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Parallels  作者: 天最 高男
1/1

Parallels Ep.1《人類の選択》

ある日突然、日本中の人々は突如として謎の命がけゲームに巻き込まれる

そこでは「選別」と呼ばれる死と隣り合わせのゲームが繰り返され、

勝者だけが次の選別へ進める。

敗者は“消える”。

主要人物の中学生(3年)達

鐘祭 荘士郎:主人公。バカで臆病だが、選別を経て成長していく 本作の中心人物

月爾 和人:知略型で仲間を支える存在

華森 毅:圧倒的なフィジカルと精神性を持つ優しきバカ戦士

藤井 花丸:明るく優しいブレーキ役


──人類の本当の姿を見よ。

Ep.1 ────「はあっはぁ...」

「足を止めるな!奴は今もこちらを探しているんだ!」


ヤツは向かって来ている。何としてでも逃げなければ。

だが、彼らのいう“ヤツ”は、眼の前に立っていた。


「...ッ。はは、速いな...」

「フザケやがって!ここで死ぬもんか!」


─バッ


一人はかかとを返し即座に走り出した


─バババババッ!銃声。


「くッ。すまない!俺だけでも逃げないと!...出口だ!あと5秒だけ!」


6秒後、その“プレイヤー”は地面に倒れ、すでに息絶えていた。


『...........脱落だ。クリアは到底無理だったろう...』


謎の男はそう言い、銃をしまい込んだ

─────────────────

 

穏やかに小鳥たちを照らす朝。小さな部屋にせわしく鳴り響く目覚まし時計。

 鐘祭(カネマツ) 荘士郎(ソウシロウ)(15)は半分夢の中のまま、手探りでそれを止めた。

「……うるせぇ……」

 布団に顔を埋め、もう一度だけ寝返りを打つ。

 カーテンの隙間から差し込む朝日が、やけに寝起きの目を刺激する。


 ――今日は、何があったっけ。


 ぼんやりとした頭で考える。

 受験。模試。進路。

 どれも面倒で、正直どうでもいい。

「……学校、だる……」

 そう呟きながら、ゆっくりと起き上がる。

 部屋はいつも通り散らかっていて、机の上には昨日のプリントと、読みかけの漫画。

 この時点では、

 ソウシロウはまだ知らない。

 この「いつも通り」が、

 今日で終わるということを。

 ──

 ソウシロウはふと近くにあったスマートフォンを手に取った。

 うるさく光る通知欄の中に、グループチャット内で15年来の心の友である 月爾(ツキジ) 和人(カズト)からのメッセージが。


[一件のメールがあります。]

「あいつからメールなんて珍しいな」

 ソウシロウは画面を開いた。


[kazu/今日誰か遊べる人いますか???]


 普段はシャイであまり他人とは喋らないカズトが遊びを誘うのはとても珍しいことだった。

 ソウシロウは暇だったため、すぐさま反応した。


[Pro dogman/おれは暇だよー]


そして、すぐさま返事が来る


[kazu/ないすー。でどこ行く]


「決めてないのかよ...」


[pro dogman/とりあえずモールにでも行こう...]

[kazu/ほい]


たった二人だけの会話に思えるが、このグループチャットにはあと二人のクセツヨメンズがいる。


「どうせあいつらもくるよな...」


ソウシロウはそういうと部屋を出て、準備を始める。

──30分後


「行ってきまぁーす」

『8時くらいには帰ってきなよー』

「わかってるって」


そう親と会話を交わし、ソウシロウは家を出て、自転車を激しく漕いだ。


「やっべ、時間決めてないけど...」


ソウシロウはチャリを漕いでいるとそこにはよく彼に話しかけてくる近所の沙苗オバさんが。


オバ「あらぁ荘士郎くぅん!最近会わなかったけど元気してたぁ?オバさん寂しかったわよぉ」

いつも通りの絡みだったが、ソウシロウはどうもこの話し方が鼻につくのだ。

「あ、あぁ沙苗さん、僕も最近見ないなとは思ってました!」


これが間違いだった。


オバ「あら本当に鐘祭さんのとこの子はいい子でねぇ。よかったら中でお菓子食べていかなぁい?オバさん最近若い子の食べるあの丸くて地球みたいなブヨブヨぉのやつにハマっててねぇ、来てくれたらぁいーっぱいあげるわよ。あとは中に黒いつぶつぶがはいった甘ぁいコーヒーみたいなのにも...」


このオバさんは一度話に乗っかると亀のように遅いスピードで長ったらしく話し始める。

ソウシロウはこのままだとまた丸一日お話地獄コースだと察し


「あぁそれならこの前弟に沢山もらったんでもう平気です!忙しいのでまたの機会にでも!」


そう言い残すと爆速でチャリをかっ飛ばした。


オバ「であとはねぇ、手の中でくるくる回るはんどすぴなぁ?って言うのが...あれ、どこ行ったのかしらぁ。まぁまた明日も来るわよねぇ。」


「はぁはぁ、あの人話長いし毎回チョイスがちょっと古いんだよな...」


その間に、ソウシロウはカズトの家へ到着。玄関から騒がしい声が聞こえソウシロウは向かうと、そこにはカズト。そしてもう二人 [華森(ハナモリ) 毅](ツヨシ)と[藤井(フジイ) 花丸](ハナマル)が。


「はぁ...お前らも来るとは思ってたけどさぁ。よく連絡もなしに時間が合うんだよ...」


ツヨシ「よぉ!!ソウちゃん待ってたぞ!!」

ハナマル「で、どこ行くん??」


「お前らなぁ...」


カズト「とりま行こ」


「ほんとにコイツラどうなってんだよ...」


四人は、隣町にあるモールに向かってチャリを飛ばす。


ハナマル「道こっちじゃねぇ!」

ツヨシ「フォおおおおおお!!!」

カズト「本当にいい曲だ...」


「もうすぐ着きそうだな!」


そういって着いたのは、モールではなくうっそうと茂った森だった。


「なんだよここ」


ツヨシ「おぉ!今の時代モールごと地球温暖化対策するのか!!」

ハナマル「黙ってろ、みんなごめん!道間違えたっぽい」


「おいおい、どうやったら間違えんだっつーの。めちゃくちゃ不気味だぞ」


ハナマル「ほんとスマン!さっきの曲がり角曲がんなかったみたいだ!」

カズト「まぁ戻ろー」


「そうだな。今の時間帯で良かったぜほんとに」


四人はそう行って戻っていった。

──

木の葉が揺れる。その森の中にポツンと立っていた廃小屋。その中には外見からは想像できないほどの超絶ウルトラハイテク設備がびっしりと壁一面覆っていた。

真ん中に座っていたのは、漆黒のつなぎに身を包む男だった。彼の胸元には、刺繍でNo.19999と縫われている。


???〝次の目的地発見 北新野原街ショッピングセンター〟


そのメッセージを聞いたつなぎの男は、ゆっくりと立ち上がり、小屋の端へいき床の木目の手をかけた。そこが開くとそこには壁一面にかかる大量の銃器や刃物、鈍器などがしまわれていた。

男は黙って数個の武器をバッグや腰に装着すると、その部屋をでて、小屋をあとにした。

去ったあと、壁にあったモニターが再度光り、日本中に住む人々の個人情報が大量に映り始める。そして一通りデータを処理したのち、そこには一文 【SELECT START】 の文字が。


―騒がしい大通りを抜け現れたのは、彼らの目的地 北新野原街ショッピングセンター


ハナマル「やっと着いたな。道間違えてスマン」

カズト「まぁいいから早く行こう」

「おっそうだな」

ツヨシ「まずはフードコートいかね?ちょい腹減ったわ!」


そういうと四人はフードコートへ向かっていた。

そして、フードコートに着いたのはいいが、それよりも...


ツヨシ「おいおいすこし混みすぎじゃないか?」

カズト「しかたない。今は休日の昼頃だからな。」


彼らは残念がりながらもなんとか席を見つけそこに座ろうとする


─ドン.


ちんぴら「ッてぇな!何なんだお前はァ!」

ハナマル「あっすいません!よく見てなくて!」

ちんぴら2「...ッチ、いいからどけ。」

カズト「はぁ、何も言わず退こう」


カズトは小声でハナマルにそう言い四人は退こうとする。

しかし、ここである男が出しゃばっていく


ツヨシ「オラァ!!俺の大親友に何をしやがる!こっち来やがれェ!!」


ツヨシはそう言うと彼らの座る机を叩き、睨みつけた


「おい!やめとけって!」

カズト「こういうときに出しゃばりやがってあのバカヤロウ...!!」


ソウシロウとカズトは頭を抱え、ハナマルは困惑


ハナマル「いいって!とにかく別の席を探そっ!!」

ツヨシ「ッるせェ!!仲間をバカにされてたまるかッ!」

ちんぴら「何だこいつwおもしれぇヤツだ」


ちんぴらは煽るようにツヨシを睨み返すと、ツヨシの怒りは最高潮に


ツヨシ「このヤロウ!!ぶちのめしてやる!」


ツヨシは向かってきたちんぴらを軽い体当たりで吹き飛ばした


ちんぴら「いてぇぞこのヤロー!!ぶっ飛ばす!」

ちんぴら2「ゥオラッ!!」


─バゴッ


ちんぴらは、普通の中学生の体格であるツヨシを舐めてかかり、顔を殴ってしまう

──しかし


ツヨシ「いてぇなこの野郎!」

ちんぴら「...何ッ!?」


ツヨシの頬は少し赤みがかっただけで、まるで効いていないようだった

ちんぴらは、中に鉄の詰まったサンドバッグを殴ったような感覚をおぼえた。


(まずい...このままじゃツヨシはヒートアップしちまうッ!)


そうおもったソウシロウは、カズトと目を合わせ、ツヨシを持ち上げた。

そしてそのまま走り出し逃げていった。


ハナマル「ま、まってくれ!!」


そういってハナマルも走り出して行った


ちんぴら「...あ、アイツ本当に中坊かよ...」

ちんぴら2「見掛け倒しだゼ...」

───────

  〝ウィーン〟

深く響く足音。モール内に入ってきたのは、黒いつなぎに身をまとったあの男だ。

彼は賑わうモールを見渡し、一人トイレへ向かった。

トイレへ入った彼は周りを確認すると個室に入る。

 彼は大便器に手をかけると、まるで魔法のように左にズレ、そこには大量の«基盤»が。

彼は胸ポケットから謎のデバイスを取り出すと、その基盤にかざし、何かのデータをスキャンした。

今、男はデバイスでこのモールの情報をハッキングし、監視カメラもすべて停止させた。


No.19999「...」


黒いつなぎの男、いや、No.19999はトイレを出、近くの古着屋へ。


店員「いらっしゃいませ!」

No.19999「...すみません。試着室はどちらに。」

店員「試着室ですね!こちらへどうぞ!」

No.19999「...どうも」


No.19999は試着室に入ると、外側にいる店員に問いかけた


No.19999「...すいません。この服の1sz大きいのは。」

店員「えぇ!ございますよ。ただいまお持ちいたしますね!」


足音が遠ざかっていく


NO.19999「...」

─ガチャ

彼はポケットから銃を取り出し、カーテンの向こうがまるで見えているかのように構えた


店員「お待たせいたしました!こちらでお間違いないでしょうか?」

NO.19999「いま出て確認します。...お疲れ様でした。」


─グッ

──パァンッ!!

カーテン越しに発砲された弾丸は、カーテンを貫き、店員の額をも貫いた。

地面にともに倒れた洒落た衣装は、一瞬でべに色にそまった。


店員2「なんの音だ!平気か?」


別の店員はその光景を目にするなり口を塞いで座り込む。


店員2「なんだよ...これ...」


店員はふらつきながらも立ち上がり、恐る恐るすぐそこの試着室の穴の空いたカーテンを開く。

─シャッ

しかしそこには何もなかった。はずだった。


店員2「うぐっ」


背後から迫っていた危機にも気付かず、首を締め上げられる


No.19999「アパレル店員なら、背中のおしゃれにもキを使わないと...」

店員2「ガはっ..警察を...お前は....おわ..り..だ..」

No.19999「無駄だ。そして今から始まるんだ。」

─ドサッ

───

カズト「...ッ。おい、聞こえたか、今の音。」

「音って、さっきの花火みたいな?」

カズト「あぁ。しかし屋内で花火はありえないだろ。しかも公共の場で」

ハナマル「誰かのいたずらでしょ?Youtuberとかさ」

ツヨシ「あぁきっとそうだ。さっきのちんぴらかもしれないな。許せねェ。」

「まぁ気にすんなよ。はやくヴィレバンいこうぜ。」

───

No.19999「さぁ。やろうか」

─ポチ

モール内が一斉に停電し、また点いた。


「ん、何だ?今電気消えたよな?」

ツヨシ「確かに、まだ明るいけどそういう感じはした」

カズト「あぁ。やっぱりなんかやっているのか?イベントとか...」

ハナマル「うーん...あれ?ここにさっきまであったテレビなくなってる...」

「なんだって?やっぱり何かおかしいかも...」

─ゴゴゴ...

その時、何かがやってくる気配がした


『きャぁぁぁぁァ!!!』

「っ!なんの声!?」

ツヨシ「おいおい、一階のイベントだって。気にすんな」


───一階

インフルエンサー「そう!そこからが僕の始まりだったのさ!」

観客「おぉ!すごいな」「あぁ。ここまで出てこれたのも納得だ!」

「さすが!」

インフルエンサー(心)「なーんて嘘だっつーの。インフルエンサーなんてただ他の一般人より優れて見えるだけ。注目ありきの存在だよ。」

インフルエンサー「みんなも自分の好きなことを信じて!まずは一歩進んでみよう!」

(心)「これも嘘!誰かのマネして生きるの最高!」


観客 ザワザワ...


インフルエンサー「なんだ?...なんだあの奥に見える光...」

─シュバッ

インフルエンサー「グフッ」


鮮血が地面に飛び散る


観客「「きゃああああ」」

「逃げろおおおお!」

──────

カズト「!!やっぱり、なにか起こってるぞ!」

「そうみたいだ、下を覗いてみるぞッ!」

二人はそう言い走っていく


ハナマル「あぁ行こう」

─ガシッ

ツヨシ「まて!本当になにか起こってるなら、知ってからじゃ遅いよ。あの二人なら速いから、俺達は残って情報を共有し合おうぜ!」

ハナマル「えっ、でも、あの二人行っちゃったよ!教えに行こう!」

ツヨシ「平気だ。あの二人に何かあったら、俺がぶっ殺してやる!」

────

カズト「ソウシロウ!こっからなら見れるぞ!」

「あぁ!」


二人はそう言うと、一階を見下ろした


「なんもな...」

─パアン!

カズト「うわっ!」


二人は再び下を覗いた

そこには、まさかの光景

«死体»

が横たわっていた。


「うッ!オェェ」

カズト「あ...う...嘘だろ...」

人々「きゃああ!!」「逃げろ!!殺人だ!!」「どけっ!!」


─コトッ


No.19999「フフフッ...」

カズト「あ、あい...つ..?」


No.19999「さぁご覧あれ!!地獄...いや、【選別】の始まりを!!!!」

そういった男の目には、かつてない幸福と輝きに満ちていた────

Ep.1

読んでくださりありがとうございます。

初めての執筆なのでとても不安です(笑)

因みに、ソウシロウだけセリフの前に名前がないのは、ソウシロウ目線を味わってほしいのと、読んで下さる貴方がたも主人公であるということを体感してみてほしいからです!

いかがでした?もし改善点などあればコメントでアドバイスいただきたいです!

Ep.2に関しては、しばらく時間がかかりそうです。

要望あればなるべく早く執筆いたします!

次回から本格的に選別というものが始まり、どんなものかをしれます!

ぜひ楽しみに待っていただけるとありがたいです!

これからもお願いします!

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