表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/199

第12話 楽太郎 神様に・・・

申し訳ありません。

自分で設定忘れてましたw

設定に合わせて改稿しました。


ホントにすんません。

 翌日、朝起きて柔軟体操をしている時に昨日のスキル取得の仕様のとこを思い出し、朝食後、一旦部屋に戻ってから猿田彦様に連絡を取ってみた。

 半分以上忘れてたが、神様から貰ったスマホを『無限収納』から取り出し、電話帳?を見てみると、加護を貰った5人の神様の名前があった。


 とりあえず猿田彦様に聞いてみよう。そう思い猿田彦様の名前を選択し、通話を押す。

 暫らく電話のコール音が続いたが、突然、例のピコーンって音がした。


「楽太郎は『チャネリング』を覚えたのじゃ」

「楽太郎は称号『聖人』を得たのじゃ」


 チャネリング?! 聖人?! どういう事だ?そう思った瞬間、猿田彦様が電話に出る。


「もしもーし、儂、猿田彦じゃが何か用かのぉ?」


 というのんびりした猿田彦様の声が聞こえてきた。

 いつも通りのマイペースな態度に、なんか安心する。

 今回は俺が呼び出してるから驚きはしないが、ちょっとした感動を覚えた。

 俺、神様と繋がってる。(通信的な意味で) ・・・


「ご無沙汰しています。猿田彦様。本日お呼びしたのは、スキル獲得時の効果音とメッセージについてなんですが、その前に『チャネリング』と称号の『聖人』ってなんですか?」


「ほっほっほ。『チャネリング』とは儂らの様な超常の存在と交信するスキルじゃよ。あと『聖人』とは頭が良くて慈悲深い者、もしくは徳の高い坊さんの事じゃよ。まぁ、エターナルプレイスでの聖人とは聖職者の最上位の称号で、この称号を得ると、自動的に回復魔法系の最上位まで取得するんじゃよ。あと、聖人固有の術も使えるんじゃよ。おぬしが『聖人』を取得したのは「チャネリング」で神と交信、つまり、儂とこうして話すことで『聖人』と認定されたんじゃよ」


 いあ、スマホで電話しただけなんですけど・・・

 でも、なんか、初めて魔法を覚えたらしいが、今一つ実感がないな、それより『聖人』って、なんか凄そうだけど、こんな簡単に取れていいのかな?

 そう思って質問すると、


「神と交信できること自体凄いことなんじゃよ、地球で神と交信できるものはおらんのじゃよ?100年程遡っても誰もおらんのじゃよ。こっちの世界は神々との距離が近いが、それでも今、神々と交信できるものは君を含めて4人しかおらんのじゃ」


 そう教えてくれた。 確かに神様と話せるって、良く考えると凄い事だな。

 俺の場合はスマホで電話してるだけなんだが・・・


「それで、楽太郎君。スキル獲得時の効果音とメッセージに何か問題でもあったかのぉ?」

 考えてるうちに猿田彦様から声がかかる。


「あのですね、スキル取得のメッセージそのものは大変ありがたいのですが、隠密行動中とかにあの音が鳴ると、吃驚するんですよ。 こっちの世界じゃ、今のところ毎日命のやり取りしてるんで、あの音の所為で死にました。じゃ、洒落にならないんですよ。できればスキル取得メッセージを出すタイミングを変えて頂けないかと思いまして」


「ふむ、確かにそうじゃの。ではどういった時に出せば良いかのぉ?」


「そうですね、私に戦闘中や隠密行動中の様に、私がアクティブに動いている時は出さずに、その後で一息ついてる時にでも出して貰えないでしょうか、例えば戦闘終了後等でお願いします」


「ふむ、了解じゃよ。他に何かあるかのぉ?」


「こっちで作れるコーラの作り方を教えてください」

 ダメ元で趣味全開の質問をぶつける俺。


「ふむぅ、それに関しては儂は殆んど教えられんのぉ。何せ、向こうの管理は向こうの神々の管轄じゃ、儂は向こうの事は殆んどわからんのじゃよ」

 まぁ、仕方ないか。地球の神様なんだから、こっちの事に精通してるわけねいよね。


「ふむぅ、そうじゃ!それならサスティナにでも聞けば良いんじゃないかのぉ。チャネリングスキルで繋がるはずじゃぞ」


「それはお断りします! 俺をこんな目に遭わせた張本人達に弱みを見せるような行動はしたくない!」

 俺はあの3馬鹿女神(さんばか)とは係わりたくないのだ。 係わったが最後、碌でもない事に巻き込まれる未来しか思い浮かばない。


「それではどうにもならんのぉ」


「そうですか、ありがとうございます」


 俺がそう言ってお礼を言うが、猿田彦様は何か考える様に唸り始める。

「ふーむ、コーラと言っても、色々あるしのぉ、ふぅむ。どう伝えれば良いんじゃ? いっそネットに・・・って、 あ! そうじゃった。・・・楽太郎君。すまんのぉ、非常に言い難いんじゃが、地球側のインターネットに接続する機能を加え忘れとったよ」


「えぇ?!」

 俺は突然のカミングアウトに吃驚したが、俺も忘れてた。


「すまんのぉ、早急に機能付けるんで暫らく待っておってくれんかのぉ」


「それは構いませんよ。私も忘れてました」


「コーラに関しては地球のネット情報から適当に検索してくれんかのぉ。お主のスマホを地球のインターネットと接続できるよう機能追加しよう」


「ありがとうございます。猿田彦様、あのー、出来ればネット検索する画面を大きくして貰えませんかね?」


「うん? どういう事じゃ?」


「私はPC派でして、スマホだと画面が小さくて見辛く感じてしまうんですよ」


「ふむ、それなら、おぬしのコマンドメニューからインターネットに接続できるようにしとこうかのぉ。あれならおぬしの自由に画面サイズが変えれるはずじゃ」

 おぉう、なんと便利な。あんた、神様だよ! って、ホントに神様だったっけ。


「ありがとうございます。猿田彦様」

 俺は崇敬の念を込めてお礼を言う。


「よいよい、それではこの辺でお暇するのじゃよ。早速修正せんとのぉ」

 そう言ってチャネリングは終了した。

 通話が切れたとも言うが・・・


 俺にとっては大変有意義な時間だった。

 俺も忘れていたが、ネットに繋がる。これはホントに楽しみだ。


「ググれる!」


 跳び上がって大声を出していると、朝食に呼びに来たリンスさんに可哀想な人っぽく見られた・・・死にたい。






と言った感じで改稿しました。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。


小説家になろう 勝手にランキング
ホラーが大丈夫な人はこちらの短編もよかったらどうぞ。
ナニかがいる。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ