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玄米茶の香りに、淡い想いをそえて  作者: みこくるみ
第四章

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6

うーん、ひさびさの外出か…

イヤだなぁ〜



なんて、思いながら、担当さんが運転している車に乗ってます。

時間通りに迎えに来られ、仕方なく、車に乗り込みましたよ。



私自身、服装とかこだわりがないので、行事などがあると、服からメイクまで、してもらえる所に連れて行かれるのよね、ハァ〜

私の頭の中には、ある歌がリプレイされている。



『ドナドナドナドナ〜、子牛を乗せて〜』ってね。



仕方ない、やる気はないけど、おとなしく(?)、がんばろ〜!



いろいろと装備(?)された私は、担当さんの車に乗せられて、会食のある場所に向かってます。



今回は、なんでも、私が気分転換で書いた小説をドラマ化したいとの話があり、それに出演してくれる人達との顔合わせをする為に出て来たのです。

が、私は、ドラマとか見ないので、芸能関係は、サッパリ。

なのに、顔合わせですとー?!

断ったのに、無念。

顔に出さないようにしないと……

早く、帰れるかな。



そうこうしているうちに、目的地に到着し、車を降りて、担当さんの後をついて歩く。

今回は、ホテルの一室を借りてるそうな。

別に私を呼ばなくてもいいのに…

でも、大人の事情ってのもあるんだろうな、こわい、こわい。



でも、『X』で投稿したら、(楽しみにしてます!)って、言ってくれてる人もいたしな……



うん、がんばろ!



いろいろと考えて歩いていると、急に体が、ドンっとぶつかり、コケそうになる!?

オタオタしていると、手を掴まれて、コケそうになるのを回避し、ホッとするが、その手の持ち主になんともいえない表情をされて、苦笑いを浮かべた。



「すみません、ボーっとしてました。」



担当さんは、ため息をつくと、大丈夫ですか?、と聞いて来る。



「はい、すみません。 ちょっと、緊張してます。」

「大丈夫ですよ、単なる顔合わせですから。 ただ、微笑んでくれてたら、終わると思います。 」

「……」



ははは…

そんなバナナ……



と、とりあえず、おとなしくしておこう!

そう決意し、会場に入った私です。



会場に入ると、すでに何人かの人がいて、談笑をしていた。

一人の男性が、私達に気付き、挨拶してくる。



「堤さん、来ていただきありがとうございます。」

「いえ、こちらこそ、お待たせしてしまい、すみません。」

「いえいえ、ご無理をいい、すみません。 そちらの方が……」

「ええ、そうです、胡桃先生です。」



担当さんに紹介された私は、にっこり微笑んで、挨拶をした。



「初めまして、『胡桃 モコ』、と言います。 よろしくお願い致します。」



そういい、お辞儀をしたのだった。



ううっ、つ、ツライよ―

微笑むって、むずかしいよ〜〜



私は、挨拶した後、担当さんに言われた通りに微笑む。

顔が、引き攣りそう。

でも、がんばるのよ。



「胡桃先生、ご無理をいい、すみません、ありがとうございます。 ドラマを担当する事になった、プロデューサーの根本です。」



名刺を差し出されて、私は、受け取る。

ざっと、名刺に目を通し、私は、また、微笑み返した。



「ぜは、皆に挨拶をしたいので、こちらに来ていただけますか?」



そう言われた私は、担当さんと一緒について歩いていった。





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