新快速6号車
通学に使う新快速電車の6両目にいつもいる、名前も知らない女の子。
想いをよせて数ヶ月――春になり、彼女の中学卒業が迫ってきた。
卒業するともう会えなくなるかもしれない。せめて名前だけでもきいておきたい――そう思っていたところ、小さなきっかけで彼女は俺の通っている高校を受験する、ということを教えてくれた。
それから、毎朝少しずつ少しずつ仲良くなっていく。
電車は今日も走る。
俺と彼女を乗せて――
想いをよせて数ヶ月――春になり、彼女の中学卒業が迫ってきた。
卒業するともう会えなくなるかもしれない。せめて名前だけでもきいておきたい――そう思っていたところ、小さなきっかけで彼女は俺の通っている高校を受験する、ということを教えてくれた。
それから、毎朝少しずつ少しずつ仲良くなっていく。
電車は今日も走る。
俺と彼女を乗せて――
第1章
2011/04/08 22:50