自販機にて・・・・(“小さい”女の子、生徒会長との出会い)
誤字脱字は多めにみてやってください。m(‐‐)m
自販機につくと1人の女の子が自販機とにらめッこをしていた。
「・・・・・・・・・小さい。」
俺はその子を見たら、そう言葉が勝手にでてしまった。まぁ、すごく小さな声だったし
聞こえてないだろ―――――――――――
「小さい・・・・・だと?」
「なっ・・・。」
聞こえてたのか?!あの小さな声が?!
「聞こえてないと思ってだろう・・・・。しかし僕には“小さい”や“チビ”などの言葉はどんなに小さくても聞こえるのさ、すごいだろ。」
「は・・はぁ・・・それってすごいのか、すごくないのかわからないな・・・。」
すると(小さい)女の子はキッと俺を睨みつけてきた。
「・・・・お前は誰だ?」
「俺?・・・・じゃあ君はだれなんだ?」
「なっ!、お前僕を知らないのか?」
「知らないけど?」
「そう・・・・・・だから僕にこんな口がきけるのか。他のやつらはみんな敬語なのに・・・・。」
「こんな小さな子に敬語って・・・・・・・。」
俺は、ものすごく小さな声で呟いた。
「・・・・・・・・・殺されたいのか?」
「すいません。」
・・・・・・今度からこの子の前で“小さい”というのはやめよう・・・。まじで殺されそうだ。
「ところでお前、名前は?」
「君が名のれよ。」
「・・・・ふっ。なんという奴だ僕から名のれと言うのか・・・・。」
「あぁそうだ、俺はいくら偉いからってどう見ても俺よりちい・・・・・・・・・・年下の子に敬語なんかつかわねーよ」
そうすると(小さい)女の子は勝ち誇ったようにふっと笑った。
「明日も、その態度のままでいられるかなぁ。」
「あぁ、いられるよ。」
「なんと強情な奴だ・・・・ふふっ、明日が楽しみだ。」
そう言うと(小さい)女の子は校舎のほうに歩いていった。
「なんだったんだ?でもどこがでみた気がするような・・・・・まぁいっか。」
俺はさっきまで(小さい)女の子がいた自販機の前に立って、百円玉1枚と十円玉2枚を入れた。・・・・・・・・・マンゴーヤジュースっと。しかしマンゴーヤジュースはまだ売り切れのランプがついたままだった。仕方なく俺は“バナナミルク”のボタンを押した。すると自販機の下に何かが落ちていた。
「・・・・・・なんだこれ?・・・・・・・名札・・・?」
俺が拾ったのは“生徒会長 成宮輝和”と書かれたシルバーに輝いた名札だった。
「生徒会長・・・・・・・・なるみや?・・・・・・てる・・か・・ず? 生徒会なのか・・・・。ちょうどいい、明日から生徒会始まるし明日渡そう。女の子ならまだしも多分名前的に男だし・・・・。」
そう言って俺はその名札をポケットに入れた。
「・・・・・・・・明日が楽しみか・・・・か。」
俺は自販機をあとにした。
俺はこのとき自分が最大なミスを犯した事に気づかなかった。いや、気づけなかった。
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