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玄米茶の香りに、淡い想いをそえて  作者: みこくるみ
第五章

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なぜ、こうなった? 1

私は、一人、会場を出て、ホテルにあるレストランに来、担当さんのはからいで用意されている夕食を頂いている。

ああいう催しでは、食べる所まで、長く居続けないからね…



ホント、今日は、余計に疲れた!

卒業してから、キレイさっぱり、忘れていたのにな……

ハァ〜〜、ヤレヤレ。



それにしても…

()()コンビ、まだ、続いていたんだ。

それなのに、なぜ、あの人、私の家に上がり込んだんだろう?

あちらに行ってくれてもいいのに。

よくわかんないや。



そんな事を考えていると、嫌でも、あの時を思い出さずにはいられなかった。








――宮永せんぱい!



今日も甘ったるい声で、私の隣にいるイケメンさんに声をかけるぶりっ、ウゥッ、女性。



「藍澤さん、なにかな?」



それに律儀に答えるイケメンさん。

この人、人当たりは、いいからね〜

内心、ヤレヤレと思いながら、二人から視線を逸らすと、そっと、距離を取る。



側にいると、めんどくさいし、しんどくなるのよね、ハァ〜。

このイケメンさん、いろいろそつなくこなすし、人付き合いもいいから、人気があるのは、ワカル、だがしかし、なんとなくだけど、私に絡んでくるのよね、やたらと…

初対面の時、『オモシロイ』と、私の事、言ってたけど、なんでやねん!

ほっといてほしいんだけどな。



私は、イケメンさんをおいて、部室に入る。

すると、そこには、先客がいて、コーヒーのいい匂いがしていた。



「ユイちゃん! 来てたんだ。」

「はい! 先生、コーヒー、飲みますか?」

「ありがとう。 ミルクと砂糖をもらうね。」



ユイちゃんから、コーヒーを受け取り、ミルクと砂糖を入れ、まぜまぜする。

一口飲み、ホッとする。



「そうだ、ユイちゃん…」

「なんでしょう?」

「その、先生、呼び、やめてほしいんですが?」

「ムリです。」



即断ですか…



ユイちゃん事、長峰 唯。

私の同期なんですが……

なんと! 

私の書いてるラノベのファンなのが判明。

しかも、私のカバンにつけている、アクリルキーホルダーの贈り主だった事で、身バレをしてしまい、先生、呼びが始まってしまったのです。



だけど、素性を隠したい私は、このようにたびたび、お願いしているのです。

まあ、ユイちゃんもその辺は、わかってくれて、人前では控えてくれるようになったけど、やっぱり、コショバイから、やめてほしいんだけどね。



そんなこんなを考えながら、コーヒーを飲んでいると、他の部員がちらほら入室してきた。



あのイケメンさんは、まだ、来ない―





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