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玄米茶の香りに、淡い想いをそえて  作者: みこくるみ
第五章

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2

「ごめん、遅くなったね。」



そう言って、イケメンさんとぶりっ子さんが入ってくる。

私達は、気にせず、またかって感じで、二人を見る。

イケメンさんもその辺りは認識してるらしく、ひとつため息をつくと、横に立っているぶりっ子さんに、



「藍澤さんは、僕から、()()()、席に座ってくれるかな?」



有無を言わさずに笑顔を浮かべ、椅子を指す。

少し困惑したような顔をしたぶりっ子さんは、何かいいかけるように口を開こうとする。

私は、ため息をつくと、



「言われた通りに、は・や・く・してくれますか? ムリなら、帰っていいですか?!」



イライラしていた私は、つい、冷たい声で言い、ぶりっ子さんを冷めた目で見る。

横に座っているユイちゃんが拍手している…



「な、なによ! あなた後輩の癖に、意見しないでくれる?!」

「……」



私は、再度、ぶりっ子さんを冷たい目で見る。

私、曲がった事は、キライなので!

売られた喧嘩は、買う主義よ!!

さあ、どう痛めつけようか?!



私が口を開こうとするより先に、



「僕の方が先輩だから、話を聞いてもらおうかな、藍澤さん?」



イケメンさんが冷たい笑みを浮かべるとぶりっ子さんに声を掛けた。

ビクッとしたぶりっ子さんは、おとなしく席についた。

それをみたイケメンさん、今度は、私を見ると



「怖い事は、考えずにしばらく帰らずにいてくれるかな、河森さん?」



言って来た。

いやぁ〜ん、なんで見透かされているのかしらん?(ぶりっ子風)



仕方ないから、はい、とだけ返事を返した。



それからは、何事もなく時間が過ぎていき、サークル活動を終える事が出来た。

私は、ユイちゃんと一緒に帰ろうと準備をしだす。



そんな私の前に立ちはだかる影。

私は、おや?、と思い、顔を上げると…

ぶりっ子さんがいた。



「なにか、ご用ですか?」

「ちょっとあなた、生意気ね。」

「はぁ、そうですか? では、さようなら。」



私は、そう言うと、席を立ち、帰ろうとする。

そんな私のカバンを掴む、ぶりっ子さん。

ツンと掴まれた私は、コケそうになり、机にぶつかる。

ガタンと音がしたため、何人かの視線を集める。



私…

平穏な大学生活を送りたいのですが……





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