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キョトンとした顔で、私を見る、先輩殿。
あぁ、と言った感じで、口を開く。
「ちょっと、今までの女性とは違う反応で、おもしろそうだったから、ね?」
……はあ? なんですと?!
スーッと、私の目が細くなる。
い、いけない、いちおうは、『せんぱい』。
まだ、入学したてなのに、問題を起こしては、だめよ。
私は、眼鏡をクイっとあげて、
「そうなんですか。 そんな理由でしたら、他所を当たって頂けませんか? それでは、失礼致します。」
ハーーッ、やってしまった―――!!!
ど、どうしよう?!
つい本音を言ってしまったよーー!!
私は、そーっと、先輩を見る…
先輩は、ちょっと驚いたような表情を浮かべている。
ハッ、今なら、逃げられるかも?!
私は、スクッと立ち上がり、去ろうと試みる。が、あえなく、失敗する。
「あれぇ〜、先輩、いけないんだ。 女の子、部室に連れ込んだりして、このス・ケ・ベ。」
第三者の登場で、逃げられなくなってしまったのだった。




