲滅戦には向いてるかもしれんが、冒険者としては使い勝手が悪すぎる。それに周りの被害もデカすぎだろう。


 爆発に指向性を持たせて自爆の可能性を無くしてみるか・・・いや、イメージする内容が増えればそれだけ他のイメージが散漫になるだろう。ここはもっと単純に威力を下げよう。こんな使い勝手の悪そうな魔法は必要ないだろう。


 そう考え、流し込む魔力量を調節することにした。取り敢えず、手頃な威力でどの程度のMP消費がいいのか検討しよう。


 俺は爆心地となっている場所からそそくさと逃げ出し、草原に入ると、手頃な目標物を探して実験を再開した。


 今度の目標物も岩だが、今回のは1.5m程の大きさだ。


 何度か「爆発(エクスプロージョン)」を撃ってはステータスのMP消費を確認することを繰り返し、自分なりに納得のいく爆発規模は直径約5メートルと判明。消費MPは10で、そこそこお手頃だろう。


 この威力だと岩に直径50㎝程の穴が開いた。


 うし、実験の第1段階目は無事成功したな。




 次に俺は手の平サイズの石を数十個拾い集め、[無限収納]に納めた。


 先程の目標物の岩は実験でボロボロだったので、次の目標物を探してまた移動した。勿論その最中も石を拾っては[無限収納]に納めた。


 手頃な目標物になる岩を見付けると、俺はそこから20メートル程離れ、今度は右手に拾った石を1つ握る。


 今度の実験はこの石に先程完成した魔法「爆発(エクスプロージョン)」を込めて、投擲し、爆発するかの実験だ。


 起爆条件を時限爆破にするか接触爆破にするか迷ったが、両方作ることにした。 何となく、意外に簡単に出来そうだったからだ。


 最初は失敗することを考えて、威力が弱まる様に魔力を流すイメージはせず、石に「爆発(エクスプロージョン)」を込める。時限爆破を試す為、爆発は30秒後になるようイメージする。


 別の魔法とする為、呪文(キーワード)を「時限爆弾(タイムボム)」に変更し、「時限爆弾(タイムボム)30秒」と唱えて石を投げる。


 石は目標物に当たって地面に落ち、暫らくすると、投げた石から「パァンッ」という音と共に爆発が起こり、石が跳ねた。


 うむ、成功のようだ。


 近くに寄ってみると、石がそのまま転がっていた。まぁ、威力は求めてなかったから、石はそのまま爆発に耐えれたんだろう。


 石を拾って今度は完成版の「爆発(エクスプロージョン)」のイメージで「時限爆弾(タイムボム)30秒」と唱えて石を投げる。


 先程と同じくらいの時間が経つと、完成版の「爆発(エクスプロージョン)」と同じくらいの爆発が起こり、石が跳ねた。


 もう一度近くに寄ってみると、やはり石は原型を留めていた。 うーむ、おかしいな。爆発してるのに石が壊れない。


 爆発によって石が割れ、破片が飛び散る事で殺傷能力を高めようと目論んでいたのだが、肝心の石が割れないんじゃ、「爆発(エクスプロージョン)」と変わらない。


 爆発のあった地面を見ると、地面は抉れてるし、目標物の岩も少し削れている。


 石だけそのまま残っている事に疑問が湧く。


 ひょっとして、魔法の起動媒体だから、石の外側で魔術が発動してるのかな?物理的な現象の爆発じゃなく、魔力での爆発だから、媒体そのものは影響を受けないとかか? 確かにイメージの中で石を中心に爆発が起こるイメージをして、石そのものが爆発するイメージはしていなかったな。


 そんな考えが頭に過り、それなら今度は石の内部から爆発するイメージで挑戦する。


 「時限爆弾(タイムボム)30秒」そう唱えて石を投げる。


 岩にぶつかり、地面に落ちた後、暫らくすると、爆発と共に石が爆砕した。


 おし、上手く行ったな。


 次は時限爆破の時間を変えてみよう。[無限収納]から新しい石を取り出すと、今度は10秒後に爆発するようにイメージを変えて「時限爆弾(タイムボム)10秒」と唱えて石を投擲する。


 石は目標物にぶつかり、地面に落ちると、少ししてから爆発した。


 こちらはあっさりと成功したな。威力は殆んど変わっていないように見える。




 次は接触爆破の実験をしたのだが、大分要領を得て来たので直ぐに完成した。


 呪文は「小型爆弾(リルボム)」だ。威力は「爆発(エクスプロージョン)」と「時限爆弾(タイムボム)」とほぼ同じである。因みに「小型爆弾(リルボム)」を唱えた後、投げたものを俺がキャッチしても爆発しない様に安全装置(セーフティ)を掛けておいたので、落とさない限り俺は爆弾化した石でお手玉もできる。ただ、石同士が接触すると爆発するけどね。


 さて、あとは土属性の魔法を併用しての実験だが、こっちも意外とあっさり成功しそうだ。


 そんな事を考えながら実験を続けた。



・・・








 実験の結果から言うと、幾らかの失敗もあったが、ソコソコの成功を収めることが出来た。あとは実戦で試すだけだな。


 実験に使った草原は・・・ 少々無残な姿になってしまったが、まぁ、問題ないだろう。街道からも大分外れてるしね。






 そう考え、インディと一緒にカーチス防風林へと向かった。



 戦闘は[気配察知][地図][隠密]スキルで隠れながら敵を索敵しつつ、「爆発(エクスプロージョン)」と「時限爆弾(タイムボム)」と「小型爆弾(リルボム)」をメインに奇襲を仕掛けたが、少々威力があり過ぎたのか、ゴブリンに当てると頭や腹が破裂して非常にグロい事になっていた。 因みにオークには槍や必殺仕●人よろしく背後からの1撃等で首から下を傷つけない様に注意して倒した。 もうオークはお金にしか見えない・・・


 金銭欲を満たしつつ、魔法主体で戦闘を続けたが、魔法での不意打ちはかなり良い。「小型爆弾(リルボム)」を唱えて[隠密]スキルで接近、石を投げれば相手は爆死。 お手軽3分クッキングって感じでした。


 気が付くと日が傾き始めていたので、王都に戻ることにした。討伐数はゴブリンは良く思い出せないが、討伐部位が取れた分だけで32体、魔石は45個。オークは20体だった。


 いい稼ぎになりそうだ。帰りに冒険者ギルドに寄って報酬貰おう・・・と思ったけど、明日でいいか。どうせ明日の朝行くんだしな。


 そんな事を考えつつ、隣を歩くインディを撫でると、インディは嬉しそうに吠えた。




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ホラーが大丈夫な人はこちらの短編もよかったらどうぞ。
ナニかがいる。
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