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「変なこと、言わないでくれるかな? 先輩にむかって、ね?!」
「いやぁ〜ん、怒らないで、先輩!」
そう言いながら、ウィンクする第三者さん。
あー、いつまで、付き合わないといけないのかな?!
か、帰りたい!
「あーっ、先輩達、邪魔ですよ。」
フッ、新たな女性が登場。
私は、ため息をつく。
「あれ? どちら様?? もしかして…、入部希望者!?」
「ちがいます!」
新たな女性さんにハッキリと返事を返していると、鞄が震えているのに気づく。
スマホ、マナーモードにしているので、スマホを見てみる。
うわっ、担当さんだ―
私は、慌てて立ち上がると、宮永先輩を見る。
「すみませんが、用事があるので、失礼しますね。 コーヒー、ありがとうございました。」
頭を下げてお礼を言うと、部室を出たのだった。
――その時、私の鞄を見て、驚いた顔をしていた女性に、私は、気づかず通り過ぎていった。




