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3/12

自販機にて・・・・(“小さい”女の子、生徒会長との出会い)

誤字脱字は多めにみてやってください。m(‐‐)m

 

 自販機につくと1人の女の子が自販機とにらめッこをしていた。


「・・・・・・・・・小さい。」


 俺はその子を見たら、そう言葉が勝手にでてしまった。まぁ、すごく小さな声だったし



聞こえてないだろ―――――――――――





「小さい・・・・・だと?」






「なっ・・・。」



聞こえてたのか?!あの小さな声が?!


「聞こえてないと思ってだろう・・・・。しかし僕には“小さい”や“チビ”などの言葉はどんなに小さくても聞こえるのさ、すごいだろ。」


「は・・はぁ・・・それってすごいのか、すごくないのかわからないな・・・。」

  

  すると(小さい)女の子はキッと俺を睨みつけてきた。


「・・・・お前は誰だ?」 

「俺?・・・・じゃあ君はだれなんだ?」

「なっ!、お前僕を知らないのか?」

「知らないけど?」

「そう・・・・・・だから僕にこんな口がきけるのか。他のやつらはみんな敬語なのに・・・・。」

 

「こんな小さな子に敬語って・・・・・・・。」


俺は、ものすごく小さな声で呟いた。



「・・・・・・・・・殺されたいのか?」


「すいません。」


・・・・・・今度からこの子の前で“小さい”というのはやめよう・・・。まじで殺されそうだ。


「ところでお前、名前は?」

「君が名のれよ。」

「・・・・ふっ。なんという奴だ僕から名のれと言うのか・・・・。」

「あぁそうだ、俺はいくら偉いからってどう見ても俺よりちい・・・・・・・・・・年下の子に敬語なんかつかわねーよ」


 そうすると(小さい)女の子は勝ち誇ったようにふっと笑った。


「明日も、その態度のままでいられるかなぁ。」

「あぁ、いられるよ。」

「なんと強情な奴だ・・・・ふふっ、明日が楽しみだ。」

 

 そう言うと(小さい)女の子は校舎のほうに歩いていった。


「なんだったんだ?でもどこがでみた気がするような・・・・・まぁいっか。」


俺はさっきまで(小さい)女の子がいた自販機の前に立って、百円玉1枚と十円玉2枚を入れた。・・・・・・・・・マンゴーヤジュースっと。しかしマンゴーヤジュースはまだ売り切れのランプがついたままだった。仕方なく俺は“バナナミルク”のボタンを押した。すると自販機の下に何かが落ちていた。


「・・・・・・なんだこれ?・・・・・・・名札・・・?」



俺が拾ったのは“生徒会長 成宮輝和”と書かれたシルバーに輝いた名札だった。


「生徒会長・・・・・・・・なるみや?・・・・・・てる・・か・・ず? 生徒会なのか・・・・。ちょうどいい、明日から生徒会始まるし明日渡そう。女の子ならまだしも多分名前的に男だし・・・・。」


そう言って俺はその名札をポケットに入れた。

 



「・・・・・・・・明日が楽しみか・・・・か。」




俺は自販機をあとにした。










俺はこのとき自分が最大なミスを犯した事に気づかなかった。いや、気づけなかった。


閲覧ありがとうございます。次話もみていただければ幸いですw

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