悪役令嬢レーアVS淫魔リリトー
リリトーは、全身から紫電を放ち、フェロモンと魔力などの混合物を、貴族令嬢たちに浴びせる。
「これで、全員淫魔にして、上げるわねーー♡」
そう言いながら、リリトーは淫猥な笑みを浮かべるて、紫電を放出し続ける。
「あが、あがが、ガアアアアァァァァ」
「ウガアッ!! ウアアァァアアアアッ!?」
「ああわわわわ、ビリビリするっ!」
「おわああああーーーー! はああんっ♡」
凄まじい魔力を含んだ紫電を浴びせられる貴族令嬢たちは、やがて異変が起き始める。
彼女らの頭から、巻き角や黒羽などが生えてきて、中には失神してしまう者も出た。
「行けっ! 新たな妹たちよ、奴を押さえなさいっ!」
「はい、行きます…………」
「いやん、お姉さまの為ならば♡」
リリトーの命令により、白眼を向いたまま、サキュバス化した貴族令嬢たちが、歩き出してくる。
もちろん、レーアを押さえつけるために、彼女たちは、ゆっくりと近づいてくるのだ。
「ひぃぃっ!? く、くるな、来ないでっ!?」
レーアは、レズビアンではないため、当然ながら望まぬ洗脳&淫魔化など恐怖でしかない。
しかも、同じ女性たちから狙われている状況で、まさに窮地に陥っている。
「レーアさま、お慕い申してましたわ♡」
「私も、ずっと狙っていましたのよ~~♪」
「だから、来ないでってば」
「そうそう、その調子よっ! 次いでに媚薬も飲もうかっ!」
両手両足を、貴族令嬢たちから拘束された上に、レーアはスベスベの腕や太ももを撫でられる。
そんな中、リリトーは彼女に対して、より強力な紫電を放ちまくる。
「うあああああっ!?」
正直に言うと、紫電は気持ちよく全身を刺激しているため、レーアは漏らしそうになってしまう。
しかも、周りからサキュバス達により、フェザータッチされているから余計に、敏感になる。
「貴女、私の洗脳魔法がかかり難いみたいだけど?」
「うう? 私の母は、魔術師としては、かなり優秀だったのっ! だから洗脳魔法には耐性があるのよ」
近づいてくるリリトーに対して、レーアは鋭い眼光で睨むが、体は疼いて仕方がない。
「ふぅん? まあ、それなら、それで堕ちるまで楽しませて貰うわ」
「ちょっ! 何するきよっ!」
「レーアさま、良い事しましょーー♡」
「これから、たっぷり可愛がって上げますわぁぁ♡」
リリトーは、相変わらず妖しい笑みを浮かべながら、レーアの体を宙に浮かせた。
そして、ベッドに寝かせるような状態に固定して、再び彼女の体に、サキュバス達が群がる。
「うへへ…………ほぉら、ほぉら、余計な衣服は脱いじゃいましょうね~~♪」
「ひひっ♡ 良い体ですね~~♡」
「さあて、邪魔なブラを外しましょう」
「お耳をペロペロしちゃうわよぉぉ~~♡」
「いやっ! やめてぇぇーーーー」
黒髪ロングヘアのサキュバスは、ブレザーを脱がしにかかり、スカートも取り外そうとする。
金髪ショートヘアのサキュバスは、瞳を紫色に光らせ、両足を擦り続ける。
茶髪ボブヘアのサキュバスも、口角を上げながら、ヘラヘラと笑いながらシャツに手を伸ばす。
舌を動かし、耳に吐息を吹きかけながら、白髪ミディアムヘアのサキュバスは呟く。
他にも、何人ものサキュバス達から体を擦られ続ける中、レーアは顔を左右に振って嫌がる。
このままじゃ不味い、いずれ堕ちてしまうっと、彼女は焦りまくるが、しかし今は何もできない。
「さあ、焦らすのも最後ねっ! 思いっきり、お姉さんの目を見ましょうねーー♡」
「あっ! このっ! 止めてっ! あ…………」
『カタン』
リリトーは、仕上げにかかり、瞬間移動を使いレーアの背後に現れた。
そして、両頬を優しく撫で回すように掴みながら、彼女の顔を覗きこもうとした。
奴は、魔眼の魅了により、まずは洗脳してから、サキュバスに変える積もりだ。
しかし、ここで床に手鏡が落ちてしまって、物音を立ててしまった。
「あっ! しまったわ…………♡」
「うわっ!! 痛いっ!?」
リリトーは、手鏡に写った自分の目を見てしまい、魅了魔法にかかってしまう。
彼女の魔法が解けてしまい、レーアは床に背中から落下してしまった。
「えっ? いったい、どうしたの?」
「あっ?」
「うう?」
「あふん♡」
「ふぉぉ♡」
レーアは、いきなりの出来事に思考が追いつかず、ただ混乱するばかりである。
黒髪ロングヘアのサキュバスは、ボケ~~と立ち尽くしているだけで動かない。
金髪ショートヘアのサキュバスも、眠たそうな顔で口から、ヨダレを垂らし続ける。
茶髪ボブヘアのサキュバスも、顔を紅潮させるだけで、白眼を向いたままだ。
真っ赤な舌を尽きだし、白髪ミディアムヘアのサキュバスは、目をブルブルと震わせている。
どうやら、リリトーによる術が解けてしまったらしく、彼女たちは混乱しているようだ。
「いったい、何が起きたの? はっ! これは…………お母様から頂いた魔法の高級手鏡?」
レーアは、近くに落ちていた手鏡を拾い上げながら、洗脳魔法にかからなかった理由を理解した。
「ああ、あ♡ 美しい」
肝心の術者であるリリトーは、レーアに対して、さっきとは違う可憐な乙女みたいに振る舞う。
「お姉さん、いや? お姉さまっ! リリトーの術に耐えたばかりか、私を逆に洗脳してしまうとは流石ですっ!」
「えっ? この流れって、まさか? 貴女、私に惚れたのっ!?」
まさかのリリトーは自分自身が仕掛けた魔法で、レーアを心から好きになってしまった。
「はいっ! お姉さまっ! 私、リリトーは貴女の奴隷になって働きますから~~♡ 嫌なら嫌でも、好きにさせますよっ!」
「ちょ、ちょっと? それじゃ、さっきと同じ状況じゃないっ! いや、主として命じるっ! 私にHな事や洗脳を行うなっ! 周りのサキュバス達にも徹底させろっ!」
リリトーの洗脳魔法を、再度回避するべく、レーアは慌てて命令を下す。
「ああ、そんな、お姉さまああ~~♡ リリトーは、貴方と一緒に居たいだけですぅぅ♡」
「私もよぉぉ~~」
「もう我慢できないです♡」
「レーアさま、せめて頬擦りだけでも、させて下さい」
「スキンシップ程度なら良いでしょーー♡」
リリトーは命令を聞いて、残念そうにしながらも、ペットのように抱きついてきた。
イヤらしい事はしないと誓っても、どうやら、ベタベタするのは良いと思っているようだ。
黒髪ロングヘアのサキュバスは、また近づいてきて、左腕に絡みつく。
金髪ショートヘアのサキュバスも、そっと右手や肩などを擦ってきた。
後ろから括れを掴みながら、茶髪ボブヘアのサキュバスは、頬を背中にくっつける。
腰に手を回して、白髪ミディアムヘアのサキュバスは、耳元て囁いてきた。
どうやら、彼女たちは、リリトーによる術が、まだ完全には解けてないようだ。
「ちょ、ちょっ! ちょっ! 離れなさいーー!! 私は、レズビアンじゃないのよっ!?」
「嫌ですっ!! お姉さまっ♡」
不本意ながらレーアは、リリトーを含む自分の奴隷サキュバスたちを、大量に得ることとなった。
こうして、彼女の物語は逆ハーレムエンドならぬ、望まぬ百合ハーレムバッドエンドに終わった。
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